積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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図書室のネヴァジスタ

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およそ3年前に買うだけ買って放置していた女性向けPC同人ゲーム『図書室のネヴァジスタ』を遊びました。
めっっっちゃくちゃ好きでした。

疑似家族・執着・共依存好きにはたまらんやつでした。みんなかわいいね幸せにおなりよ……。
これはもはや怪文書と化した感想記事です。

 

※スクショ掲載自体はOKとのことですが、今回はアイキャッチ画像以外はスクショ掲載ほぼなしです。公式様が配布されているアイコン画像をお借りしています。

 

一言感想:本番は2周目からの地獄。

 

 

あらすじ

ある夏の嵐の夜、名門男子校に通う1人の男子高校生が死んだ。
増水した川に流されたと考えられる彼の遺体は未だ見つかっていない。
月日が流れ、季節は秋。
夏に死んだ彼と仲の良かった5人の生徒たちがその死に何らかの形で関わっているのではないかと噂される中、不審な手紙を受け取った彼の兄、津久居 賢太郎は弟の通っていた名門校を訪れる。
同じ頃、名門男子校への突然の着任が決まった新人教諭 槙原渉も初勤務の日を迎えていた。

ゲームについて

長編ノベルゲーム。プレイ時間は出ないので不明ですが、全てクリアまでに30~50時間くらいかかるのではないかなと思います。
登場人物は圧倒的に男性が多く、スキンシップが多めかつ距離感が近い為か女性向けとされていますがBL要素はほぼ無し全年齢学園サスペンスノベルです。
対応OSはWindows8までですがわたしの環境(Windows11)でも問題なく動作しました。

 

・日本語音声……ボイス自体なし。
・日本語字幕……あり。文字メインのノベルゲームです。
・主人公……W主人公です。共に26歳。

津久居 賢太郎

8月に亡くなった男子高校生の兄。週刊誌の記者。

 

槙原渉

突然の指名を受けて憧れの教師になった新人英語教師。前職は塾講師。

 

・ゴア表現……流血表現は何度かあります。ただ、エログロよりも人によっては許容できないような内容(しかも書くとネタバレになってしまうので書けない)を結構取り扱っている作品なのでかなり人を選ぶと思います。そしてみんな互いに恋愛感情が無くてもデフォルトで距離感が近いです。体験版があるので雰囲気掴んでからがいいかも。

 

図書室のネヴァジスタ

図書室のネヴァジスタ

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感想(※この先ネタバレあり)

※この先はネタバレしかありません。

 

 

 

 

ルートはXでお世話になっているフォロワーさんの助言に従い(いつもありがとうございます)、久保谷(強制)→茅→白峰→和泉→辻村の順で通りました。
とりあえずルート順に感想を整理しています。


想像以上に気が狂ってしまいクリア後に本編後SSやら設定資料集やらその他色々読んでしまったことでキャラクターへの印象が本編のみをクリアした後と比べると大幅に変化しているのですが、今回記事はあくまで『ゲーム内で提示される印象のみで感じた事』を中心に書く事を目的としています。
本編クリア時点では特に好きなのが渉、瞠、春人の3名だったので彼らへの見方は特に少し甘いかもしれません。
批判的な文章も混ざっておりますがあくまで個人の解釈と感想であり、作品自体を貶める意図は一切ありません。今ではみんな大好きです。

一応ルートごとに分けましたが、他ルートの容赦ないネタバレをしている部分も多くありますので全部クリア後にお読みください。

 

久保谷ルート(本編)

クリア後に知った事ですが、強制的に最初に通る事になるこのルートが唯一トゥルーエンドへ至る道であり誰も欠けず一番平和的(?)解決となるルートです。
普通はノーマルエンドを色々見せた後にトゥルーエンドに辿り着けるものなのに、このゲームでは逆。ただしトゥルーエンドでは全く分からなかった謎が個別ルートに入る事によって少しずつ解明されていくという作りになっています。

では1周目プレイメモに残していた感想(?)を箇条書きで。ところどころクリア後に書き足しています。

 

・槙原先生こと渉、めちゃくちゃ良い人そうで色んな意味で心配になります。初めて来た職場で生徒からも同僚からもこんな仕打ち受けたら、わたしなら1日で辞めるね。

・初めてすぐの頃は渉に優しくしてくれる茅がとても好きでした。生徒会長だし穏やかだし、理由もわからず冷たくされる渉に優しいしでとにかく良い子……と思っていたようです。そんな内容のメモがいっぱいありました。

・消灯時間2時なんだ。結構自由というか、寛容なんですね。
名門高校の学生寮っていうからもっと消灯早いものかと……。

・ん!?この用務員さんが御影くんなんじゃないんですか!?

・盛り上がるところで歌入りのBGM流れるのすごく良いな~!

・古川くんのことずっと『こがわくん』だと思ってました。『ふるかわ』くんね。

・職員室のいじめ描写が嫌すぎました。なんなんですかこの学校……。
これはもう傷害事件でしょう。

え 待って渉の私服ウソだろ……!?!!と宇宙猫の顔していたらわりとみんな同じこと思ってたみたいで安心しました。それ絶対、齢26が着る服じゃないよ!?かわいいけど。
傷が見えないように首に何か巻かないと、というのはわかるんだけどストールの色をもうちょっとさ……。

・どうしても渉の目線からしか例の古川くん関連事件が語られない(+お人好し童顔弟系キャラである渉が最初から好ましかった)せいもありますが、この時点では津久居賢太郎という人間の印象はあまり良くありませんでした。
元々いたずらに読者の感情を煽って焚き付けるような記事を書く記者が好きではないこと、彼は未成年犯罪事件をネタとして取り扱うのが専門ということから「典型的なマスゴミ」だと思っていました(表現が悪くて申し訳ない)。仕事だから仕方なくやっている、というわけでもなく「これは売れるネタだな。書いたろ」程度の気持ち、かつ記事を書いて世間のおもちゃにした対象の名前を憶えてすらいないというところも妙にリアルに感じたことが嫌悪感を抱いた原因だったのかなと思います。

・ただ、賢太郎は口は悪いものの別におかしいことは言っていないよな……とも思っていました。
渉は夢見がちであまり現実が見えていないような危うさを感じます。
高校生相手に理想論だけでどうにかなるなら誰も苦労しないですよね……。
このルートだったか他のルートだったか忘れてしまったんですが、賢太郎が渉について言っていた「悪人も善人になれると信じている馬鹿」みたいな評価はとても的確だと思いました。世の中良い人ばかりなら警察はいらないんだよなぁ。
愚直に信じて相手が変わってくれるのを待つ、って、ヒーローが活躍するRPGなら王道展開ですが現実世界では9割方期待を裏切られて終わると思います。
それでも夢見がちヒーロータイプが好きなんですよわたしは。蓋を開けてみたら渉は全然ヒーロータイプでも無かったけれど。

・岡崎先生はとても怖かった。怖かったですが、賢太郎への監禁&暴行・渉への監禁&暴言については本人たちが子供たちを許しているならもうそれでいいよと思うものの、岡崎先生の件についてはもうちょっと子供たちにちゃんとした罰があっても良かったような気がします。校長に謝っただけで許されていいことじゃないと思う。まあ、こうなるように陰で仕向けた神波が一番悪いのはもちろんですけれども。
10代の若者である彼らには想像もつかないと思いますが、定年間際で職を奪われた上に懲戒免職で退職金ももらえず離婚に至る(慰謝料をふんだくられて貯金も消滅)、って考えただけでもマジで地獄だと思うので……。
しかもこのルートだと瞠が彼を追い詰めた結果、岡崎先生は焼身自殺してしまうんですよね。教員&生徒への暴行や自殺教唆といった取り返しのつかないことをしてしまったルートの岡崎先生なので致し方ないのかもしれませんが、今思い出しても後味が悪いです。
こうやって大人サイドに長々と感情移入してしまうあたり、恐らくもうネヴァジスタをやるには歳を取りすぎているんだろうなという気がしないでもないです。10年くらい前に出会いたかった……。

・この事件後の校長には殺意が芽生えそうになりましたが、きちんと子供たちに対して謝っていて良かったです。学校で浮いてる渉の助言なんか聞かないだろうと思ったけどこの瞬間だけはしっかりした大人の一面を見せてくれて良かった。

・徐々に子供たちへの敵意が無くなっていく賢太郎、ストックホルム症候群になってるんじゃないかとヒヤヒヤしたんですが(まだこの頃は賢太郎のキャラクターがあまりつかめていなかった為)、弟の面倒をきちんと見ていたという話を聞いて元々物凄く面倒見のいいひとなんだなと感じました。
ただ、賢太郎が子供たちを信用し始めたのも古川に対する罪悪感が芽生えたのも結局は『彼らが弟の友人と知ったため』だったので、こんな事でも無ければ賢太郎の中で古川くんと渉は一生忘れられたまま二度と思い出される事の無い存在だったんだろうなという苦い気持ちもありました。多分この当時はわたしの中で”彼が記事を書いた事”自体が問題というよりも”その記事で今も苦しんでいる人がいるのに、相手の顔も名前も自然に記憶から消していた事”に対して怒りがあったのかなと思います。一生恨まれる覚悟を持って書いたならまだ良かったんですけど……。
しかしこの後の個別ルートなどで古川氏への同情心が消え失せた(後述します)ので今は古川くんの記事を出した上に渉を挑発していた賢太郎に対する怒りとかモヤモヤとかはそれほど無いです。
でももしもまた誰かの将来を閉ざす可能性のある記事を書くことになったなら、せめてその人の名前は忘れないでいてあげてほしいなと思います。

・賢太郎に関する最初の印象の悪さばかり書いてしまっていますが、このあたりで渉の危うさの方が深刻だということがわかってきました。古川くんの話題が出ると、いくら彼推しでも擁護できないレベルでおかしくなる渉を見るのは正直しんどかった……。
渉って古川くんが絡むと一切周りを見なくなるんですよね。病的なほどに。
しかも賢太郎みたいに上手く本心を隠したりできないからすぐ見抜かれて、彼が担当する瞠・咲・辻村の全員から言われるんですよ。「古川と俺(僕)とどっちが大事なんだよ!💢」って。いやほんとそれな……と何度思った事か。
子供たちに救いが必要なように、渉にも救いというかカウンセリングが必要なのではないかと思いました。傍目から見ているととても人を救ってる場合じゃないしその役目を担えるほど大人じゃないんだよな……。

