積みゲー崩しと備忘録のようなもの

ひたすらゲームの感想を残すブログ

Far Cry 4(その2)

 

 

 

 

前回記事↓の続きの感想文です。

nksz.hateblo.jp

 

進捗は100%にできていないのですが、ロケーションはほぼ見つけたしキャンペーンミッションやサブミッションも終えたので本記事で完結にしようかなと思います。
プレイ時間は98時間でした!

 

一言感想:ミン様を讃えよ!!!

 

感想(※この先ネタバレあり)

※この先画像も含めネタバレがあります。

 

 

 

……ということでクリアしておりました!ファークライ4!
最後の勢力均衡ミッション、サバルはちょっとついていけないくらい病的だし、アミータは「え、この国って相当宗教を重視してるのに、その人たちが信仰してる大事なものを破壊なんてしたら暗殺されるんじゃ……」という感じだし……。
悩みに悩みましたが、2人の板挟みになっている幼いバドラは特にどちら側に肩入れして欲しいわけでもないようでしたので、今まで味方してきたサバル側につきました。
サバルに肩入れし続けたものの、正しい判断だったのかどうかは未だに分からないままです。
というか先人たち(過去にファークライ4をプレイされていた方々)の言葉から推察するに、サバルとアミータはどちら側についても結局は「じゃああっちは殺してきて」という話になるようですし、後味の悪さもそんなに変わらないようです。


「組織の上に立つ者は2人も要らない」はまだ理解できなくもないんですが、「だから意見の違う者は全員処刑するぜ👍!」という思考回路はさすがにちょっと……ミン政権とそんなにやってること変わんないじゃんしっかりしてくれよ……と思っちゃう部分でした。
ちなみにわたしの分身こと主人公エイジェイはアミータを殺すように言われていましたが、見逃せたので見逃してしまいました。
アミータが生き延びた事がまたキラットに新たな火種をもたらすのかもしれませんが、正直言ってサバルが率いたところでどうせまた遅かれ早かれこんな国、また何か起こるに決まってるのでどうでもいいやという気持ちでした(最低)。

 

キャラクターについて

主人公(エイジェイ・ゲール)

いや~~~とても良かった。
わたしの大変好きなタイプの主人公でした。かっこよかった~。
感情をあらわにする場面が少なすぎて最初は少し心配だったのですが、ヨーギーとレジーに初めて会うクエストの後は「お前ら!俺を殺そうとしやがったな!」と珍しく激怒して彼らを武器で脅す姿が見られたのできちんと感情があって安心しました
まぁその後も、絶対薬打たれてモルモットにされるとわかってるのに何度もヨーギーとレジーのところに通うエイジェイはマゾなのかなとも思いましたが……。
イケメンで強くて優しいので、エイジェイにはもう早いとこキラットを出てアメリカで幸せになってほしいと思ってしまいます。
母の遺灰をラクシュマナの元に連れて行くという目的は果たしたわけですし。
……でも、なんやかんやエイジェイはお人好しだからあの後もだらだらとゴールデン・パスの便利屋さんをやらされてそうな気がします。

 

パガン・ミン

声がね~~~良すぎるんですわ……藤原啓治さん……。
彼がキラット中をめちゃくちゃにした張本人ということも、人の命を虫を踏み潰すみたいに奪っていくことも事実なので、善人か悪人かと問われれば間違いなく後者なんですが……それでも、最後のチャンスで彼を撃ち殺す事はできませんでした。
怯え切って命乞いをするでもなく、武器を持っているエイジェイに対して常に余裕綽々な姿を見せてくれるミン様……かっこよすぎません?
エイジェイを舐め腐ってるのか心から信頼しているのかわかりませんが、あの余裕は一体どこから来てたんでしょうか。
王立軍に女性兵士が居ないのは『キラットに男尊女卑思考が根付いているせい』なのかなと思ったんですが、それでも幹部4人のうち2名(ヌーアとユマ)は女性というところを考えるとミン様は随分柔軟な考え方をされるトップだったんだなとも思いました。
……その分、要らなくなった時の捨て方も無慈悲ですが。

サバル

サバルが目指すキラットは今までと変わらず独自のキラット文化を大切にする国。
そのためにはタルン・マタラが必要であり寺院も必要であり、そして女は男に傅いていればいい……という時代遅れな思想を持つサバル。
サバルの思想の根底(及びキラットの文化)には男尊女卑があるので、もし仮にこの物語が女性主人公だったらサバルはここまで主人公を褒め称えてくれなかったんじゃないかな……と思っています。
サバルの辿る道は、まんまエイジェイの父親であるモハン・ゲールそのままになりそうで、今から行く末が心配になります。

あとね!サバル自分じゃなんにもしないくせにやたら偉そうでね!なんなの!
イケメンじゃなかったら許されんぞ!

