積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

 

 

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youtu.be

(↑※アニメ版のトレーラーです)

 

occultic9.jp

 

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-を遊びました。

志倉千代丸氏の書かれたライトノベルが原作で、漫画、アニメ、そしてゲーム…と様々な媒体で発表されており、それぞれ少しずつ異なる展開になっているそうです。

私は原作、漫画は未読。2016年に放映されたアニメは視聴済で、今回はVita版をしました。

 

 

世界はインチキで溢れている。

 

 

 

ゲーム紹介と感想。

感想はネタバレしかしてないのでご注意ください。

 

 

 

 

あらすじ

(※パケ裏の説明より引用)

 

吉祥寺に住む我聞悠太は、オカルト版まとめブログ『キリキリバサラ』の管理人。

アフィリエイトで一攫千金を狙う日々を過ごしていた。

そんな悠太のブログをキッカケにして、見ず知らずの9人の運命がさまざまに交差し始める。

それは小さな『違和感』を生み、やがて、想像を絶する大事件へと繋がっていく。

 

黒魔術、死後の世界、超能力、占い、異次元世界、預言、催眠術、都市伝説。

———世界はインチキで溢れている!

9人の変わり者たちがオカルトの真理を暴いていく!

 

 

 

登場人物紹介

 

 

簡単に登場人物の紹介……今作は一部メインキャラクターの名前が判明するのがかなり遅かったり、ルートによっては登場自体もかなり遅かったりするのでどこまで書いたらネタバレなのかちょっと私には判断ができないので不安なのですが、とりあえずメインの9人+αを書き出しています。

※主観が入ってます。

 

 

我聞 悠太がもん ゆうた(CV/梶裕貴)

 

オカルトを否定するアンチオカルトブログ、『キリキリバサラ』の管理人。

愛称は【ガモタン】【ガモ先輩】【ガモタくん】など。

アフィリエイトで働かずに飯を食う将来を夢見る17歳。

(※自称「クズニート」だけれど、成明高校2年生、つまり高校生なのでニートではない。)

数年前に父親を亡くしており、現在は母と二人で暮らしている。

ネットスラングを日常会話でもバリバリ使うオタク。

 

 

成沢 稜歌なるさわ りょうか(CV/佐倉綾音)

 

我聞より1学年後輩、16歳の女子高生。

愛称は【りょーたす】。

自称「ガモタンの使い魔」。

「ぽやや?」「いししゅ!」等、良くわからない言葉を使いいつも自由奔放で、突然謎の歌や踊りを披露するなどJKとは思えないほど天真爛漫な性格をしている。

おっぱいがめちゃくちゃ大きい。二次元女子でもこのサイズはなかなかいないのでは?というレベルで大きい。

 

 

相川 実優羽あいかわ みゆう(CV/吉田仁美)

 

16歳の高校1年生。

【女子高生美少女占い師】として、「みゅう」というHNで動画投稿サイトで生放送を行っている。

愛称は【みゅう】【みゅうポム】。

川畑千津という同級生と非常に仲が良い。

 

 

橋上 サライはしがみ さらい(CV/石川界人)

 

19歳。成明大学に通っている。

成明大学教授・橋上諫征の息子。

常に論理的で合理的な思考をするリアリスト。

幅広い知識を持ち、オカルトを断固否定している。

 

 

澄風 桐子すみかぜ とうこ(CV/伊藤静)

 

オカルト雑誌「月刊ムムー」の記者をしている社会人の女性。23歳。

オカルト雑誌の記者をしているだけありオカルト関連の広い知識を持っている。

占い+生放送で有名になっている実優羽に取材をしたことがあり、それ以来実優羽とは親しくしている。

オカルト系の論文を発表している橋上教授とも面識があり、橋上教授の息子であるサライとも顔見知り。

 

 

紅ノ 亞里亞くれないの ありあ(CV/沢城みゆき)

 

吉祥寺駅周辺で「紅ノ館」という黒魔術代行屋を営んでいる少女。

人形と見紛う程に整った顔をしており、「紅ノ館の店主が超カワイイ!」とネットで話題になっている。

 

 

日下部 吉柳くさかべ きりゅう(CV/谷山紀章)

 

亞里亞の黒魔術代行業を手伝っている目つきの悪い男性。

 

 

???(CV/能登麻美子)