・こうして古川くんショックで子供たちと決裂した渉。そんな渉に失望して彼に背を向ける子供たち。
依存対象を賢太郎へ変えた事を「棲み家を変えた」「宿り木にしようとしていたものを失くした」と表現するの、美しくて好きでした。

・子供たちから大人たちに対する不信感が膨らむ様子が手に取るように分かるのが怖い。
子供たちが何をしたいのかが見えてこないので、彼らが大人に絶望していっていることだけは分かるもののどうしてそうなるのかはわからない。
大人サイドは間違ったこと言ってない場合も多いのがまた……。

エンディング:『あら野の誘惑』
初めて辿り着いたエンディングは『あら野の誘惑』でした。わたしは渉と瞠のコンビが好きなので、未だにこのエンディングが2~3番目くらいに好きです。
瞠が「この先何があっても俺の事を信じて」と言っていたので、「そこは信じるべきだよな、約束したんだし……」と思いはしたのですが、沼の白骨遺体は古川くん……なんだろ?と思っていたので「嘘だ」と言っちゃいました。
そこから先のプレイメモは「神波さん何!?」「神波さん怖い。何がしたいのこの人」「この人もしかして渉のことめっちゃ嫌い?なんで?」とひたすら困惑していました。
……なんだろう、何と言うか……勝手に渉に感情移入して、渉と同じように教師や生徒や神波さんに虐められているような気持ちになってきていたので、何度も自殺未遂をする渉を瞠が守ってくれて「救急車に乗ってここから離れな。あんたを愛した人たちが守ってくれる」「ごめんな。あんたのことすごく好きだったよ」と話してくれた時は泣いてしまいました。
まだほとんどどういうことなのか何が起きているのかわかってないのに号泣。
そうだよ、こんなところじゃなかったら絶対めちゃくちゃみんなから愛される人なんだよ渉は……。なんでこんなことになってんだよマジでよ……
渉を死なせずに逃がしてくれる瞠……。瞠~……。好きだ……可哀想な渉に唯一優しくしてくれて本当ありがとうね……。
・……と、ひとしきり泣いた後やり直して瞠を信じる方向でストーリーを進めていきます。

・劇の最中、渉の元へやって来る警察。沼の白骨遺体の正体。
ヴァー!やめろ渉!気持ちはわかるけどいま瞠のところに行くな!!!(困惑)
絶対内緒にしてって言われたんだからせめてみんながいないところで聞いてやってくれ!どうして普段あんなに優しいのにこういう大事な時に突然空気読めなくなるの!?
なんでこういうところで選択肢が出ないんだ、選ばせてくれという気持ちになる😂
渉は本当に古川くんが関わると考え無しになっちゃいますね……やめーや……。
誰にも言わないでって言われたのをみんなの前で言っちゃったからあの場でみんなの希望も壊してしまったんだよ。
渉のこと大好きだけど渉のそういうとこだけはほんとサイテーだと思うよ!唯さん(元カノ)もなんか言ってやってください!

・瞠のやったことって人の生死にかかわる嘘だから確かに物凄く残酷なんだけど、親の気を引きたい小さな子供の嘘のようで悲しみを感じます。瞠の誘導尋問のような追い詰め方って神波さん仕込みなんでしょうか……。

・このルートだけだと古川くんや清史郎のはほとんど他者(作中では語られない領域)の思い出の中にしかいない存在なので、感情移入することは難しかったです。と言いつつわたしは正直、他ルートや公式SS等読んでも古川くんと清史郎には最後まで感情移入できなかったんですが……。
賢太郎が身内の死だけ悲しむことについて渉が憤っていましたが、これも同じことだなと思いました。
顔も知らない誰かが亡くなっても、それは大多数の人間にとって他人事でしかない。
どうしても“自分に関係があることだから”“当事者だから”という理由じゃないと罪悪感って芽生えづらい。

・子供たちが命を絶つかもという可能性でパニックを起こし大暴れする教師(渉)と、それを見てわりとドン引きしている生徒たちという構図、今思い出すとかなり異常ですよね。同じ大人という立場の賢太郎があの場に居て良かったね……。

・清史郎の行動理由が色々と納得いかない。これは未だにです。全部クリアしても全然納得いかないし、ただただ清史郎のことを怖いと思います。
大人に失望したのはギリギリ理解できるけど勝手に友達まで巻き込むのはどう考えても無いでしょ……。
「みんなのことが大好きだから大人になってほしくない」という、信じられないくらい残酷な幼さ、怖すぎる。小学生でもそんなことしちゃいけないってわかるよ。しかも壮大な兄弟喧嘩にも巻き込んで古川事件と一切関係のない大事な友達を犯罪者(監禁や暴行は立派な犯罪なので……)にした事に対する罪悪感は無いんでしょうか。ていうか先に清史郎判断で行った友人への睡眠薬投与→寮への放火も立派な凶悪犯罪なんですけど……?
でもみんな清史郎のことが大好きなんですよね……うーん……わからん、彼らがどうして清史郎にそんなに執着してるのか未だに全然わからん。
清史郎を見ているとどうしても『Life Is St○ange』のレイチェルが脳裏にチラつきました。人から異様に愛されていて良い評判しか聞かないのだけれど、実際に会ってみると周囲から聞いていた印象とまるで違って困惑する……という意味で。
無邪気でなんだか憎めないキャラ付けということ自体は理解できます。

賢太郎(犬)生きてるんだ!よかった~!(犬大好き人間)

エンディング:『図書室のネヴァジスタ』(トゥルーエンド)

……ということで、無事に1周目をクリア。
清史郎にはひたすらモヤモヤしていました。
なんか……良い話風に終わったけど全然良い話と思えなかったんですけど……。
でも事前情報で地獄と聞いていたわりに心折れる終わり方じゃなくてホッとしt……古川くんの録音!?何事?!!?
神波~!!!!!!!!!!!
やっっっっぱりお前か!!!!!!!!!!え?は??なんなんスかこいつ?????????!!!

・困惑しつつ、回収していない久保谷ルートのエンディングと他選択肢等を回収に回りました。
・瞠、ひとりだけ悪者、のけ者にされるエンドが多くて本当に可哀想(メモ追記:恐らくこれはエンディング:『からっぽの国』のメモだと思います)。なんで清史郎はこの子にこんな残酷な事を頼んだんだろうか……。
古川くんの件が神波の仕業と清史郎が知っていたのなら、親子兄弟同然だった瞠に「お前も責任を取るべきだ」と迫ったとしても不思議じゃないんですが、知らなかったんですよね……?だから兄である賢太郎を騙して監禁するという暴挙に出たんですし。
とにかく瞠が不憫で仕方なかったです。
みんなに背を向けられた瞠が一人でいる事が増えても春人だけは時々一緒にいたようで、春人の優しさに感動しました。

・久保谷ルートで、らくがきで大騒ぎになった時に5人のうち誰に七不思議を訊ねるかで少し展開が変わるんですが、瞠・辻村・茅の対応が好きでした。
特に辻村。暴力はもちろんダメだけど、理不尽にいじめられる渉をすぐ庇ってくれたのはかっこいいと思いました。
そして渉に「教師は向いてない」と容赦なく言い放つ春人に笑った。わたしもそう思うけどやめてあげて。

・茅に拷問されかける賢太郎には正直ちょっと興奮しました。すみませんでした。丁寧な口調で命を狙ってくる茅、怖すぎる。

・茅をシカトし続けても茅が無反応だったので「デコだけにおはようを言ったぞ」と自己申告する賢太郎、かわいい。

・瞠は沢山嘘をつくけれど、それを平気でやっているわけではないというところがとても好きでした。
騙しているという後ろめたさはあって、本当はやりたくなくて、でもそうしないとみんなが離れていくという恐怖に怯えている可哀想な子供。
人の顔色を窺う事でしか生きて来れなかった子供。
それを利用している神波。お前~……!

・エンディング:『ティンカーベル』
一番好きなバッドエンドです。
このエンディングの渉と瞠はとても切なかったし泣けました。瞠はこの17年間誰にもワガママ言えなかったんだなあ……。
水みたいに酒を飲む渉から瞠が酒を取り上げて「身体に悪いよ」と諭すところ、何気ない描写ですが本当に息子か弟のようで良かった。
そっと瞠を見守っている親友、白峰春人の存在も物凄く良かったです。この子もとても周りの事を良く見ている気遣い屋さんですね。
あと、春人が「槙原先生は確かに良い人だけど、憧れるなら賢太郎みたいな大人じゃない?」と言っていたのも印象的でした。春人は清史郎の話を聞いてずっと賢太郎の『理想のお兄ちゃん像』に憧れてたんですもんね。
瞠が最期に求めたものが、『先生にもらった自分のためだけのあだ名』だったのもめちゃくちゃ切なかったです。号泣。瞠にとって彼の名前って、本当の親から唯一もらったものであり何よりも大切なものだったと思うので……。渉ならきっと、親が我が子に名前を付ける時のように一生懸命考えてくれるとわかっていたんでしょうね。
しかし何の前触れもなく突然目の前で瞠に死なれる賢太郎かわいそう。トラウマになるだろうな。

・エンディング『escapism』
茅君こっわ!!!wwwww
自信を無くした渉が自ら辞表を提出して幽霊棟を去ろうとしたところ、茅に暴行→監禁されてしまうエンディングでした。
このエンディングは幸いにも茅ルート後に回収したのでまだ良かったんですが、先に見ていたら茅への恐怖で硬直していたと思います。
教え子に『これ』呼ばわりされる槙原渉よ……。

 

茅ルート

ここまでで散々、どちらかというと渉派です と書いて来たのですが(そのわりには彼のことをあまり褒めていないけれど)、個別ルートで一番好きだったのは賢太郎担当の茅ルートでした。
賢太郎が子供たちを導く役だと安心感がありますね。やっぱり“兄”であり、頼りがいのある大人感があるからでしょうか。
そして本編で「得体が知れない雰囲気が怖いな……」と思っていた茅の印象がガラッと変わったルートです。今では春人の言う「茅って弟みたいでしょ」に完全同意しています。賢太郎への忠犬っぷりが好き。

 

・このルート序盤の茅は本当に怖かったです。ひたすら怖かった。
久保谷ルート終盤の手紙で、茅が渉に優しかったのは清史郎の指示があったからなのだという事自体は判明していたのですが、それを踏まえた上で見ると渉に優しくする茅の笑顔が非常に怖かった……。