アミータ
アミータがずっとエイジェイに塩対応だったのは、「女を出してエイジェイに取り入ったアバズレ」と言われるのが嫌だったからなのかもなぁと思っています。
そのくらいこの国の男尊女卑思考は根深そうで……。
エイジェイの母親であるイシュワリもアミータと同じく「女だって戦える」とモハンに何度も打診しては「戦場に女なんか要るか」と言われて大喧嘩になっていたそうですが、少なくともアミータは一度はサバルを説得してゴールデン・パスで活躍する女性兵士を育てています。
これってきっとキラットにとって物凄い革命だっただろうな、と思うんです。
そんなアミータを支持する男性兵士も何名か居たようですし、彼女は彼女なりにキラットを良くしようと本気で頑張っていたんですよね。
……ここまで書いていて気づいたのですが、ひょっとしたらサバルとアミータは意図的にエイジェイの両親(モハン・ゲールとイシュワリ・ゲール)の性格に似せてあるのかもしれないなと思いました。
エイジェイの両親が思想の違いで上手くいかなかったように、サバルとアミータも思想の違いで殺し合いに発展してしまったんだなと……。
お互いに妥協点を探して歩み寄れれば良かったんですが、結局同じ過ちを繰り返してしまったキラットの未来は暗いですね……。

あとね!アミータもね!自分じゃなんにもしないくせにずーっと偉そうなのなんなの!
美女じゃなかったら許されんぞ!

 

デプルール

ヌーアの旦那さんや子供たちを殺したことを笑いながら話すその口で自分の愛娘への愛を語るところが非常に気持ち悪かった……んですが、このゲームに出てくる人たちはみんなこんなもんですよね……。
人間は命の価値を“自分とかかわりがあるかそうでないか”で明確に線引きしがちだという事実を嫌でも思い出すキャラでした。
そしてクリア後に、ゴールデン・パスが監視する檻に閉じ込められている彼の姿を見かけました。

もう既に拷問して殺した後だと思っていたので少しびっくりしました。
彼の妻子に罪は無いですが、この男はきちんと罰されるべきだと思います。

 

ヌーア
海外からやって来て、ミン政権に批判的な論文を発表しようとしていたところ最愛の家族を人質に取られてしまったヌーア。
かつてはお医者さんだったと聞いて、きっとここへ来て人生狂ってしまうまでは優しい女性だったのだろうな……と思いました。
ヌーアが治めていた地域で見つかるメモなどを読むと、彼女がこのキラットで同じように家族の居る現地民たちや動物たちにもどれほど残酷な事をしてきたかわかってしまうので、あまり彼女を庇うのもおかしな話なのですが……それでもやっぱり、とても可哀想でした。
愛する人たちが生きていると信じていたからこそ、言われるがまま悪魔になったのに。

 

ユマ
ミン様の右腕という事でしたが、正直「妙に影の薄い敵キャラだったな……」という印象です……。
ミン様がもう邪魔者として切ろうとしていたからあんなに捨て駒感があったんでしょうか。
エイジェイを利用してユマを殺す気でゴールデン・パスを挑発したのかな……と思ったら、ユマ本人もどうやらそういう意図があると気づいているようでしたね。

 

ラビ・レイ・ラナ
結局最後まで最推しでした。
直接だと1回しか会えないモブキャラなのに……😂

このゲーム、ラジオ部分の調整が甘いのか、わたしのデータではサバルが実権を握ったというのにクリア後も「アミータが実権を握りそうだ!俺はアミータを支持してる」と無邪気に話しているラビ・レイ・ラナのラジオを聴くことがあります。
こんな内容を迂闊にラジオで話してたらそのうちサバルに殺されそうで怖いです。
彼は裏切者には容赦がないので。

 

ミスター・シフォン
『キラットのファッション週間』クエストで直接1回だけ会えるモブキャラ。
最後は衝撃的なメモを残していなくなってしまいました。
彼は無事にキラットから逃げられたのかな……。

 

その他の感想

・最終戦でミン様の王宮から離れたあと、とりあえず一旦落ち着こうと思ったのかサバルに連絡も入れず自分の家に帰ってきてるエイジェイ、ちょっとじわじわきますね。

 

・各ロケーションの遺体配置や道具の置き方にセンスを感じました。
メモと遺体でなんとなくその場所の事情がわかるようになっているところ、ちょっとfall○utっぽい。

 

・他の兵士に見つからずに暗殺するサブクエスト、死人に口なし方式(司令官以外も皆殺し)でもいけるので笑ってしまいました。
即バレするのでは?