※ゲーム本編で自ら名前を明かすことが無い為、一応伏せておきます。

 

度々悠太の前に現れるお姉さん。

おっとりとした喋り方をする、不思議な色気のある美人。

絵を描くことが趣味なのか、我聞と公園で会った時はスケッチブックに向かって一心に絵を描いていた。

 

 

森塚 駿もりつか しゅん(CV/柿原徹也)

 

非常に童顔で身長も低めのためパッと見は中学生くらいに見える男性だが、実は刑事。年齢は26歳。

アニメやカードゲーム等が好きらしくそのジャンルに関しては余計に饒舌になるため、そのせいで更に幼く見える。

誰に対しても良く言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしく接する。

観察力と勘に優れており、笑顔で親し気に話しかけてくる割には目の奥が笑っていない事が多い。

 

 

鬼崎あすなきさき あすな(CV/明坂聡美)

 

とある事件の捜査をするために吉祥寺にやってきた成明高校3年生、18歳の少女。

特殊能力持ちで現役女子高生ながらFBI捜査官をしており、森塚の事をとても尊敬している。

悠太に「猫っぽい」という理由で【あすにゃん】と呼ばれる。

 

 

和泉 公平いずみ こうへい(CV/津田健次郎)

 

悠太たちが溜まり場として使っている「カフェ☆ブルゥムーン」のマスター。

43歳。化粧をしており、オネエ口調で喋る。

自らの事を【イズミン】と呼ぶように言っている。

 

 

川畑 千津かわばた ちず(CV/長縄まりあ)

 

実優羽の親友。

実優羽の生放送も常にそばで支え続け、実優羽に何か悪い事が起こらぬように目を光らせている。

動物が好きで、初対面の悠太にも明るく話しかける人懐っこさを持つ。

 

 

ゲーム概要

 ゲームは主人公の我聞悠太目線で進行するビジュアルノベル。テキストゲーです。

悠太のモノローグ以外の部分(キャラクターの台詞)はフルボイス。

 

ルート分岐がありエンディング数は全部で5つ(※EXTRAに登録されるのは5つだが厳密には6つ)ありますが、選択肢を選ぶことでルートが分岐するのではなく、悠太が運営している【キリキリバサラ】のブログ記事をどういう内容にするかによってルートが決定されます。

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序盤に数回ブログ記事を書いた後は選択肢の無い文章をエンディングまで読み進める事になります。

……ルート分岐のためのブログ記事なのですが、ヒントは全くない上にどのルートに入ったのかさっぱりわからないまま進行し続けるため、かなり難しいです。

1度読んだことのあるテキストはスキップできるとはいえトゥルーエンドを見たければ最短でも同じ話を3周以上はする必要があるので、私は結構早い段階で諦めて攻略サイトにお世話になってしまいました。

ただ、何故か攻略サイトの通りにしてもバッドエンドに向かうこともありました。(これは確実では無く、あくまでも私の場合なのですが(※ネタバレにつき反転)、【2/11に各ルート分岐条件に必要な記事をアップした後は、ガモタンがブログ記事を更新する期間中もう一つの分岐条件であるメインワードを使ってずっと記事を書き続ける(サブワードは適宜変更する)事で無事にルート分岐しました。桐子ルートと実優羽ルートで2/12以降に1回でも別のメインワード(ムムー・占い以外のワード)を使って記事を書くと終盤でバッドエンドでした】)。

 

バックログ機能があり、セリフは何度でも聴き直せる他、いつでも戻りたい部分から再開することが出来ます。

セーブもメニュー画面からいつでもできる上に重要な場面の前には自動的にクイックセーブもしてくれます。

メニュー画面やタイトル画面等は全体的にスタイリッシュでお洒落な感じで好みでした。BGMもお洒落。

でも、ほぼノベルゲームなのに文字のサイズが何故か異様に小さいので少し目が疲れるかもしれない。

 

悠太は父親の形見である「スカイセンサー」をいつも持ち歩いており、本編ではテキストを送る「次」という表示が黄色くなったタイミングでこれをチューニングすると「マスターマストマーダー(通称:マママ)」という番組を視聴することができます。

 

マママは全部で30話あり、ルートによって聴くことの出来る回が異なります。

※トゥルーエンドへはマママ視聴も条件となるため、見つけたら回収しておいた方が後々楽です。

 