・賢太郎が無事に監禁を脱し、賢太郎(犬)が帰って来る。あっ……(察し)

・茅ルートAct5、賢太郎が警察を引き連れてやって来るも渉に追い返される事になった際の
賢太郎「これで終わりだと思うなよ!」
渉「終わりだよ。二度と来んな」で笑った。
普段かわいい言葉遣いの人が急に口悪くなるの好きです。

・久保谷ルートを通ってきた後のプレイヤーと瞠だけが賢太郎(犬)帰還の意味に気づきますが、何も知らない茅は清史郎の言いつけ(槙原渉を学園に留める)を守るため、解雇処分となった渉を暴行した上で自室監禁するという暴挙に出てしまいます。春人への抗議活動にメタル爆音で流す生徒会長おもろすぎん?小学生か??と気軽に笑っていたら音漏れで教師監禁が気づかれないようにというおっそろしい理由だったのでぞっとしました。

・犬の賢太郎が帰ってきた意味を誰にも話せない瞠。
言えばみんなが絶望してしまうとわかって嘘をつきつづける瞠は切ない。

・茅を船に例えるセンス……良すぎ……。

・ご飯がなくて途方に暮れる茅晃弘、好き。かわいい。学校では誰よりしっかりしてる生徒会長なのに生活力ゼロ(お金はある)なのほんとかわいい。

・悪いのはこいつだ!自分は悪くない!って言いながら無抵抗の相手を殴るの、兄と同じことやってるって気づいてくれ茅……。
渉は殴られてても怒るどころか「茅君は古川君に似てる」と思いつつ受け入れてしまっている(本編ではあまり描かれていなかったけれど、どうやら共依存関係に陥ってからの古川氏は渉に対して日常的にDVしていた模様)ので、あぁ~……という気持ちで見ていました。このルート、もし渉担当だったら古川君の悪夢再び状態になっていたんでしょうね。

・でもこのルートの槙原渉めちゃくちゃ良い事言ってると思います。
なんでこんな事してくる相手にそんな優しく語りかけられるんだよ……。
こういうところが逆に古川くんにとっても良くなかったんだろうけど、渉の包容力にはただただ感心します。
生徒にうっかり殺されたとしても全然恨まずに死にそうで怖いし心配です。元カノが渉から離れた理由がわかります。

・茅、サイコパスやソシオパスってわけじゃないんだろうけど、急に人間味がすっぽり抜け落ちる瞬間があって怖い。

・生徒会の他面子の前でおかしくなりかけた茅を気遣って(?)斉木くんが「ラーメン食いに行こか!」とみんなを生徒会室から連れ出すシーンが大好きです。一生忘れないと思う。茅本人は気づいて無いけれど、斉木も茅にとっては白峰春人に並ぶくらいヒーローだと思います。

茅の「15分で戻る」に「30分やるわ」って即返す斉木かっこよすぎません!?

・賢太郎と茅が屋上で一晩過ごすシーンも好きです。
それにしても茅家の生育環境、惨すぎる。兄に怯えながらも邪険に出来ないのはきっと優しかった頃の兄を知っているからなんですよね……。

・あれだけ賢太郎に対して殺意を抱いていたのに、一度信頼したら大切なカードをすぐに見せてくれる茅かわいい。

・茅が精神病んでることに斉木は気づいてんだ!めちゃくちゃかっこいいな斉木……!
春人は気づいてないのかな。気づいてるけど、知らないふりしてあげてるのかな。

・幼少期に出会った”白峰春人”の正体を知ってしまった茅。
瞬間湯沸かし器みたいに一気に愛情が憎しみに変わるの怖すぎてこのあたりは正直、かなり引きました。入学式で会った時から何度も春人は「それは俺じゃないよ」と否定してたのに、勝手に依存して勝手に絶望した挙句暴力って……!
助けてない=価値のないもの になってしまうんか……。
賢太郎や清史郎には自分のトラウマとか弱さとか見せても尚懐いていたのに、ずっと一緒に居てくれた春人のことは即見限ろうとするのは一体どうしてなの。春人がずっと茅の依存を鬱陶しがっていて話しさえ聞いてくれなかったなら「やっぱり白峰春人じゃなかったんだ!」と思ってもしょうがないけど、彼はそれでもちゃんと面倒を見てくれていたのに可哀想すぎる。

・茅のストーカーっぷり、全部描写されるとめちゃくちゃ怖いな!(※速攻で瞠に鞍替えしたあたり)
他にも友達いるだろうに、これに1年半耐えてた春人マジでいい奴だよ。

・このあたりは春人があまりに可哀想すぎてちょっと泣いてしまいました。
特に春人が「仲直りしようと思って茅が船を作ってくれてたこと、嬉しかったよ。目の前で壊されて悲しかったよ」と話してくれるところ。
でも、ずっと信じてきた自分の世界が崩れかけている茅には届きません。つらい。

・こんなにギリギリで、あの日出会った”白峰春人”以外に興味ないのに賢太郎にだけは助けを求める茅。こういうところかわいい。

ま~た神波。なんなんだあいつ。怖すぎ。

・というか茅のお兄さんが入院してる精神病院ヤバすぎません!?何回患者脱走させてんの!?

ついに自宅へ茅を連れて帰ってしまう賢太郎。
これってあれですよね、かつての渉と古川と同じ状態になりつつありますよね……。賢太郎さえ共依存状態にしてしまう茅のポテンシャル。

・仕事に行く賢太郎を見送る茅、メンヘラ彼女みたいになってる。

・茅ルートの石野さん好きだな。これぞ“きちんとした大人”という感じで。
「誰でも錯覚するんだ。ああいう子に会うと、“自分なら助けられる”って」という台詞、じわじわ効きますね……。
わたしが二次ヤンデレ・メンヘラキャラを好きなのもそういう錯覚があるからなのかもしれません。相手がフィクション作品であれば本当に助けられる側になれることだって多いですし。
でも本当はそうはいかないんですよね……関わってしまえば助けるどころか共倒れになるか距離を置くかの2択。渉の事件を嘲笑った賢太郎がこういう状態になるってすごく皮肉。本人は気づいているのでしょうか。
このルートの茅と賢太郎の関係は、これでBLじゃないから余計に怖いんだろうなと思います。恋愛感情抜きでこれほど愛憎をぶつけてくる相手とずっと一緒に居たらこっちの精神も参ってしまいそう。

・賢太郎、元々面倒見が良い+清史郎を無視し続けてきたことへの罪悪感で茅に異様なほど肩入れしてしまってるんでしょうね。まともだった賢太郎まで茅と一緒におかしくなっていく様子も生々しくて怖い。

・賢太郎に電話してきた茅が「晃弘です」と名字でなく下の名前で答えるのは微笑ましくて好きです。めちゃくちゃ懐いてるじゃん。

あっ今の今まで完全に渉のこと忘れてた。監禁されてたんだった。
あの時、茅の部屋に監禁されている渉を瞠が賢太郎と一緒に見てなかったら、ひょっとしたら誰も気づかずそのまま死んでた可能性ありますよね……。
茅、監禁ってそんな気軽にして良いことじゃないんだよ……。

・茅ルートではずっと春人の言葉に泣いています。
心配した春人から電話をもらうシーンはめちゃくちゃ泣きました。

・KY渉が週刊誌を持って賢太郎の家に来てしまいました。
まだ見てなかったのに持ってきちゃったのか……いや見てても見てなくても世に出た時点でもう取り返しはつかないのか……。渉は賢太郎が古川くんの記事を出した事に対して怒っているので、これは黙っていられなかったんだろうなとは思いました。
それにしても完全に衰弱状態だったのに怒りに任せて群馬から都内まではるばるやって来る渉、元気ですね。

・茅がようやく治療に踏み出す勇気が出た瞬間、報道記事が全てを潰す。何も言えなくなりますね。
賢太郎自身が渉と古川くんにやったこととほぼ同じ事が返って来る展開、地獄。このルートが恐らく、賢太郎があの日の渉の怒りを本心から理解できる唯一のルートだろうなとも思います。

・出ました!精神科は!予約制です!
うるせえーーーー!!なんでこんな危ない状態の子を野放しにできるんだよ!そんなんだからみんな死んじゃうんだろ!!!!

・順調におかしくなっていく茅。渉を殴り、賢太郎を殺し、瞠の元を訪れます。子供の頃に交わした約束を守ってもらう為に。
過去のトラウマから犬嫌いになってしまった茅が死の間際、かつて自分が殺しかけた飼い犬たちのことを思い出すのつらすぎます……。
・生きていた賢太郎が茅を救ってくれて……。

・そこからの展開に撃沈。とても泣いた。ワインがトラウマになりそう。
望んでの自死ならともかく、希望を抱いて生きようとしていた人をこんな形で連れて行くのは許せないです。清史郎これは殺人だよ!
そして瞠はワインの中身を知っていたと思うのですが、結局誰にも言わないままこの日を迎えているんですよね……。言っていれば防げた事故だろうとも思うのですが。

・ここからエンディング回収

・エンディング:『Titanic』
瞠が神波を連れて心中してしまうエンディング。
瞠が自分の判断で死ぬときはいつも賢太郎の前で死にますね……渉の目の前で死ぬと彼が立ち直れなくなると知っているからなのでしょうか。さすがに考えすぎか。
でもこのエンディングの瞠は咲並みに無責任なヒーローだなと今は思います。茅の”白峰春人”の正体が割れた後のコレなので……。このED後の茅はどうなってしまうんでしょうね。

・エンディング:『numb』
賢太郎が茅を監禁?軟禁?してしまうエンディング。かなり評判が良いEDのひとつと聞いて「そりゃあな!」と思いました。こんなの腐女子はみんな好きでしょ。
でもこれ、茅は未成年なのでバレてしまったら確実に賢太郎がお縄になるやつ……とヒヤヒヤしました。相手が未成年だと仮に同意があっても誘拐になるよ賢太郎!

