お花見に行こう行こうと思っていたらタイミングを逃しているうちに昨日今日の雨で全て散ってしまいました……☔ 儚い。
前回の記事へのスター、コメント、ありがとうございました😊🙏!
さて、Life is Strange(ライフイズストレンジ)の制作会社であるDon't Nod Entertainmentの新作であるLost Records: Bloom & Rage(ロストレコード ブルーム&レイジ)を遊びました。
こちらは第一章の感想文となります。
一言感想:地獄で会おうぜ
Bloom……開花・全盛期 / Rage……激しい怒り
あらすじ
2022年。
43歳の女性であるスワンは、少女の頃に暮らしていた小さな町 ベルベットコーブへやって来ていた。
スワンがはるばるこの町までやって来たのは、とある人物たちとの再会のため。
懐かしさの中、スワンは“彼女たち”と出会った1995年の夏を思い出す。
ゲームについて
・日本語音声……なし。英語もしくはフランス語のみ。
・日本語字幕……あり。
・主人公……スワン・ホロウェイ
1995年当時は内気で、自分に自信がない女の子だった。
父親からプレゼントに貰ったビデオカメラを大切にしており、将来は映画監督になりたいと思っている。
・仲間……オータム / ノーラ / キャット
1995年の夏、スワンと運命的な出会いを果たす。
当時は全員16歳。
・ゴア表現……なし。
※LGBTQ+関係の描写を入れる事が多いDon't Nodのゲームなので、本作も何度か女性同士の恋愛についての描写があります。
感想(※この先ネタバレあり)
※この先はスクショも含めクリアした方向けのネタバレがあります!
プレイ予定の方、未クリアの方はご注意ください。
BGMについて
わたしはこの会社のゲームの雰囲気に惚れ込んでいるのですが、今回もBGMが非常に良かったです。
特にタイトル画面で流れている曲が好きです。
4人の足元が映る大好きなシーンにあの曲が合わさると、なんだか胸がギュッとなります。
それから印象的だったのは、コーリーとの言い争い&深淵(アビス)に願うシーンで流れていたBGMです。
Don't Nodのゲーム、こういうところのセンスが大好き。
キャラクターについて
ゲーム内で分かったことのネタバレ&個人的な印象のまとめです。
スワン・ホロウェイ
「ずっと友達でいられたら……。すごく 好きだから」
主人公。
1995年当時は16歳、内向的で人との関わりがあまり好きではない。
体型のせいでいじられがちだったのか、友人も居なかった様子。
種類を問わず動物が大好き。
ビデオカメラを使って映画を作成している。
夏が終わる頃、カナダへ引っ越すことが決まっている。
2022年現在は43歳。
1995年に父親の仕事の都合で引っ越したカナダに今も住んでおり、恐らく現在は一人暮らし?
現在(2022年)母親はバンクーバー在住。
父親は、スワンの台詞からすると2022年の時には既に亡くなっているようでした。
1995年の回想が始まった時、プレイ中のメモに「小学生……5〜6年生くらいかな?」と書いていました。
とんでもない!16歳だったよ!
それにしては自室や服装がかなり幼いなーと思いましたが……。
スワンという名前も、スワンの髪や瞳の色も、とてもキレイで羨ましく思います。
ノーラやキャットと比べれば恐らく普通の家庭に育った子ではありますが、母親からの干渉に苛立ったり悲しんだりしている姿は、なんだかかつてJKだった自分自身にも覚えがあるような気がしました。
でも、自信がないからって下着万引きしたエピソードはどうかと思ったよ!マジで!
オータム・ロックハート
「あたし 直感があったわ……あたしたち4人はうまくいく、ってさ」
1995年当時は16歳。アルバイトをしており、そこでスワンと知り合う。
元々ノーラとは親友同士で、一緒にバンドを組んでいた仲。
軍人家系であり、父親の仕事の都合で引っ越しが多かった(ベルベットコーブにも、数年前に引っ越してきた形)。
ゲーム好きで、日本製のゲームが大好きらしい。
2022年現在はシングルマザーであり、息子がいる。
ベルベットコーブに住んでいた母を今の自宅に呼び、母と同居している。
ノーラの親友であり、一緒にバンドを組む仲。
絶対に音楽で有名になる!と息巻いているノーラに合わせながらも、オータムは「音楽で食べていけるほどの実力はない」と冷静に分析していました。
根はかなり真面目で努力家。
大学への進学を目指して勉強も頑張りたいと思っています。
オータムの家も、スワンの家と同じく家庭環境にはそこまで複雑な問題は無さそうなので、やはりそういったところでノーラやキャットとは少し性格や価値観に違いが出ているのかなと感じました。
ちなみに、オータムは1995年に付き合っていたのは男の子であり、大人になってからも男性と一時期婚姻関係にありましたが、独り身になってからは女性と付き合っていたこともあるようです。
それはそれとして、ここのシーン↑のオータムがとてもかっこよくて痺れました。
ノーラ・マラキアン
「あたし、死んでもあんたを忘れないよ」
両親が離婚し、母親はロサンゼルスに住んでいる。
父親には新しい恋人(既に入籍済?)が居るらしく、家の居心地があまり良くない様子。
オータムとバンドを組んでおり、ハッパを吸ったり下ネタを嬉々として話したりするやんちゃガール。
2022年現在は妻子が居る(子供はどちらかの連れ子?養子?詳細は不明)。
有名なファッションインフルエンサーであり、テクノロジー好き。過去より現在に意識が向いている。
1995年当時、自分に自信がなく、自分を卑下する発言を繰り返すスワンに対して「あたしが男だったらキスしたい」「だって、あんた(スワン)かわいいよ?」と真っ直ぐ口説いてくる子でした。
あんなこと言われたらスワンじゃなくてもドキドキするわ!
