積みゲー崩しと備忘録のようなもの

ひたすらゲームの感想を残すブログ

あたまおかしい74

 

 

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www.freem.ne.jp

 (作者: Kanoguti 様 / Kanoguti-@rt-Project)


フリーゲーム……あたまおかしい74を……遊んで…いたので…レビューと感想を。
クリアしたぞ!
…なにやってたんだろうわたし(遠い目)

 

 

ゲームについて

なんか…すごいゲームです(←語彙力皆無の説明)。


何をやってるのかいまいちよくわかりません。
指示の通り動いていればなんとなくクリアします。

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こちらのゲームに限った話ではありませんが、もし遊ばれるのでしたらこの作品については特に”フォルダ内に同梱されているReadme.pdfにしっかりと目を通してから遊び始める事”を推奨します。


それから、めちゃくちゃ暇で時間と心に余裕がある時でないと多分最後まで遊べません。

 

感想

記事にしたことはなかったのですが、製作者様であるKanoguti様の作品、実は今までにいくつか遊ばせて頂いておりました。

・そこに座って
・幸せになりたかった人
・Go Rotten
・それを描いて

などなど……。

 

記事にしなかった理由は決して面白くなかったからではございません。
(もし自分に合わなかったなら同じ作者様の作品をこれだけDLして遊ばせて頂くこと自体を、多分、しないと思います)

作者様の作品は非常に独特で、元々好き嫌いがはっきりとわかれそうな作風に加え受け取る側の生い立ちや精神状態によってはトラウマになりそうな展開の作品も多く、私の乏しい語彙と感性でどう感想をしたためて良いものかいつも迷いに迷って結局書かずに終わっていました。
わりと何にでも耐性があると思っていた私でもその時の精神状態によって最後まで遊べたり遊べなかったりするくらい、作者様の作品は遊んだ後に心に「ドーン」とのしかかる何かが残る場合が多いと感じています。
仔細に語られない物語の裏側に底知れぬ闇を感じるというか……。
下手なホラーよりもずっとダイレクトに恐怖を感じることが多いです。
じわじわと心の領域を闇に浸食されている気持ちになり、思わず目をそむけたくなることもあるほど。

昔ネットで「見ると自殺する(という都市伝説のある)絵」が流行った時期がありましたが(ご存じない方で、恐怖系の絵が苦手・または精神的に不安定だったり感情が引きずられやすかったりするという方は決して検索しないようにしてください)、あの絵を見ている時の私は“恐怖感と嫌悪感、それでも何故か遠目に見ていたくなる不思議な魅力”をあの絵に感じていましたが、私はKanoguti様の作品を遊んだ時にいつもそれと非常によく似た感情を抱きます。


……前置きがめちゃくちゃ長くなってしまった!

ここから今回の作品についての感想になります。

 

さて今作は……偶然見つけてなんとなくDLしたのですが、作者名を拝見してびっくり。
…あのKanoguti様の作品。
ではさぞかしこの作品も精神をえぐる展開が待ち受けているんだろうなあと怖々起動しました。

……結論から言えば精神はやっぱり削られました。普段の作品とはまったく違う方向から。


なんだかヤケくそになってしまい必死こいてクリアを目指しましたが、紹介文の通りこれでもかというほどプレイヤーの苛立ちを煽る仕様で途中からは逆におもしろくなってきてしまいました。
眠いわ腹立つわでささくれていた心に、最後の最後に流れたメッセージが妙に沁みました( ˘ω˘ )

 

上で散々色々なことを書いてしまいましたが、普段の作風もとても好きなのですよ。
今回の作品は精神的に疲弊していても遊べるタイプのゲーム(でもイライラは物凄いw 夜中に遊んでいたのでハードモード中のクソ長待ち時間には実は何度か寝ました)だったのでいつもよりも心は気楽にプレイさせて頂きました。


時間をドブに捨てた感は否めませんが後悔はしていません。ありがとうございました。

 

あっ 最後にひとつだけ。
ラストのアレ、キーボードか私の指のどちらかがぶっ壊れるかと思いました!もう!笑