 

白峰ルート

顔が良くて性格も良い白峰春人。癖強キャラに囲まれながら非常に穏やかかつ優しい人柄なのがどのルートでも滲んでいるので人気があるんだろうなと思っていました。
春人への印象は第一印象~本編クリアまでそんなに変わりませんでした。良い子。
あんなに賢太郎に懐くとは思いませんでした。

・このルートの石野さんがわざと彼の傷を抉るような話し方をするのは許せませんでした。
相手は子供ですよ石野さん……。

・渉を追い出す追い出さないの話の際「そんな写真を出したら教員免許まで剥奪される」って、渉の未来を慮ってくれてる春人やさしい……。
そしてそう考えると茅ルートの渉、生徒に監禁された上に夢だった教員の道も閉ざされていて(写真によって解雇=免許剥奪だと思うので)あまりにも不憫。

・えっ斉木くん演劇部なんだ!あの異様に忙しい生徒会に身を置きながら演劇までしてるって凄すぎません?!
斉木くん存在感あって本当に好きです。もっと出てきて欲しい。

・立ち直りかけた古川君をまたクスリ漬けにしたのは神波!?!!あいつ何!???

・春人を脅して縛って脱走を図る賢太郎。これじゃどう見ても賢太郎の方が犯罪者に見えてしまうんですが……。

・春人は清史郎と共に古川くんと過ごしていた時期がある、と判明。
この2人だけが知ってるってことは他の子供たちは古川くんのことは全然知らなかったんですね……。
「辻村に知られたら鉄平を追い出して追いつめたことを責めるだろう」って春人、いや責め……それは……あ~……わかんないですよね、辻村はやるかも。そんなつもりじゃないんだろうけど彼って威圧感あるから……。

・茅は自分の事しか考えないなと本編時点では思っていたのですが、先に茅ルートをやって事情を知っているので納得。心を病むと他のことなんて考える余裕ないですもんね。

・みんな”津久居賢太郎”に期待してたんでしょうか。清史郎が話してくれるようなヒーローなら、自分たちのこともどうにかしてくれるかもしれないって。
だからってファーストインプレッションが悪すぎだろうとも思いますけどね!渉並みにお人好しな人じゃなかったらあんな出会い方したら普通は賢太郎みたいな反応になって当然ですよ!怖いし!辻村と茅はすぐ手を出すし!!

・神波に近寄るな春人~!神波の異常さに気づいてくれ春人!

・春人はキッズモデルだったんですね。
茅のルートで瞠が春人の名前を騙ったことについて「当時ニュースで報道されてたから白峰春人を名乗った」と言っていて、え?被害児童の名前をニュースで流すの!?と思いましたが、色々納得しました。
『人気子役の白峰春人くんとその弟が……』と週刊誌やワイドショーで連日報道されているところが容易に想像できます。想像したくないですけど……。

・茅の依存した相手が春人で良かったと思います。
茅担当が依存を許してしまう渉じゃなくてある程度関わり方を考えてくれる賢太郎で良かった、と思ったのと同じく、春人は共依存関係がどれだけ不健全かわかっているようなので。
最初から依存されるのが瞠だったら一緒に落ちるところまで落ちちゃってたでしょうし……。

・「英語はちょっと得意だった」と話す古川くん、切ない。なんで薬物なんてやっちゃったの……あんな事件起こしたらもう二度と役者になんてなれないじゃないですか。何よりも印象とクリーンさが大事な職業なのに。

・春人みたいなストッパーがいないとこの監禁は上手くいっていなかった、というのもまた……。咲も賢太郎を虐げるのを嫌がっていますが、彼は春人みたいに色々言って止めさせるというよりは「虐めてるとこ見るの嫌だからあっち行っておこ」というタイプなので……。

・神波が手を出しても賢太郎は攻略できないだろうと思っていましたが、春人ルートの賢太郎を見ていると彼も意外と折れる時は脆そうだと思いました。万能に見えても賢太郎だって人間ですもんね……。

・賢太郎、10年も離れ離れになっていた弟の手によってこんな仕打ちを受けるとは思わなかったでしょうね。
離婚を機に清史郎から離れた賢太郎は無責任という評価になってしまうんでしょうか……。親としての機能を果たしていなかった両親に代わり大事な時期(9~14歳)を弟の子育てに費やしてきたこと自体、どう考えても賢太郎は毒親の被害者でしかないだろ!と思うし、彼らの親に対する怒りしかないんですが。

・賢太郎が鬱状態になりつつあることに気づきつつ、清史郎のために賢太郎を解放できない、医者にも見せる事が出来ないと話し合う子供たち。
そんなことある??自分たちが行ってきた仕打ちのせいで目の前で人が死にかけてるんだよ???
このルートは特に子供たちの異常さが際立ちますね……。常識人“白峰春人”の存在って本当にめちゃくちゃ重要だったんだな……。

・ついに春人が賢太郎の元を訪れ、ようやく異変に気付きました。
みんなが賢太郎の件について「こんなつもりじゃなかった」と話すのを聞いて春人の脳裏に弟くんが亡くなった事件のニュース報道がフラッシュバックするのめちゃくちゃエグい。

・エンディング:『焼け野が原』
良かれと思って選択肢を選んだ結果辿り着いてしまった幼児退行エンド。
私立光智学院、って正式な学校名が出るのって、もしかして本編中ではここだけですかね?
賢太郎を逃がすことに同意していたはずの咲も結局みんなと一緒に逝ってしまいました……。

・賢太郎に過去の話をする春人。
「置いて逃げた」ってそういうこと!?そんなの春人全然悪くないじゃないですか、まだ6歳だったのに。
大人が子供を置いて逃げたのなら最低ですけど……。なっ 吾朗!

「どうして一人で帰ってきたの!?」という白峰母の台詞が春人の心に深い傷となって残っていますが、わたしにもし子供が2人居て同じ事が起きたとしたら咄嗟に言ってしまいそう……と背筋が寒くなりました。
大人だって気が動転していたら冷静な判断なんてできないですよね……。

・春人は殺したいほど犯人を恨んでいるそうです。
でも、抱いて当たり前の感情ですよねこれ……。わたしも一応長女なので、もし自分の弟が同じ目に遭ったら絶対に復讐したいと考えると思います。
自分がこんなに苦しんでいるのに犯人は笑って生きてるかもしれない、と考えるだけではらわた煮えくりかえりそう。

・その後なんやかんやあってタチバナタカシの居所がわかりました。わかってしまいました。ていうか神波テメェはよぉ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

・渉が来ました。そしてまず包丁を構えていた春人にビンタ。渉って生徒に対して結構すぐビンタするよね、久保谷ルートでも兄を差し置いて清史郎ぶっ叩いてたし……。
っていうか渉のやさしくてあたたかい言葉の語彙力はなんなのどこで磨いてきたの!?
ずっと蚊帳の外で状況が飲み込めていないのにまず相手の肯定から入る槙原渉、包容力の塊。でもひねくれが入ってきた高校生の教諭より幼稚園とか小学校とかの教師の方が向いてそう。

・終盤、神波に立ち向かった春人が心底かっこよくて号泣。自分でもよくわからない涙でした。
なんだろうな……なんていうか、子供の成長を目の当たりにした親のような気持ちでした。子供いないんですけど。

・賢太郎の「こいつは命の恩人だ。俺の英雄だ」という台詞、とても良かった。本当に。
この10年、きっとそれは春人が一番求めていた言葉だったと思います。

・茅ルートでは茅の症状が深刻すぎた故か神波の異常さには瞠から話を聞いた賢太郎以外まるで気づいていなかったので、まさか春人ルートでこんなにはっきり神波が悪者ポジションとして描かれるとは思っていませんでした。
まして子供たちに決定的な瞬間を見られてしまうとは……。
拷問された春人には悪いですが正直この展開はとてもスカッとしました。でもこの場に居なかった咲はそれでも神波のことを慕いそう。

・このルートを通った賢太郎は監禁によるPTSDなのか、仕事に復帰できるような状態では無いようです。
このルートでも賢太郎は子供たちを訴えるつもりはないようですが……。賢太郎のこの後の人生が心配になります。
そしてあれっきり行方不明になっているらしい神波。あいつどこ行ったんですか?怖すぎません?

・これから前向きに進んでいこうとした瞬間にワインで全部台無しにされるの、地獄すぎるよ~!
「大人になったと感じた時に」って、どうしても彼らの悩みが解決した瞬間になりますもんね。
清史郎……。

・賢太郎(犬)が帰ってきた時点で瞠がみんなにワインのことを話していればこうはならなかったのにな……という思いが少しあります。

・茅が春人の死に呆然として動けずにいるの、先に茅ルート見てるからあまりにリアルでした。茅はこうなってしまうだろうな。
そして春人に縋りつこうとする辻村が切ない。
あれだけいがみ合って来てようやく親友になれたのに。

・春人の死はどうしてもご両親のことも考えてしまいますね。大人側の視点で見てしまう。春人が無事だったことをあんなに喜んでたのに……。

・春人の一人称が「俺」だったり「僕」だったりするのは意図的なものであると服毒本で読みました。春人の根っこの部分は多分「僕」の方が近いんだろうな。一人称のブレだけ見てもある意味、誰に対してもずっと本来の自分を隠して演じて生きてきた彼の人生が透けて見えるようで物悲しさを感じます。

・以下は白峰ルートのエンディング回収

・エンディング:『眠ったふりをせずに』
監禁という手段を取った以上、ひとつでもボタンを掛け違えていたら有り得そうなエンディングでした。悲しい。
子供たちはそんなつもりないんでしょうけれど、賢太郎が本当に犬みたいに扱われていて絶句しました。
殺人者になってしまった子供たちの未来も一緒に閉ざされるでしょうね。

 

咲ルート

咲、最初から見た目が物凄く好きだったんですが、最初のうちは正体が掴めなさすぎて好きとも嫌いとも表現出来ない気持ちで見ていました。
個人ルートは、実はこのルートのテーマとして据えられているものがわたしの地雷寄りなので非常にしんどかったです……。
咲は個別ルート自体というよりも、このルートを通って彼の内面をちょっとでも掴んだ気になったおかげでじわじわと好きになっていったキャラクターでした。
今では大好きです。咲の笑顔立ち絵超かわいいよね。

 

・花ちゃんは十中八九咲のお母さんでしょうけど、じゃあ神波がお父さんなんでしょうか。
咲は恐らくそう思っているから神波をあれだけ慕ってるんですもんね?