CEROレーティングはD。

結構エグい遺体描写が何度かバーンと画面に表示されますので、血や残酷な描写が一切ダメな方は注意が必要です。

 

 

※※以下、ネタバレ満載の感想。※※

 

 

 

 

 

感想(※ネタバレ満載)

 

 

アニメ観てた時も思ってたけど高校生はニートじゃないからな我聞悠太くん(※ガモタンは卒業後の進路として アフィブログのみで収入を得るニート になりたいようです。気持ちはわかる)。

 

 

キャラクターについて

 

ガモタンはバリバリオタクなのでモノローグはオタク用語満載の、いわゆる『そういうノリ』だし、りょーたすもかなりの電波でわけのわからない言葉で喋ったり歌ったりする等キャラクターはかなり癖が強いです。このキャラに惹かれるか引くかでかなり好みはわかれそうです。

私はアニメ視聴時は森塚とサライが特に好きだったんですが、ゲームで1番深く関わる……というか、ずっと心情を聞くことになるせいなのかガモタンの魅力もよく分かった気がします(別に今まで嫌いだったという訳でもないですが)。

アニメ視聴はHDDの容量を減らすためにかなり駆け足視聴だったので、ネット用語を会話に普通に混ぜ込んでくるテンプレオタク主人公の勢いになかなかついていけてなかった部分が多少あったかも。

ゲームだと好きな速度で進められるからなのか、さすがにそういうノリにも慣れました。笑

……それと、りょーたすがとてもとてもかわいい!!

この子もアニメを観た時はちょっと癖が強すぎて「えー…?」という気持ちだったんですが、慣れてきたらガモタン共々この子の謎テンションには何度も救われたなあ…と自覚できました。

りょーたすの謎の言語は音声だけだとよくわからない時があるので、私にとっては文字で追える媒体の方が魅力がわかりやすかったかも。

オカm…オネエキャラは大体好きになってしまうので、イズミンのこともアニメ視聴時からずっと好きだったのでやっぱり正体がわかった時はショックだったなあ。

 

シナリオについて

元々アニメを観ていて大体のシナリオは知っていて、話が面白かった&キャラクターも気に入ったことからゲームも購入しましたが、ゲーム版についての率直な感想は「これアニメ観れば十分かもな……」でした。

アニメとはちがう、ゲームのみでの特に嬉しい要素はマママが観られることくらいかな。

それとサライはアニメよりもちょっと大人っぽく、年齢相応に見える気がしました。アニメ版でもバイトしてたっけ?

キャラクターが好きなら、アニメ版を視聴済みでもそういうアニメ版と違う小さな要素だけで楽しめるかもしれません。少なくとも私は楽しめました。

ただ、完全初見の人が楽しめる作りかというと いや~~~それはどうだろう…楽しめないんじゃないかな…… というのが正直な気持ち。

 

このゲームはルートによって話の間の部分がごっそりすっぽ抜けています。他のルートをすることで、前のルートではしょられた部分がわかるような作りになっているみたい。

…でもこれ、何周かしてそれに気づければいいんですが、最初に何も知らない状態でやってしまうとただ単に話の整合性が取れてないだけに見えてしまうので、1周目だけで「なんだこのシナリオ?わけわからん」と投げられてしまう可能性も高そうで勿体ない。

用意されたシナリオを全部読めば理解できるんだけど、例えば桐子ルートでは紅ノ館には行ってさえいないのにストーリーを進めていったらいつの間にかガモタンは紅ノ館に既に行ったことになっていたり(亞里亞ルートでやっと実際に行った時の話が読める)、サライとみゅうポムは関わりがなかったはずなのにシナリオを進めていくとサライとみゅうポムの間には一悶着あったことになっていて、実際2人が出会うと「この間はどうも…… 」という気まずそうな会話が起きたり(みゅうポムルートでやっと実際にひと悶着ある)と、まるで整合性がとれないのはもう少しやりようがあったような気がします。

(それとも、完全にゲーム初見でキャラクターが全然わからないとそうやって存在を匂わせておかないと他ルートを見てみようという気持ちにもならないもんなのかな……。

 いや、でもパケ絵には9人写ってるからそのルートで出てこなかったキャラは他ルートで出てくるんだな、じゃあ他ルート探してみるか って思えるんじゃないかなと私は思うんだけど……うーん どうなのかな)

