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さて、今回はKraken Academy!!(クラーケンアカデミー)の感想です。
開発元はHappy Broccoli Games。HP拝見したところ、ドイツのインディーゲームスタジオだそうです。
一言感想:不平等学園アドベンチャー!
あらすじ
全寮制の学校であるクラーケンアカデミーに転校することになった主人公とその姉、ナディア。
優秀な姉ナディアは演劇部に入学。一方、主人公は音楽部。
クラーケンアカデミーは部ごとに待遇が違っており、生活環境の良くない部に所属する事になった主人公は不満だらけだった。
同じ部であるブロッコリーガールに音楽部での活動について教えてもらっていた主人公は、湖で自分を呼ぶ不思議な声を聞き……。
ゲームについて
・日本語音声……なし。英語音声のみです。
・日本語字幕……あり。
・主人公……音楽部の青年。名前は自由に付ける事が出来ます。
・ゴア表現……なし。
3日間をタイムリープしながら個性的なキャラクターたちが通う学園を救うノベルアドベンチャーゲームです。
QTEやちょっとしたバトル要素、ミニゲーム等がありますが難易度は低めなのでゲームに自信が無くても安心だと思います。
立ち絵以外は粗めのドット絵なのですが、キャラクターたちの動きが凝っていてとっても可愛いです。
ドット絵が好きな方は遊んで損は無いと思います。
大体10時間前後でクリアできるボリュームです。
わたしのクリア時間は8.6時間。
実績全解除して、最終的なプレイ時間は9.7時間でした。
感想(※この先ネタバレあり)
BGMについて
とても良かったです。
学園が舞台なので、楽し気な雰囲気の音楽が多めだったように思います。
タイトル画面のBGM、学校のチャイムから始まる(しかも曲中にも何度かチャイムが挟まる)センス最高じゃないですか?!
それ以外だと、クラーケンの居る湖の少し不気味な低音BGMも好きです。特に最初の頃はクラーケンの正体が全くわからないので、音楽が彼の得体の知れなさを引き立たせていますよね。
※この先はスクショも含めネタバレがあります!
キャラクターについて
キャラクターについての情報まとめ。
推しは主人公とブロッコリーガールです。あと地味にニコライも好き。
※イベントで知った情報等も書いているので、この項目は特にネタバレ注意です。
主人公
音楽部。部ではキーボード担当。
この学校に姉貴以外の知り合いは居ないので好きな名前を名乗ってやるぜ!という設定で、名前を好きに付ける事が出来る。
結構ぼんやりした性格。
姉のナディアが非常に優秀なためか、ちょっと自己肯定感が低め。
何故か周囲からの評判も低いものの、後ろ向きすぎず理不尽な時はちゃんと言い返せる。真面目に頑張るタイプ。
ブロッコリーガール
音楽部。ドラム担当。
とってもいい子。ディミトリは元カレ。
なんと、ブロッコリーの姿になったのは後天的なものらしい。
一緒にプールデートに行った際、突然実写の写真が出てきたので素で「エッ!?!?」て叫んでしまいました。なんなのww
ブロッコリーガールのことはもう少し詳しく知りたかったですね。
彼女からもらえる部屋の鍵で、月曜日の夜に部屋を訪ねると……。
シモーナ
ブロッコリーガールの親友。ギター担当。
大人しそうな見た目と裏腹に言葉遣いが乱暴。
何故か初対面の時点から主人公の事が嫌い。
ウラジーミル
音楽部。ボーカル。
イケメンなので女子が放っておかないらしい。SNSのフォロワーもかなり多い。
なんか……そこはかとなく逆裁の牙○響也を思い出しますね……。
逆裁要素あったし、ほんとにモデルはそうなのかも。
優秀なお兄さんが居て、お兄さんに認めてもらう為にファンクラブを作ったそうです。兄への感情が重くない?