・賢 太 郎 、 記 憶 喪 失 に な る

・物語を書く=辻村ってイメージが強いからネヴァジスタの著者は辻村かなと思っていました。
でもそれなら最初からみんなもっと辻村を疑ってますよね……(と思ったらどうやら辻村煉慈は英語力がほぼ無い=著者ではないということが辻村ルートで判明します)。

・岡崎先生にボコボコにされる神波。ふふっウケる(笑うな)

・病院送りになった神波は痛みからか不機嫌になってしまい墓穴を掘りまくります。
そしてそんな神波の地雷を天然で踏み抜いていくKY渉。さすがだぜ!強すぎるぜ渉!!
渉のことキャラとしては大好きですが近くにこんな人居たら怖すぎてたまらんなとも思います。
ほら渉ー!どうすんの!地雷踏み過ぎて神波さん怒っちゃったよ!(爆笑)

・咲のことを気に入っているらしい斉木。かわいい。

・最初から神波と仲悪い渉、新鮮です。
取り繕わない神波誠二、笑っちゃうほど態度が悪いですねw

・恐らく花ちゃんからであろう電話をガチャ切りした渉に「切ったらまずいでしょ……」「切ったらまずいよ……」と言う同僚教師×2。
職員室の人が渉に対してこんなギャグみたいな返ししてくれたの初めてじゃないですか?
でも渉が許してもわたしは人の机の中に裁断機の刃を入れて怪我させたお前らのこと許してないからな!

・野鳥を連れて行ったら動物病院に怒られるのもちゃんと描いてあってとても良かったです。
野鳥は死ぬのも生きるのも自然に任せないといけないから連れ帰るのは法律違反なんですよね、悲しいことだけど……。今は治療をお断りする病院がほとんどなんじゃないでしょうか。
動物病院の先生、いい人ですね。素敵な獣医さん。

・本当はだらしなくて子供っぽいのに頑張って大人としてふるまう渉かわいい

・咲ルートの咲、かわいいですね。
いつもクールなのにちゃんと子供っぽいところが見える。笑顔も見える。可愛い。

・幽霊棟の子供たち、咲にはみんな甘いですね!?
辻村は添い寝の要望にも普通に答えてくれそうと思ったらやっぱり答えてくれて可愛かったです。
茅なんて絶対、春人以外の人からの添い寝なんて断ると思ってたらあっさり入れてあげてて驚愕しました。
学生寮で同室だった頃はどういう生活をしていたのか非常に気になります。
茅も咲もお互いのこと結構気に入ってる感じですよね。

・花ちゃんのヒールを容赦なく折る渉。
いやマジでダメでしょそれは!犯罪だよ!!相手が花ちゃんで良かったね!?(?)

・最初から渉に塩対応な神波、わりと好きです。
むしろ最初からこっちの方が好きかもしれません。渉には悪いけど。
墓穴掘って勝手に自爆して勝手に渉に冷たく当たる神波誠二、面白い。
このルートの渉は早々に神波の子供っぽさ・幼稚さにも気づいてるんですよね。

・咲はもう清史郎の考えた遊びに付き合うのに飽きたようです。
清史郎が本当に生きているかどうかもあまり真剣に考えていないようですし、これで清史郎が死んだとしても咲は責任を感じないだろうな……と思いました。
まるで責任感が無いのに命を飼ったり子供が出来るような行為をするのは良くないんだよ咲……。

・花ちゃんとしていた、“渉の体温が高い”という話は暗闇で咲の手を掴んだ時の対比&伏線だったのか~!と感激しました。

・瞠と神波のことを告発しても誰にも信じてもらえない咲。かわいそう。
あれだけ慕ってた相手に「あの子は面倒臭い」って言われてるの聞いちゃったらそりゃショックですよね……。
そして今まで完全に神波寄りだった咲が、彼から渉への悪い印象を与えられそうになった際に「でも、(槙原先生は)ツバメのお墓を作ってくれた……」と呟くところ、流されて無責任だった咲の僅かな自立の芽生えのようなものを感じてとても好きです。

・咲ルートで特に嬉しかったのは、このルートでは岡崎先生が死なずに済みそうなところでした。
2人とも英語教師ですし、誤解が解けて打ち解け合えば渉と岡崎先生は意外と話が合うのかもしれません。渉は年上が好きですし……。
まあ岡崎先生が精神を病んでいるのは変わってないと思うのでまずは治療するところからですが。
あっでも岡崎先生、解雇処分になったから退職金も無い上に元奥さんから慰謝料ふんだくられたせいでお金無いんですっけ。うーん。

・神波の母親の話を聞きました。
両親が自殺しているというのはエンディング『あら野の誘惑』でちらっと神波本人から聞いた話ですね。
それにしても自分の息子に死んだ男の名前付けるのヤバすぎません?もし産まれたのが女の子だったらどうしてたんでしょう。
瞠には母親から貰った自分のための名前があるけれど、神波誠二は名前も自分の為に付けてもらえたものじゃなかったんですね……。

・咲の問題について話し合いをする渉と石野さん。
咲の性的な乱れを「意味を知る前に経験してしまった咲は、未だに自分が傷ついている事に気が付いていない」と話す石野さん、お、大人……!
男子高校生ならそのくらい考えなくてもわかるだろと叱り飛ばすんじゃなくて、ちゃんと向き合ってるんだな……。

・咲がこの学園に入った理由が切なすぎました。
ただ流されて無責任に生きている咲も、心の底ではずっと花との関係に怯えて「物理的に花と離れないと」と葛藤してたんですね。

・教師として、咲と真面目に性の話をする渉。
本来は「教師だから」とそういう話題は避けていたのに咲とだけはしっかり向き合って話したのは、本当にこの子の助けになりたいと思ってるからこそだよなあ。

・咲~……。
「仲良くしたいからキスして」って、渉が必死こいて頑張ったあの授業があんまり響いていないような印象を受けてわたしは悲しいですよ。

・花ちゃんwww
「先生!じじい(を)やっつけて!」で申し訳ないけど笑っちゃった。
強すぎるだろ、この32歳。

・咲が放置したツバメの面倒も見てあげる春人……やっさしい……。

・咲の秘密を知る渉。
春人の時よりももっと露骨な性犯罪の話だ……と絶句しました。
1人の子供の心が静かに壊される話でした。つらすぎる。
母親になるには心身ともに若すぎた花ちゃんからはネグレクト紛いのこともされていたようですし、咲の人生も相当壮絶ですよね。
普通そんな事する母親のことは嫌っていくものですが、恋愛感情が芽生えてしまっているせいで更に感情と関係性が捻じれて拗れてしまっている感じ。

・花は母親だから抱かなかった←はい
姉なら抱いてた←え!?!!
さっちゃん、それはちょっとどうかなあ!?感覚おかしくないですかね!?!!

・神波が復讐したかったのは大人たちに対してでしょ?
白峰家はともかく、他の家は全然大人はダメージ受けてないじゃないですか。
あ、だから花ちゃんと再会した時の神波は青ざめたのかな……。
・「僕の価値観が間違ってるって言うのか!?」と職員室で怒鳴って「いや!?え!?」って他の先生に言わせる渉に笑いました。咲ルートの職員室面白い。
・賢太郎と渉を連れた咲が古川くんの遺書を見つけるシーン。
「えっ、また!?」と呟いてしまいました。そうです、また生徒をビンタしました、渉。
渉が生徒に手を上げるところを見るのはこれで3人目ですけど!?
咲の癇癪に怒るのもわかる気はするけどここで咲を殴るのはダメでしょ……。
ほらまた「古川と僕どっちが大事なんだ」って話になっちゃうし!そりゃそうよ!
わけもわからず監禁されてる賢太郎が抵抗するために相手を殴るというのはわからなくもないんですが、教師が何度も生徒叩くのはまずいですよ!

・泣いていた渉に気づいた瞠が「どの先生に何をされたんだ」と聞いてきてくれたところ、ちょっと泣きました。
瞠……君は本当にいい子だなあ……。

・みんなが揃っている幽霊棟の食堂で咲の本当の両親が判明。
神波やばすぎる。このシーンもだし、この後神波を追いかけて行った咲に対する暴言も容赦なくてえげつない。
いくらプレイボーイでも相手は17歳の子供だよ……。
神波、もしこの発言で咲が自殺しても全く罪悪感を抱かなそうで怖い。

・石野さんが神波に「未成年を妊娠させた挙句認知もしなかった男は嫌い」みたいなことを言ってたのって久保谷ルートでしたっけ?
あの時の神波の「はあ?」って反応、こういうことだったんですね。ほんとに身に覚え無かったんだね。

・咲と花ちゃんを物理的に離すために、全寮制の学校を探したのは石野さんでした。
石野さん、めちゃくちゃちゃんとしてるよなぁ。夜の相手には不自由しないだろうに、「元カノがどうなろうが知~らない」で終わらせずにいつまでも甲斐甲斐しく和泉家の世話を焼いてくれていて素敵すぎる……。

・花ちゃんの言い分もおかしいな!?
神波が「お父さんのことなんか忘れて俺と付き合おう」って言ってくれると思った、は、まだ良いんですけど、神波の口車に乗せられて実父と寝るのはおかしいよね!?
そして神波も「そんな今更……」じゃねーんだよバカどもがよ……(口悪)
なんなんですかこのゲームの30代は。頭がおかしいんですか?(暴言&暴言)(すみません)

・神波と対峙する渉かっこよすぎて転げ回りたくなりました。かっこいい。最高。「うなされてるのは貴方だろ」!好き。
言葉がどれだけ人を傷つけるかわかってるからこそ、神波を追い詰める時に全然容赦しないところ好きすぎます。ありがとうございます。

・弱っていたツバメは助からず死んでしまいました……。
本当にこの獣医さん素敵だ。咲のルートは石野さんといい獣医さんといい、素敵な大人が沢山いる回ですね。

・鬱状態になりつつある咲の状況を聞いて「カウンセリングを受けさせた方がいいかもしれない」と言う石野さん。
茅ルートの時、賢太郎に茅を病院に連れて行くように助言してくれたのも石野さんでしたよね。
個別ルートの子供たちはどう見ても渉や賢太郎に救えるような状態じゃないのに、2人とも「自分がどうにかしなければ、彼には自分しかいないのだから」という思考になってしまうから失敗してしまうのかなぁ……。
少なくとも賢太郎は茅を医者に見せる事に成功していましたが、渉は「あの子の出生を他人に話すんですか」と石野さんの案を拒絶。あー……その気持ちはわかる……めっちゃわかるけどさ……。

・賢太郎の元を訪れて咲のことを相談する渉。
ていうかこのルートの賢太郎ずっと記憶障害だけど賢太郎こそ大丈夫なんですか。
あまりに穏やかだから半分忘れかけてましたよ、賢太郎もヤバいことになってるって。

