今年は非常に長いGWということで、たくさんスマホゲームとフリーゲームを遊んでいました。
連続投稿になってしまいましたが本日はもう1つあらかじめ書いていた記事があるのでブログへ投稿しておきます。
他に遊んだゲームについても少しずつ書いていけたらいいな。
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フリーゲーム、辻褄合わせの話し言葉を遊んでいました。
ゲーム紹介と感想記事です。
(作者: 黒時 様 / 月読みの里)
※DLは作者様の個人サイト(月読みの里)へどうぞ!
ゲームについて
少しずつズレてしまっている町や人を元に戻す為、周囲を探索して時計を探し直していくアドベンチャーゲーム。
プレイ目安時間は2時間程度とのことです。
主人公、ミヤは猫のように気まぐれでどこかぼんやりとした少年。
世界のズレが原因なのか物に触れられなくなってしまい、その代わりに普通の人には視えないものが視えるようになります。
同じく主人公の青年、トウは“ごく一般的な大人のお兄さん”という感じの性格。面倒見も良いです。
時計を修復する能力がありますが肝心の時計がどこにあるのか目視は出来ず、「時計の場所を教えてあげる」というミヤを渋々連れて行くことになります。
前述のとおり2人は出来ることが異なる為、Sキーを押してキャラクターを切り替えながら探索を行っていくことになります(上の画像はミヤ操作時。時計が見えます)。
ミヤは物に触れられないので、扉を開けたりスイッチを入れたりするのはトウの役目(アクションキー使用)となります。
少しずつ、あるいは大幅にズレている世界ではミヤとトウでは明らかに見えるものが違う場面もあります。
2人を上手く切り替えながら世界を元に戻していくことになります。
エンディング数は3つ。
攻略に詰まった時はフォルダに同梱されている攻略情報を読んだり、登場人物の話に耳を傾けるとピンとくるかもしれません。
感想(※ネタバレあり)
※特にネタバレになりそうな部分は反転
私の場合、1周目終了時点(NORMALエンド?)のプレイ時間は1時間半ほどでした。
全体的な雰囲気がとても好みで、楽しくて周回しエンディングは全部回収しました。
初っ端からなかなか先の気になる展開。
アイテムを調べた時のテキストが凝っていてとても面白いです。
キャラクターを切り替えた時の反応が見たくて何度も無駄に切り替えてしまったし絶対に二人一組で行動させてしまった。
トウとミヤの会話もいちいちコントみたいで面白く、私のツボにぴったりなギャグ感でした。
ミヤの天然気まぐれっぷりとトウの「頼りにならなさそうで意外とちゃんとしてる大人」感が個人的にツボです。
家の外のマップにもわくわく。
決して広くはないマップなのに、夏だったり冬だったり……次はどんなところに行けるのかなとドキドキでした。
ミヤの抱えている闇は思ったより深くて震えた。
『悩みの大きさや深刻さって結局はその人自身の感じ方や価値観に大きく左右されるものだし、「大したことない」悩みなんて無いよなぁ……と思います。
そりゃあいくら親子でも多少の気づかいは必要だけれど、思った事を少しも口に出せない親子関係は嫌だな』。
スズヤさんは『トウみたいな友人やコハルさんみたいな彼女がいるのに何がそんなに不満なんだ……と思ってしまいましたが、彼は彼なりに色々思うところがあるのでしょうね。
ネガティブ+人に死ぬほど気を遣ってしまう性格だとめっちゃ小さなことでダメージ食らうし、良かれと思った行動が裏目に出るとずっと引きずって後悔しがちなので彼の気持ちもわかる気がします』。
謎解きにはそこまで手こずりませんでしたが、1カ所だけ少し迷ったのが離れ小島でした。
てっきり『離れ小島のロープ部分に橋をつなげるのかなと思って何度かやってみたのですが、そうではなくて時計の方に橋を繋げるんですね』。
『トウがミヤを忘れてしまう』エンディングも、『2人とも覚えている』エンディングもどちらも好きです。
どちらになっても彼らの交流はこの先も続いていくんだろうな~と思える終わり方なので。
思春期特有の悩み(『ミヤの場合そうとも言い切れない悩みではありますが、少なくとも社会人になれば無理矢理にでも親から離れる手段は取れるようになる可能性が高いので、あえてこう表現させて頂いています』)のようなものを抱えている時に、傍にトウみたいなお兄ちゃんがいたら心強いだろうな。