 

・散歩中に住民が他の住民を火葬してる場に居合わせたので、しばらく見ていました。

この国じゃ遺体の処理が追いつかないでしょうね……。
キラットを散歩していると、つくづく戦争で割を食うのは武力を持たない一般市民なんだなと思わされます。

 

・アイテム集め(ヤルンのマスクやマニ車など)はしょうじきとてもめんどくs……大変でした。
でも、こういう事でもないと多分この広大なマップを全踏破してみようとは思わなかったと思う(そして各ロケーションに置いてあるメモなどを読む機会もきっと無かったと思う)ので、これは必要な要素だったのだろうなあと思うことにしています。
……が、何故か2か所ほどロケーション登録されず未発見状態です。
その場所に行っても一向に発見状態にならなくて。
そして基地と要塞を全部攻略したら王立軍の物資トラックが走らなくなることを知らなくて、トラックを奪うことなく全ての基地と要塞を占拠してしまったために進捗が97%以上に上がりませんでした。
残念です😭

 

・猛獣大戦争

思わず撮ってしまった、クマとトラの相撲。
勝者はクマでした。

 

・ドゥバキ洞窟
入水自殺したらしい人物の遺書があったので、お悔やみの気持ちで水に飛び込んでみたら底なしかと思うほど深かったので背筋がぞわぞわしました。
サブノー〇ィカで実感した通り、やはりわたしは水中が相当苦手なようです……。
水中で息ができるシリンジを作るための草がなくて水底にこれを書いた主が沈んでいるのかはわかりませんでしたが、これを書いた彼が苦しみから解放されていると良いなと願います。
……と感想を書いていたんですが、実はその後もう一度物資補給クエストでここに来て潜ることになってしまって最悪でした。
もうあんな怖いとこ泳ぎたくない!

 

・シャングリラは非常に難しかった。
でも、動物と共闘出来るのはすごく良かったです。
トラもゾウもかわいい。

 

・物資補給クエストのゴーパルめっちゃ怪しいな〜って思っていたら案の定ゴールデン・パスの一員じゃありませんでした。
ゴーパルの正体はESCのスパイだったようですが……うーん、ESCってなんの組織なんでしょう……気になるなー。
エイジェイとのやり取りで、
エイジェイ「アメリカ人以外でもファックって言うんだな」
ゴーパル「インターネットの影響だよ」
というものがあったので、なんとなくゴーパルはアメリカ人?=ESCはアメリカの組織なのかなーと勝手に想像してはいるのですが……。

・イシュワリはどんな気持ちで元夫との間に産まれたエイジェイを育てたのかな……と思うと色々しんどい。
エイジェイには一切非の無いことですが、元夫ことモハンのやったことを考えると、エイジェイを育てている時に元夫の事が脳裏にちらつくような瞬間もきっとあっただろうなと思います。
いや、でもこれはわたしがイシュワリと同じく女だからそう感じてしまうのであって、男性から見ればむしろモハンに味方する方も多いのでしょうか。
もちろんイシュワリがやったことも最低の極みだとは思うんですよ、本当に。

でもあんな幼い赤子に罪は無いよ……。
彼女が眠りたがった場所はエイジェイやモハンの傍ではなくミン様との間に産まれた娘の傍だったんだなあ、と思うと、こんなことに巻き込まれた挙句全てを知った後のエイジェイの心情も心配です。

 

・『失われた手紙』にて読む事ができたシャルロットとロバートの手紙のやり取りも、なんていうか……言葉が見つからないです……。
どうしてみんなそんなにタンカとシャングリラに執着するんだ。
確かユマもタンカに惚れ込んでましたよね。
各地にあったメモにも、シャングリラへの行き方を探している人がいたような気がしますし……。
あんなとこ行っても心が擦り減るだけですよ(ヘタクソゲーマーの感想)

 

・王立軍の軍服デザイン、好きなんですけど内戦中なのにあんなに派手で大丈夫?と思っちゃいます。
色が派手すぎて遠くから見ててすぐわかるから良い的なんですよね。

 

つっら………………。

ゲーム上の都合なのかキラットにはバドラ以外の子供の姿がありませんが、生活してはいるんですね(当たり前か)。
この子のお父さん、なんとなくですが連行された直後には殺されていそうです……。

 

 

収集物はほぼ全て集め終え、未発見ロケーションも2つなのですが、なぜかキラット紹介項目が3つほど埋まりませんでした。
それが唯一ちょっと気になるところなので、ひょっとしたらまたキラットに遊びに行くこともあるかもしれません。

全体的にずーっと暗いものの、わりと淡々としていたのでそこまで引きずらずに済みそうです。
エイジェイの心理描写が薄いのもある意味助かったかも。
景色がとても綺麗なところが大好きです。

 

おしまい!

 

 

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