・「性的に潔癖だとは思う」って、それが本音なら賢太郎ってものすごく柔軟だな……普通、いや普通って言い方するのも今時良くないんだろうけど、そっちの気がなければ普通は難しいと思うよ、同性と性的にコミュニケーション取れって言うのは……。

・似たパターンで共依存に陥るBLゲームをやった事があるんですが、これは……きっつい……渉じゃなかったら投げ出してるし逃げ出してる。
BLじゃないからこれだけキツいんだろうなと思います。見てられない。

・渉に想い人がいるっていうのもこのルートでは重要な意味を持ちますね。

例の選択肢
いや…………いやいやいや
キスしたらダメだろ絶対!なんぼわたしが童顔好き腐女子でもこの流れで嬉々としてこれを選んだりしません!!!!
これは正直エンド回収の時に選択するのもめっっっちゃ嫌でした……つらい。マジで。
元々不安定な子だったから絶対にこうなるってわかってたし……。

・ちょっとこの辺りプレイメモが曖昧だったのでスクショを見返そうとしたら、ここからの展開ほとんど全部スクショしたんじゃない?ってくらいログ取ってて自分に引きました。執念を感じる。
つらすぎてメモ取ってる場合じゃねえ!という気持ちになって、でもとりあえずすぐ見返せるようにしようとしたんだと思います。

・咲を拒んだ後の食堂でのやり取り、すげー怖かったです……シンプルに怖かった。
割れたグラスに度数の高いお酒を延々と注いで来る壊れた子供と、生徒を助けるためにどうしたらいいか考えながら、出されるままに必死でお酒(ガラスの破片入り)を飲む教師。異様だよ。

・屋上
自暴自棄になり女の子の家に身を寄せようとしていた咲が「……でも、また(先生が)寝ずに待ってたら……」と外出を躊躇したシーンが好きです。
咲は自分のせいで誰かを傷付けたくは無いんだな、ワガママで無責任なところはあるけどいい子なんだなぁ、と強く感じたシーンだったからです。
ここの屋上でのやり取りもそれと同じ気持ちになりました。
1人であれば簡単に身投げしてしまった彼が、渉が追いかけて来たことで一緒に落ちないようにフェンスを掴んだり説得を聞いて生きる事を選んでくれたりしたことって他人に対する愛情が無いと出来ない事だったと思うし、ものすごく大事なやり取りだったなと未だに思うんですよね。うまく言語化出来ないんですけど伝わるでしょうか……。

・同僚教師のみならず幽霊棟の他メンバーにまで誤解される槙原渉

きっっっっついよ。なにこれは。
なんでこんな目に遭わないといけないのという気持ち VS まあ問題にはなる、わかるという気持ち。
いくら同性でも教師と生徒が同じ部屋で寝泊まりするのはね……古川くんの時と完全に同じことやってるよねって多分プレイヤーみんな思ってたんじゃないですかね……。
同僚教師「これだけ問題を起こしておいて一緒に居られると思うんですか」
はい、正論だと思います。

・斉木くん好きだ~!最高!
咲、元気になったらぜひ斉木くんと仲良くしてほしい。ほんといい奴だよ。

・咲と渉の関係について噂話をする生徒たちに対して瞠が言っていた「これでさっちゃんがマジで死んでも、自分たちのせいだなんてこれっぽっちも思わないんだろうな!」という台詞を録音して毎晩神波誠二の耳元で聞かせてやりたい。瞠からなら多少効くでしょう。

・内容がセンシティブすぎて幽霊棟の面々にも何も説明できず誤解が解けないのしんどいですね……。意識的にハブられてた久保谷ルート以上につらいかも。だってほんとにみんなが思うような間違いは犯してないのに……。

・このルート、渉はほぼ咲と瞠以外の子供たちと関わりませんでしたが、何気に賢太郎とかなり仲良くしているのでその点はお気に入りです。
やっぱりこの2人って因縁が無ければ普通に仲良くなれそうなんだよな。

・自分を取り戻した和泉咲の復讐ターンがとてもかっこよかった。
自分がやられたらいやな事は人にもしちゃダメって、保育園児でも知ってるよ神波。

・咲は、今回もし賢太郎が身を挺して庇ってくれなかったらそのまま刺されて死んでも構わないと思ってたんでしょうか。
復讐心で全部上書きされてしまっていたとは言え、それをやると渉も賢太郎も友達たちも花ちゃんもみんな悲しむってところに思い至ってくれなかったのは残念です……。

結局捕まんねえのかよ神波!ちょっと納得いきません。
このルートでくらいお縄になっても良かったのでは??
咲、いくらなんでもこの人は許さなくても良かったのでは?賢太郎刺されたんだよ?

・花ちゃんにプロポーズする石野さん、さらりと超かっこよくて良かったです。
まあ……なんかこのルートやってると「何年も咲を苦しめてきた花ちゃんがあっという間に幸せになってしまうのはどうなの……」と正直思わんでも無いんですが、花ちゃんの幸せが咲の願いでもあると思いますし、こういう形で分断されないとこの兄弟はまた同じ事繰り返すんだろうなと思ってしまうのでこれで良かったんだと思います。お幸せに!

・🍷

最後の独白は咲が一番刺さりました。未だにスクショ見ると泣いてしまう。
ひとりで素っ気なく世界とバイバイしながら、誰かの人生のちょっとした瞬間に思い出してもらえることを願う和泉咲、あまりにも……あまりにもいじらしくて愛しくて尊い。
そうなのかな、と思っていたんですが服毒本で(反転:渉の部屋をノックしたのは咲の幽霊のつもりだった)と言及されていましたね。
渉の部屋にだけはありがとうとさよならを言いに行ったんだな……と思うとやっぱり泣けます。咲……。

 

辻村ルート

・辻村ルートの個別BGM、とてもいいですね。こういう音楽で来るか~!と衝撃でした。
・さすが、表現が詩的。
これだけ言葉の大切さをわかっていながら彼はどうして他人を傷つけるような言葉を選んで話すんでしょうね。

・茅に「お前の人生は完璧で穏やかで平坦」って、実情を知らないから言える台詞だな……とめちゃくちゃひやひやしたけど茅は怒りませんでしたね。
大人なのか、諦めちゃってるのか、“白峰春人”以外に明かしたくないことだから誤魔化すのが上手くなったのか。

・このルート、ネヴァジスタを見つけた時に神波じゃなくて辻村が来るんですね!

・日本語作家なんだから日本語のもの以外は知らん、興味ない、出来るようになる必要もない!ってマジで言ってる?
作家ってむしろ一番色んな事に堪能でアンテナ張ってないといけないような職業じゃないですか……?

槙原渉は忍
じわじわくる。
これのために誤字ってたんですね岡崎先生!

・徹夜で翻訳作業させられる渉かわいそう。一応教師だぞ。社会人寝かせてあげて。

・えっ 辻村の好きな人ってもしかして……?

つ、辻村~!
殴った相手が渉じゃなかったらお前……。
っていうか渉の話はノートに書きながらからかったくせに、お、お前…………(ドン引き)。

・辻村ルートの辻村、今のところめちゃくちゃ苦手です。
相手を傷つける事を平気で言うくせに自分が攻撃されたら暴力で解決。嫌すぎる。
めっちゃ繊細(らしい)なのに人の気持ちには繊細になれないの?そんなことある??
自分の話は書き留めず、他の子のネヴァジスタの話を全員に聞かせてつるし上げってそれはないでしょ。
「こいつはそういう男」って、春人の事件は彼がまだ6歳だった頃の話ですよ。そもそも春人のせいじゃないですし……。

・賢太郎の監禁部屋で話をしてくれてまだ良かったですね。
賢太郎が居なかったらここで殺人事件が起こってても仕方ないですよ。
みんなが怒るの当たり前じゃないですか、こんなの……。

・緊急会議後の朝、挨拶を無視される渉に一人だけ挨拶を返す瞠、本当好きです。いい子……。
気遣い屋さんでかわいいけど同じくらいかわいそうです。幸せになってほしい。

・咲ルートを通ってきた後なので、無邪気に神波に甘える咲を見てると胃が痛みます。

・渉が先生っぽいことしてる!(※先生です)

・辻村がこの学校を選んだ理由を教えてもらいました。名門校なのに英語出来なくても入学できるんだね……。
なんとなく辻村は国語がダントツ出来て、あと英語以外の科目は全部それなりに出来そうなイメージがあります。回転が早いし、地頭が良さそう。

・孤立していく辻村を気遣う賢太郎、優しい~!
このルートの賢太郎すごく好きです。お兄ちゃんっぽくて。
辻村煉慈が思ったより一途でやきもちやきだったために担当の渉に一直線状態になっちゃいましたが、辻村ルートの賢太郎とのやり取りは心に残ったところが沢山あります。

・いくら同性だからって知らん大人の家にホイホイ行くなよ!
今の時代なら誘拐だよ!

・ということで渉の友人である南さんの家に来ている辻村。
渉が子供を依存させる節がある、っていうの、友人にもバレてるんですね……。じゃあ元カノの唯さんも気づいてるんだろうな。
渉、相手が女生徒だったら絶対ガチ恋されて卒業後にストーカーにしてしまうタイプだと思って見ています。
彼の向ける愛情って親が子供に向ける無条件の愛と非常に似ているので、特に親と上手くいってない家庭環境の子が相手だったらとんでもないことになるだろうな。厄介なことに幽霊棟は春人以外みんなそうですし。
本当に親であればお互いがお互いにとって特別な存在だけど、そうじゃないしそうはなれないから槙原渉に依存した子供は苦しんでしまうんだろうなと思います。

あいつに(俺が)特別じゃないなら、俺だって(あいつは)特別じゃない……って、コト!?
えっ なにそれは……?ど……どうしたの辻村くん?
言ってるそばからそれ依存に片足突っ込んでませんか?!いつの間にそんなことに……?!

・辻村のネヴァジスタ朗読会のせいでみんな他人に秘密がバレた状況なのに、今回は比較的精神が安定しています。
茅なんて特に、“白峰春人”以外に秘密がバレた時の暴れ様が凄まじかったので心配だったんですが……まあ大丈夫なら良かったです。
茅、父親の性格は良いか悪いかと聞かれて「悪いね」と即答するのマジで闇深だと思いました。怖い。

・古川は生きている、と渉に虚偽のメールを送っていた辻村には普通に怒りが湧きました。
他人の大きな傷をそういう形で利用するの、控えめに言っても最悪だと思うんですけど……。冗談じゃ済まないよ。北海道にまで行かせてるし。

・辻村の叔父さんから、彼の事情を色々と聞きました。
『事故の影響で何もわからなかった、他人は聞けば答えてくれた。だから煉慈は今も、他人は聞けばなんでも教えてくれると思ってる』
『人が隠したいものや、心の痛みまでは煉慈にはわからない』
……いや……でもネヴァジスタの件もそうだけど、自分自身が嫌だと思うことは他人も嫌でしょ!?普通そう思うでしょ!?
え、わたしの言ってる事おかしい?