ウラジーミルの兄関連はもう少し詳しく知りたかったですね。
コスタディン
音楽部。ベース担当。
オタクっぽい見た目の陰謀論者。一応個別イベントはあるものの、意中の人が居るからか他3人とは違ってデートなし。
そのせいなのかわたしの中ではかなり影が薄いです。
でも、好きな人と上手くいきそうなのは素直に「あら!良かったね~」と思いました。
ナディア
主人公の姉。演劇部。
自信満々。演劇部以外の人間……特に主人公のことをかなり下に見ており、主人公と仲が良くない。
大人からの評判はとても良く、SNSのフォロワーもまもなく1万。
身長が高く178cmもある。
時間を巻き戻してやることが勉学って、すごくしっかりしているなあ。この点は素直にすごいと思いました。
友達にも心底慕われている感じでしたね。
自分に自信があるのは良い事なんですが、主人公への暴言が度を越していると思うので個人的にはあまり好きではないキャラクターでした。
クラーケン
偉そうだけどおっちょこちょいな癒しキャラ。
湖に住んでいる超巨大タコ。身体の大きさが居住地に合ってなさすぎると思う。大丈夫でしょうか。
湖が不法投棄場と化していて困っているらしいです。かわいそう。
校長室があれだけ大きかった理由も最後に判明しましたね。合点がいった時は感心しました。
ペトロワ先生
20年前にクビになったものの、クラーケンアカデミーにずっといる教員。
旦那は出て行った。SNSフォロワーゼロ。
教室から追い出される時に四つん這いで教室を出て行ったのがめっちゃ怖かったです……なんだあの動きは……。笑
初めて会った時のインパクトが強すぎたので怖い人なのかなと思っていましたが、運動部クエストできちんと喋った際に随分印象が変わりました。
長命な吸血鬼であるサヴァノビッチ先生がペトロワ先生のことを「若く素敵な女性。オペラも上手」と絶賛していたのが、なんだかとてもいいなあと思いました。
その他
マルコワ先生
音楽部の顧問?担当講師?の女性。
昼過ぎまで寝ている。
なかなか眠れないそうで、睡眠薬を渡してあげると仲良くなれる。
音楽部の担当教師だというのにかなり影が薄かったような……。
ニコライ
美術部。音ゲー好き。
スタニスラフのためにケーキを作ろうと奮闘しているが、スタニスラフはニコライが嫌い。かわいそう。
能天気な子ですが、美術部の中で一番好きです。
スタニスラフ
美術部。作中3日目の水曜日が誕生日。
ニコライが嫌いだけど、彼と共同で漫画作品を作っている。
愚痴が多くてめんどくさそうな性格。
パティトサ
美術部。絵の描ける犬。
大好きなワンちゃんですが、実は最初はそこまで興味が湧いていませんでした……。ストーリー後半、ここ掘れワンワンしてくれるようになったあたりから愛着がわいてきました。
睫毛があるのでメスかなと思っています。
用務員
恐らくネットで検索しようとしたフレンド解除の方法をSNSひとこと欄にうっかり書いちゃうタイプのおじさん。かわいい。
色々活躍している。
ウィスラー先生
名前で呼ぶように言われましたが名前を忘れてしまいました。
美術部の先生。とてもいい人。
主人公の下手な絵を見てもちゃんと褒めてくれる上、「大きな樹木も元は小さな苗木だった」と言ってくれるところ、美術部の教員に相応しすぎると思います。
美術部の子たちをもっともっと褒めてあげて欲しい。
ディミトリ
運動部。強いらしい。
日本文化が好きなユキと仲良し。
ブロッコリーガールの元カレ。ブロッコリーアレルギー。
頭はあまり良くなさそうなものの、真っ直ぐな良い子。ハグ魔。
ストーリーについて
音楽部
チュートリアル的な要素も含む、最初のメインストーリー。
本来の所属である音楽部がラストじゃなくて一番最初に問題を解決する場所、というところが斬新で面白いなと感じました。
主人公がペンギンの服を着ている時のドット絵がお気に入りです。ダンスもかわいい!