 

また大筋はどれも似たような話で、ルートによっては登場しないキャラがいたり、若干話の流れに違いがあるくらい(といっても、説明役となるキャラが変わる・キャラと出会う流れが変わる程度の些細な違い)なのでいくらスキップ機能があるといっても何周も何周もする事になるのは結構しんどいものがあります。

更に各ルートに入るためのフラグの立て方は攻略でも見て答えを覗き見しないとほぼわからないんじゃないかな…。

ブログワードを選んだ時に正解不正解も教えてはもらえないし、ルートが明確に別れていくのもかなり後半になってから+各ルート共通のイベントが多いのでなかなか骨が折れます。

 

他にも、

・桐子さん、何故水無瀬莉愛の名前はわかるのにネットで調べたらすぐに出てくる水無瀬莉愛のお兄さまの件はわからなかったの……?

・アニメの時も思ったけど、何故ガモタンはりょーたすと会話ができることにはすぐに「おかしい」と気づいたのに、イズミンと普通に会話出来ることについてはまるで疑問を持たなかったんだろう

・桐子さんが白い少年(相模)に「幽霊が見えるようになる能力」を付与したけど、あれどうやったの?幽霊になったことによってできるようになったことのひとつ?

など、ちょっとツッコミ入れたくなる部分はいくつか。

 

アニメを観ていたおかげでわかるけど、観てなかったらわからないなと感じる部分も多かった。

あすなと森塚の関係やみゅうポムの過去はアニメでは言及があったように記憶していますが、ゲーム内ではほとんど触れられなかったような。

他の媒体でマルチ展開してるから補足するために他のも見てね読んでねーということなんだろうけど、どうせなら1つの媒体の中で展開する物語についてはきちんとその場で完結させてくれた方が個人的には嬉しいかな。

世界観が気に入ってその気になれば自分で他のものも見てみるだろうけど、取っかかりとして選んだものが消化不良だと「意味わかんなかったな」というモヤモヤだけが残ってしまうタイプなので……。

 

誤字脱字もちらほらありました。

 

(一部はアニメ版から解決していない)疑問点

 

・西園梨々香の正体

・ラストのコールドスリープの謎

・西園梨々香は何故相模に協力していた?

・みゅうポムルートでサライにガモタンが「他に隠していることは無いか?」と詰め寄られている時のみゅうポムの「嘘つき……」の意味

・↑冷静に考えれば占いで視たんだろうなと思うけど、それなら何故みゅうポムはちいちゃんが行方不明になった一件ではちいちゃんの行方について占わなかったんだろう、という素朴な疑問。なんとなく察しがついてて占うのが怖かった…とか?

・お兄さまの大好きな海に〜 は誰が方々のブログに書き込んでいたんだろう?亞里亞自身があんなことするかな……。お兄様の遺体と暮らしてたときの彼女なら、フェイドブックにつらつらと日常生活を書いていたくらいだからわからなくもない気はするけど。

 

 

雑感

 

……しまった、マイナス面ばかり長々綴ってしまった。

ええと、私はシナリオもキャラクターも先に知っていて好きだった分楽しめるところもいっぱいありました。

 

今回は全てガモタン目線で進んでいくので、森塚駿があまりに童顔の為にずっとモノローグで森塚森塚呼び捨てて呼んでたのに警察手帳見せられたあとのモノローグでは「刑事さん」って呼ぶようになってて笑った。

(そういえばガモタンて、コミュ障オタクのわりには年上のサライやあすなには初っ端からずっとタメ口きけるんだよな~)

 

亞里亞ルートは良かった。

アニメだと亞里亞&日下部とはここまで関わりがなかったと思うので、亞里亞のいつもより人間味のある声や表情を堪能できたのは嬉しかったです。

……あと相模。文字通りヤツの首が飛んだのでスッキリしてしまったよ。いくらショタでもあの子には嫌悪感しかない。

 

みゅうポムルートでは直接ちいちゃんと絡めて嬉しかったものの、助けることができないのが余計につらかった。

アニメの時は駆け足だったからかそうでもなかったのに今回はちょっと泣いたわ。ちいちゃん……。彼女を助けてあげられるルートが欲しかったよ。

 

オープニングムービーのタイミングがとても良かった。

1周目で観た時は特に、なるほど!ここで入るのか〜!とテンションが上がりました。

物語が本格的に動き始めるのはそこからだもんね。

 

それとクリア後コンテンツとしてCGやムービーをまとめて見られたりサウンドが聴けたりするのは大変嬉しかった。

ノベルゲームだと特にこういうおまけ要素が楽しみです。

 

 

……私、TRUESTORYを開放するまでのノーマルエンドは桐子→亞里亞→みゅうポムルートの順番でやったのですが、みゅうポムルートのラスト怖すぎません?!