・渉が感じた辻村への、うわ……という感情、あまりにわかりすぎてちょっと笑いました。大人を馬鹿にして見下す子供への、シンプルかつ一番的確な表現。

・古川くんのふりをしてずっとメールを続けてるの、いじらしさにきゅんとくる人も居るんだろうなと思いましたが、わたしはドン引きしてしまいました……。
もし自分がこんな事されたら相手を絶対許せないと思います。

・教員寮、部外者でも誰でも侵入できるの怖すぎる。
いくら男性しかいないからってセキュリティ甘すぎでは。
下手したら岡崎先生が包丁片手に夜中襲撃する事も可能じゃないですか。

・神波の嘘にあっさり騙される渉。
ネット知識ゼロなの!?
メールアドレスで住所がわかるわけないだろ!!!!しっかりして!!!!!!
変なメールが届いても絶対開いちゃダメだこういうタイプの人は……。

・古川のふりをして神波とメールしたことで、神波の異常さに気づいた辻村。

・アン○ャッシュのコントみたいになってきましたw
みんなお互いにもうちょっとコミュニケーション取ってくれよ……。
秘密を抱えすぎて誰も身動き取れてないじゃん……。

・言う事を聞かないならお前は友達じゃない、って小学生か!辻村!

・ここまでで渉の担当だった瞠・咲・辻村全員から「古川古川って!俺(僕)のことなんかどうでもいいんだろ!」と言われてしまう教師槙原渉、本当に恐ろしいなと思います。

・他のルートだとここまでじゃなかった気がするんですが、このルートでの辻村→春人への横柄な態度、過剰すぎて読みながら普通にイライラしてしまっています。
春人の気持ちって、きょうだいがいないと分からないものなのなんでしょうか……親しい人を亡くした相手の気持ちに立って考えるってそんなに難しいんでしょうか。
そんなわけないと思いたいんですが……。
普段温厚な春人が泣いてここまでブチ切れないと自分の過ちに気づけない辻村、ちょっと人としてやばいよ。

・みんながとても仲悪くて胃が痛いです。
空気がずっとギスギスしている。

・雨宿りのところ
渉、そういう(相手を依存させる)性質持ちって自覚あったっていうか既に他者からはっきり指摘されてたんだ!?と驚き。

・あっ、えっ、もうベッドインしちゃってたんですね。
片思いかと思っていました。
うーん、それを父親に嬉々として伝える神経はやっぱりわからないです……。
でも寛子さんの神経はもっとわからないです。
辻村は嫌がる女性を無理矢理襲うような子ではないので、寛子さんがきちんと拒んでいれば……とどうしても思ってしまいます。
年上だし人妻なのに、なんでそんな無責任なことしちゃったのかなぁ。

・渉の「君まで失ったら、僕はもう立ち直れない」って台詞を聞いて各キャラGOODエンドのことを考えて頭を抱えました。
何回考えても、教師になって数ヶ月でこんなことに巻き込まれてるの不憫すぎません!?新人教師が立ち向かえるような闇じゃないよ。

・辻村「じゃあ、じゃあ今度、(一緒に)どこかに出かけるのは?」って超かわいいですねw

・辻村が古川くんのふりをしていたことが渉にバレました。
え!絶対怒ると思ってたから「僕の事慕ってるから古川くんのふりしたのか……!」で許す渉に唖然としました。それでいいの!?
……と思ったらそういう方向に話が進むのね。
今までは生徒から慕われたら素直に喜んでたのに今更何故。

・このあたりの渉の葛藤は、子供と接する仕事をしていた時に自分自身が悩んだ悩みと同じだったのでとても感情移入してしまいました。
こういう子が心を開いてくれた時って、本当に嬉しいんだけど、でも本当にこれでいいのかなという不安にも駆られるんですよね。
親では無い人間が他人の子にどこまで干渉していいのかとか……。

・これも後から服毒本で読んだんですが、最初は(反転:辻村が古川くんのふりをしていた事に気づいた渉が激怒する展開になる予定だった)と書いてありましたね。
個人的にはもしそっちが採用されていたとしても気持ちはめちゃくちゃわかるなあ……というかいくらなんでも絶対怒るだろうと思ってたから、むしろびっくりしました。
でも、雨宿りのシーンで「古川くんのことは考えないで君のことをちゃんと見てるって約束する」と言った直後にそうなってしまったら、それはそれで「やっぱり古川古川じゃん!教師としてそして大人としていくらなんでもダメだろ!💢」と思ってしまっただろうとも思うので、現行の状態に落ち着いて良かったです。

・くっ……なるほど 素直さが見えてくるとかわいいですね辻村煉慈……。
清史郎に誘われたかったけど誘われなかったからお前と行きたい、って……なにそれ、かわいいね……。

あ~~~~!!!!!
頼むから神波に直接聞くのやめろ~!渉~!!!マジで!

・久々の岡崎先生暴走回。

・神波誠二 VS 茅パパ&春人パパ
パパ組に「俺がまだ何もしてないと思ったの?」と挑発する神波、怖い。ガチギレじゃないですか。

・神波の存在を知った父親たちの判断で、みんな転校することになったようです。
辻村がこんな形で孤立を深めていくのは可哀想。

・どのルートでも賢太郎はかっこいいな。

・南「槙原はファミレスで働いても死にかける男」←名言

・「土下座しろ」のシーンで吾朗さんのことが一瞬で嫌いになりました。
嫉妬心を抱いてしまった気持ち自体はめちゃくちゃわかるんですよ。辻村の態度に嫌気が差したというのもめっちゃわかるんですよ。
でも、おかしいでしょ。過去のことが一切無ければ心から同情できるけど、でも元々はお前が悪いんだろ!
人を死なせた上に幼子だった辻村の記憶を飛ばす程酷い目に遭わせておいて何言ってんだこいつ!?
としか思えませんでした。
神波から守ってやろうとしたのに……じゃないよ馬鹿なの?
吾朗だけは辻村煉慈に一生顎でこき使われても文句言っちゃいけないくらい彼に対して酷いことしてるでしょ。
ここで辻村が謝れ謝れと詰られるの、マジで納得いかなくて腹が立ちました。
謝んなくていいよ……。辻村のお母さんを強姦した上に殺した男だよ。
春人が来て庇ってくれたところは泣きました。春人本当にいい子で泣ける。

・せっかく庇ってくれた春人にも素直になれず、茅が書いた手紙も読まずに捨ててしまう辻村。
自分のせいで渉の顔に傷をつけてしまったと思い込んでいることで完全に自暴自棄になっています。
神波の嘘で精神的に不安定になっていた古川くんもこんな感じだったんでしょうか……。

・咲とのシーンはめちゃくちゃ泣きました。
咲がこんなに素直に心の内を話してくれることって、咲ルートでさえもあんまりなかったので。

・青いネヴァジスタを読んだ神波、異動を決断したようです。
それで地獄の連鎖を終えられるなら最初からそうしてくれよ。なんなんだよお前は。

・病室で瞠が渉に辻村のネヴァジスタを渡すシーンで内心めちゃくちゃ盛り上がってたんですが、その後の幽霊棟で「あっそういえばまだ賢太郎監禁されてたんだった……」と申し訳なくなりました。
子供たちみんな転校しちゃったし、清史郎もう居なくなってそうですよね……。まだ生きてるのかな……。

・辻村ルートの賢太郎は兄のようでもあり父のようでもありますね。好きです。

・親世代の話。
色々言いたい事はあるんですがとりあえず一言いいですか?
咲パパ&春人パパと咲&春人、あまりにも可哀想すぎませんか?
だって咲パパ&春人パパ、本当に全く何も悪い事してないじゃないですか!?
あと、そっちの気もない未成年の生徒に告白する教師・大澤誠二にはドン引きしました。

・辻村パパは女性が怖いと言いながらどうして2度も結婚したんでしょうか。
若い女性と結婚したって、いずれその人も歳を取るってわかってるんでしょうか……。
そして1人目の時はともかく、2人目の煉慈の時は自分で望んで子供を作ったのでしょうに、その子とのコミュニケーションを放棄した結果ここまで我が子を悲しませて苦しませて。最低。
辻村本人が尊敬しているお父さんにこんな事言うのも申し訳ないですが、辻村パパには誰かの親になる資格は無かったんじゃないのかと思いました。
……ということで辻村煉慈以外の辻村家の登場人物たちには、未だにあまり良い感情を抱けていません。
中でも最悪だったのは吾朗さんです。お前がわたしの絶許対象ナンバーワンだ。

・渉とデレ期辻村、恋人みたいになってて笑ってしまいました。かわいい。
しかし、容赦なくちらつくワイン🍷

・「この物語を大好きな先生に捧ぐよ」という言葉、泣きそうでした。
あの辻村が「大好きな先生」って言ってくれるなんて……。

・クリア後に『人殺しのレンジ』を改めて読んでみたんですが、赤いネヴァジスタを書いたのが彼だと知った後に読むと「ほんとあの人、控えめに言ってもクソだな……」と舌打ちしそうになります。
一貫して「この物語の子供は最低な人間です」と言いふらすような語り口調はあまりにも大人げないですし、主人公の名前をそのものズバリの『レンジ』にするところも陰険だと感じます。子供相手にこんな事する奴の夢なんて一生叶わなくていい。

・そして物語の提供者だった清史郎は、神波と瞠の過去については何も知らなかったんですよね?
じゃあ「口だけのおばけのジャック」は吾朗さんが独自に調べたことを書いてるって認識で合ってますか?すごいな。もう編集者じゃなくて探偵になったらいいんじゃないでしょうか。

 

そのほかの感想

この他の感想については雑多に書き散らしていたせいでどうやって分けるべきか迷ったので、この章にまとめることにします。

沢山メモしていたんですが、とりあえず特に気になったところだけ箇条書きで。

 

*END3

・古川くんというのは僕の生徒で(中略)