美術部
かなり好きな部です。メンバーも守護霊も好き。
ひょっとして制作陣、逆転○判好き?
白熱した戦いになって来たところのBGMが確実に逆○裁判意識されてて爆笑しました。
→しかもこのクエストの名前、逆展裁判でした!!わー!感動した!
運動部
ミニゲームがちょっと難しかったです。特に皿回し。
運動部のミッションはちょっと……闇が深すぎてびっくりした、というのが本音です。
他の部と比べて闇度が高すぎませんか。
マリンとウェンディの喧嘩については、ウェンディが全面的に悪い……とは思いませんでした。
いくら馬だからって、友達が大切にしている馬に対して悪口って。言っていい事と悪い事あると思うよ……。
まあ、この点はマリンも反省していたからこれ以上は何も言いません。
演劇部
ナディアのアミュレットを渡した人物については、結構早い段階で察していました。
生徒が行方不明になっても対応しないとか、地下であんな事やってるのを知らないとか、校長という立場ならあり得ないですもんね……。
このパートは特にあんまり語ることないかも。
あ、「メプシ入れただけで科学部消滅って、メプシって一体何が入ってんの……?」と思いました。そんなもの飲んで大丈夫なんでしょうか。
あと、「予算は今後、平等に各部に振り分ける」という話が出た時に「元からそうせい!」と、まあまあ大声で叫んでしまいました。笑
だって明らかにおかしいでしょ……同じ学校内なのに演劇部だけあんなに優遇してさあ。
(もちろん、予算のほとんどが演劇部の生徒の親から出てるっていう話ならそれはもう部外者からは何とも言えないですけど……)
その他の感想
クラーケンアカデミーにやって来て、まず見せられるのが洞窟ジジイとニコライの喧嘩。話しかけてくれるのは見た目がブロッコリーの女の子。更に教員らしき人物に有り金を全て持っていかれる……という、とんでもない世界観。
見た目や言動がおかしなキャラクターが沢山出てきますし、野球バットで学校の備品であろうロッカーやゴミ箱を壊してもOK(むしろ推奨される)。
学生寮はプライバシーゼロ環境。女子も男子も一緒に住んでおり、不在時でも室内に入れてしまいます。怖い。
ただ、初見のインパクトが強いだけで、この学園にはそこまで悪い心の持ち主は居ないということも徐々にわかってきます。
個人的に演劇部の面々はナディアも含めてあまり好きではありませんが……。
キャラクターたちとの交流はかなりあっさりしているものの、めんどくさいイベントも少なくて飽きる前にクリアできるので、個人的には好きでした。
あとドット絵の可愛さがほんとにすごいと思いました。歩くと髪の毛や服がぴょこぴょこ動くのとてもかわいい。
何もしていなくてもキャラクターのドット絵が動いていますが、すごく凝ったアニメーションですよね。ウラジーミルの周りにキラキラが飛んでいたり、ウェンディの乗っている馬(ビーフケーキ)の口からよだれが出ていたり、キャラクターの個性がドット絵アニメーションにギュッと詰められていて最高でした。
立ち絵もめちゃくちゃ素敵。かわいい絵柄で、ハイライトの入れ方が大好きです。
おまけ:このゲームが好きな方への個人的おすすめゲーム
パラダイスキラー
個性豊かなキャラクターたち&濃すぎる世界観でぶん殴られたい方におすすめ。
ただし、慣れるまでかなり3D酔いしやすいので注意。
逆転裁判
このゲームの美術部パートが好きな人!
ぜひ!やってください!逆裁を!!やってください!!!!!!(クソデカボイス)
子供の頃のわたしをゲーム沼に突き落とした、人生イチ好きなゲームです。マジでおすすめ。
では、今回はここまで。