桐子や亞里亞のルートみたいな感じかと思って油断してた上に終わらせたのがド深夜だったので鳥肌が立ちました。

個人的にバッドエンドよりよっぽどバッドエンドっぽいと感じたんですが。

ちいちゃんがチラッと「みゅーは繊細な子だから……」って言っていましたが、あれもあの結末のフラグだったのかなぁ。

ガモタンも暗い表情だし、あれじゃあの2人は生き返っても何も救われてない。

ノーマルエンドじゃないよこんなん!!!(渾身の叫び)

あんなみゅうポムを見てしまったあとだったので、トゥルーエンドに入ってからもみゅうポム見る度に「このルートでもうっかり精神を病みはしないか」と心配で心配で心臓痛かったよ。

 

 

そんなわけで(?)総プレイ時間は40時間とちょっとでした。

そこそこかかってますね。

周回プレイの際に見たことのある部分は全部スキップしたのですが、ボイス部分はキャラが喋り終わるまで待つことが多かったせいかな。

 

 

りょーたすやみゅうポムの事は「かわいいな」と思っていて、あわよくば……と考えているような心の中は何度も覗けたのですが、その割には2人に対してそこまで踏み込んだことはしない我聞悠太。

それは単に彼が奥手だからというのも理由のひとつなんだろうなとは思うんですが、彼が居なくなる(生き返らない)展開がトゥルーエンドだといわれると、彼女たちと必要以上に親密になれなくて正解だったのかもなぁ……と思ったりします。

でも私はノーマルエンド【オカルティック・ナイン】が一番好きで、アニメ版と同じラストのトゥルーエンドにはあんまり納得がいっていません。

大好きだったお父さんと一緒に死後の世界で過ごしてる! って 感動するべきところなのかもしれないんだけど、どうしてもたった1人残されてしまった我聞母の事を想ってしまう。顔すら出てこないとはいえ、ニゴロ事件の新聞に落ちた涙の跡とか見てしまったら余計にさー…。

お母さんからしたら事情も何もわからないから、『旦那亡き後、一生懸命女手一つで育ててきた一人息子が遺書も残さず自殺した』って事実だけが残ることになってしまうんだもんなぁ。可哀想で仕方ないです。

 

 

 

 

 

各ルートについて自分用にもちょっとまとめておきます。

 

 

桐子ルート

生存者*我聞悠太、涼風桐子、森塚駿、西園梨々花

紅ノ館の話は出るし、どうやら1度キリバサの取材で行ったらしいけど実際にプレイヤーがそれを見ることは無い。

よって紅ノ亞里亞、日下部吉柳と会うことも無い。

 

亞里亞ルート

生存者*我聞悠太、紅ノ亞里亞(水無瀬莉愛)、森塚駿、西園梨々花

メインキャラは全員出てくるもののみゅうポムの出番が特に少なめ(コトリバコの一件以来、我聞たちに姿を見せることがないまま八福神の会に消されてしまう?)。

サライと桐子も割と早い段階でいなくなる。

その代わり森塚と亞里亞、日下部の出番が多め。

生き返り後の世界では桐子ルートよりも若干、森塚と我聞が仲良さそう?

 

みゅうポムルート

生存者*我聞悠太、相川 実優羽、森塚駿、西園梨々花

他ルートよりみゅうポムとあすなの出番が多い。

サライと桐子は亞里亞ルートと同じく少なめ。

我聞の家族(特に母)について他ルートより言及が多い。

 

サライのみ、トゥルーストーリー以外でのノーマルエンドに生存ルートなし。

頭が回りすぎて、彼がいると真相に辿り着くのが早まりすぎるせいかな?ドラえもんの出木杉君みたいな……。

 

逆に森塚と西園梨々花はどのルートでも生存。 』