・散々シリアス展開させた後のこれ、面食らいますね。かま○たちの夜みたいだ。

・というか清史郎……。
賢太郎を監禁する時も棒状のもので頭殴ってたし、今回も渉を昏倒させるために首絞めてて、あっやっぱりこの子ヤバい子だなという思いが一層強まりました。
下手したら殺しちゃう可能性あるよ。

・そういえば校長と話してた変な外国人居ましたね!
存在を忘れてました。1周目でしか見なかったから……。

・春人「……授業中だよ(小声)」←かわいい

 

*ボーナストラック2

・辻村、神波と仲良くなりたそうにしてるのかわいい……なんて健気な子。

・渉、さらりと神波のことを「僕?恨んでるよ」と言うところ正直めっちゃ好きです。しかもこれ瞠に言ってるんですよね!?
いやぁ やっぱすげーわ、槙原渉。

・茅、「卒業したら一緒に住もう」って春人に言ったの!?!!!(笑ってる)(かわいい~)
春人はいきなり一人暮らしすると毎日寝坊しそうなので、最初は誰かと一緒の環境の方がいいような気はしますね。

・茅が「願い事がたくさんある」と言っていたのが特にじーんときました。
心が死んじゃってて、自分のやりたいことが何もない、それを不思議にも思わないのが茅の危うさであり悲しさだと思っていたので……。
自分のやりたいことがどんどん出てきている、自分のために色んなことが出来るようになっているんだなぁ。泣ける。
茅ならこれからどこにだって行けるし何にだってなれるよ。

 

*渉と清史郎について
・無邪気で純粋に、心の底から他人を肯定するところが、彼らが「似ている」と言われる所以なのかなと思いました。
自分自身の芯がブレブレな相手に対して怖いほどの引力があるのに自分の特性は何故か理解していなくて、自分の行動が他人にどう関わってくるかまでは上手く考えられていない事が後戻りのできない悲劇を招いてしまう感じ……?

 

*御影清史郎について
・賢太郎の大切な身内なのであまり悪くは言いたくないんですが、やっぱり本編だけだとどうしても「怖い・得体が知れない」という感想を抱きます。
渉が悪意のない善で人を殺してしまう人なら、この子は悪意のない無邪気さで人を殺してしまう子だと思っています。

・犬の賢太郎。犬って飼い始めた頃の躾が本当に大事なので、御影家の誰かが頑張って躾けてたんだろうなと思いました。そして多分それは清史郎じゃなさそう(酷い偏見)。

・清史郎の問題って、結局何も解決してない気がするんですよね。
俺の家族は兄ちゃんだけ、って、せめて自分で生活できるようになってから言いなよ……。
「兄ちゃん以外は家族じゃない」と言われながら清史郎の妹としてずっと育ってきたのであろう御影さやかちゃんが可哀想。

 

*津久居賢太郎について
賢太郎が弟の手紙をちゃんと返していれば、古川くんをネタに記事を書かなければこの事件は起きなかったわけですが……
いや 自分で書いといてアレですけど、そんなことあります?
賢太郎が全部悪いの?全部??え?
この辺りは多分人によって感覚が分かれるのだろうなと思いますが、わたしはちょっと……この件で賢太郎がここまで責められないといけないとは思いませんでした。
親が離婚して離れ離れになった弟に手紙の返事を返さない、なんてよくある話なんじゃないかな……。
9歳差。しかも賢太郎は社会人。弟がずっと母ひとり子ひとりで暮らしていたならともかく、新しい家族も出来ているとなれば相手をするのを遠慮して徐々に疎遠になってしまっても仕方ないと思いました。

古川くんの記事も……、まぁ……もうちょっとやりようがあっただろうと思わなくもないですが、仕事でやったことですし……。

 

*古川鉄平について
古川くんが生きて槙原先生と再会できないことがつらい という意見が大多数らしいので書くか迷いましたが、わたしは逆にこれで良かった、むしろこれこそが槙原&古川双方にとって一番だったんじゃないかなと思っています。
めちゃくちゃ残酷なことを言うんですが、槙原&古川の共依存って、ある意味古川くんが亡くなっていたおかげで断ち切れた呪いだったんじゃないかな……。古川くんがきちんと更生して自立に向けてまっとうな人間になろうとしてくれていたのなら再会出来なかったことを残念に思えたかもしれないけれど。

自立のため、許されるため、ご両親と恩師にまた会うために頑張る→その方法がホームレスしながら薬物の販売を行うこと(しかもまだ自分でも使っている)  というのがわたしは受け入れられませんでした。なんでそうなっちゃうんだよ……!
少年院上がりでまっとうな職に就くのが難しいことはわかるけど、それだけのことをしたんだよ。渉が心身ともに異様に頑丈だっただけで、普通に死ぬか重い後遺症が残るような事件だよ、アレ。
なのにまた高校生の清史郎や春人を巻き込みかねないような犯罪で食いつないでいこうとしている彼の神経がわたしは理解出来ませんでした。
あそこだけ見てると、神波が唆さなくてもそのうちまたジャンキーに戻りそうだし、渉と再会すればまたDV魔に戻った挙句今度こそ殺人犯になりそうな予感しかしません。
……だって古川鉄平に対峙するの、あの槙原渉なんですよ!?
謝罪に来た古川くんに「その気持ちは受け入れます。お互いのためにもう二度と会うつもりはないけれど、君も頑張ってね」とは絶対に言えないし言わないであろう男ですよ。もし再び縋りつかれたら、互いのために決別するという選択ができそうにない男。
渉って自分の性質を理解して今後の反省に生かしていこうという思いはあるものの、対古川になると途端に冷静度がゼロになるので、もし再会していたらあの二人は99.9%同じ轍を踏んでます(断言)
本編内の古川くんがした事で唯一良かったことと思えたことは、神波の言いなりになって清史郎を殺さなかったことです。ほんとそれだけ。

 

*渉と賢太郎
主人公2人の関係性がとても好きなので服毒本とかサンクスディスクの事も含めてちょっと語っていってもいいですか?ありがとうございます。
渉と賢太郎、“槙原渉は津久居賢太郎を嫌い”だという前提があるからこそ上手くいっているという稀有な例だと思って見ています。
面倒見の良い兄気質な賢太郎と根っからの末っ子気質な渉の相性は抜群っぽくて、賢太郎のほうは何となくそれに気づいている気がするんですよね。「Q.槙原先生と別の出会い方をしていたら良い友達になれたのでは?」に対する賢太郎の「A.俺がそう思ってもな」とか、サンクスディスクの辻村のエピソードで「こんなに付き合いがあるのにあっさり騙されやがって……」と苦々しく呟く賢太郎とか、彼の方はもうわりと渉を友人として認めつつある空気を感じるんですよね。
でも、賢太郎って多分そういうところを指摘すると離れていってしまう男(石野さん談)なので、「君の事は生理的に嫌い」と宣いながらしれっと遊びに誘ってくる渉みたいな奴のほうが友人関係が長続きしそうな気がします。気のせいかもしれませんが。

 

*槙原渉について(長い)
・渉って性質としては善人なのに全部空回りし、挙句どれだけ気を付けていても誰かに肩入れした瞬間に古川くんの時と同じ過ちを繰り返してしまうのが非常に可哀想。相手を自分に依存させてやろうと思ってやってるわけではないのに妖怪みたいな扱いされてるし……。
出る作品が違ったら普通に善人ヒーローになれそうなタイプなのに……ってこれノーサンの秋山博之にも似たような感想抱いてましたね。
善意を善意のまま歪めずに受け止めてくれる優しい世界にいて欲しかったよ。
色んな意見があると思いますし渉の言動を見ていると批判的な見方になるのもしょうがないな……という気もするんですが、教員1年目、しかも着任初月からとんでもない目に遭いながらもこんな癖の強い子供たちを守って愛して導こうとした彼の努力をわたしは認めたいです。
何年も教師やっててこれだったら閉口モノですが新人なのでまだまだ改善の余地はあると思います。
でも本音を言うと教師じゃなくまともな上司のいる普通の会社で働いてて欲しさがある。良い上司が居れば絶対可愛がってもらえるタイプだし、後輩にも優しくて人気の出る先輩になれると思う。
でもまずは弟の件とか古川くんの件とかでひたすら自分を責めてしまうことについてカウンセリングを受けような。
南さん曰く「ファミレスで働いても死にかける男」らしいので、普通にサラリーマンやってるのに何故か死にかける槙原渉の話は正直ちょっと読みたいななんて決して思ってませんよ。
もしくは高校生じゃなくて小学生くらいの子の教師なんてどうだろう。人気出そうだけどな。
子供には好かれるもののモンペ親にぶち当たって解雇されるか親に刺される未来が見えますね。
うーん。どうやったら幸せになれるんですか槙原渉?わかんないや。推しなので幸せになってほしいという思いはあります。とても。

・幽霊島を経てBT2に行った後も恐らく何食わぬ顔で神波誠二を飲み会に誘うであろう槙原渉(悪意ゼロ)が好きです。
後ろめたさから流星群を見に行く事も躊躇していた神波誠二を気軽に飲みの席に誘って来て、えっ何こいつ……なんで……?刺し殺す気……かな??と怪訝な顔をしつつ心を完全防備して向かってみたら本当にただ飲み会に誘ってきただけで「お疲れさまでした!また飲みましょうね~」ってほろ酔いで帰って行って呆然とする神波誠二、居ると思います。(早口)

・心理学に詳しくないのでちょっとプレイ後に本を読んでみたのですが、身近な人が犯罪をしていても黙認するのがイネイブラーらしいので、渉は古川くんが薬物を使ってる事を知っていたらちゃんと警察に行くように促してたんじゃないかな……いや無理かな……DVだって立派な犯罪なのに黙って殴られてたんだもんな…………と色々考えていたらつらくなってきたので思考停止しています。もうちょっと元気な時に改めて考えたい。

 

 

このままじゃ永遠に話をしてしまうのでむりやり畳もうと思います。

プレイメモが3万字あるから削らないと!と思っていたのに結局最終的に文字数が3万3千字に増えたくらいには気が触れました、図書室のネヴァジスタ。
今はMrs. GR○EN APPLEの某曲を聴きながらネヴァジスタの子供たちと大人たちの幸せを願っています。
出来ればもうちょっと若い時にやれてたら尚良かったな。でも本当、遊べて良かったです。
やっぱり世界観の作り込まれたノベルゲームって好きだな。


おしまい。