あけっぴろげな性格で、下ネタもガンガン言うわ暴れ回るわタバコで遊ぶわetc. 凄い子でしたが、ホラーが苦手という可愛い一面もありました。
キャットが「誰か呪いたい奴いる?」と言った際、「うちの継母」とポロッとこぼしたものの、すぐに「……まあ、呪いたいってほどではないかも」と濁すあたり、根はとても良い子なんだろうなあと感じました。
また、どうやらノーラは元々スワンと同じ学校の生徒だったようです。
……ちなみに、この子は完全にレズビアンの子なのかなと思っていましたが、秘密の話を聞いた際に初体験は男性だったと教えてくれました。
キャット(キャサリン)・マイケルセン
「あたしたち、もっと早く出会いたかったね サイアク」
ディランの妹。
家は狩猟施設(?)を運営しており、ハンターが狩るための鹿を育てている(作中でパンフレットを拾うことができる)。
母は家を出て行っており、父親と姉、そして姉の彼氏であるコーリーが嫌い。
パンクミュージックが大好き。
ホームスクールのため、学校には通っていない。
姉であるディランが非常に美人(性格はクソ)なのですが、同じ遺伝子なだけありキャットも非常に愛らしい顔立ちをしています。
キャットの家では最終的にハンターが狩猟するための鹿を育てています。
釣り堀みたいに、釣るための魚を育てる施設はありますが、海外には本当にそういう施設(狩猟の的にするために獲物を育てる施設?)もあるんでしょうか……。
調べてみたところ、中国やヨーロッパ等には養鹿(ようろくと読むそう)文化もあった(ある?)ようですが。
身長が低めでこの顔立ちなのでもっと大人しい子かと思いきや、4人の中で一番口が悪くてびっくり。笑
クールで強い印象のある女の子ですが、終盤にはちょっと良くない感じの咳をしていることが多くなり心配でした。
そして4人でゲリラライブを企画した最後の夜、彼女のとんでもない秘密が明かされることになります。
スワンと2人で話していた時、「自分のことで、何か変えられるなら 何か変えたいことある?」って言っていましたが、それってこれのことだったのかな……と、非常に切ない気持ちになりました。
恐らく、あの夜の出来事がきっかけとなってスワン・オータム・ノーラの3人は「もう二度と会わない」という誓いを立てたのだろうと推察できますが……。
コーリー&ディラン
ディランはキャットの姉。コーリーはディランの彼氏。
2人とも、ラストのキャットへの関わり方を見ていると本当にキャットのことを心配している事は伝わりました。
キャットのお姉さんとその彼氏ですし、動物も好きみたいだし、根っから悪い人たちではないのだろう……とは思うのですが、スワンたちへの暴言については絶対に許しません。
……けど、ディランみたいな子って案外多い気がします。
わたし現役JKの頃こういうの何度も見たことあるわー。
偏差値低めで治安悪い高校だったからかな……。
その他感想
・グラフィックが綺麗になりすぎたせいか、慣れるまでゲーム酔いが激しかったです。
・物を持って回した時のSEがかなり凝っていました。ちゃんと音が違う!
・飼い猫めちゃくちゃデカいな……。
デカいというかゴツい。
我が家の猫も太ってるけどここまでゴツくないぞ。
過去作で出てきた犬(ポンピドゥーやマッシュルーム)には全く違和感なかったんですが、正直今作の猫は微妙な感じでした……。
(Life Is Strange: True Colorsのヴァルキリー(黒猫)は可愛かったのにな、とも思ったものの、そういえば制作会社が違いましたね)
・フォトモードが異様に充実していてとても良かったです。
・ディランたちに連れられてキャットが去っていった後、過去のスワンたちと現代のスワンたちの居る景色が繋がる(?)演出がとても良かったです。
・第一章クリア後、タイトル画面が変化しました。
16歳の頃、4人で並んで座った思い出のシーンが……スワンの足元だけになりました。
相変わらずわたしはDon't Nodのゲームをする度にキャラクターへ強く感情移入してしまいがちなので、スワンが一人で足を揺らしているところを見るだけで泣きそうなくらい寂しかったです。
・アトランタのオータムの自宅前に置かれた謎の包み。
差出人不明。包みには「ブルーム&レイジ」「REMEMBER 1995」の文字。
残った謎
・オータムの自宅に届いた包みの中身とそれを置いた人物は?
・キャットのその後
・途中で何度か挟まれる恐怖演出(あれって本当に怪奇現象だったの?)。
呪いをかけた時の深淵(アビス)、狩猟小屋のジェイク、夜に狩猟小屋をカメラで覗いた際に見えた謎の人影、蝶々、見えるはずの無いもの……などなど。
ひと夏の青春!!
出会ってからほんの数週間だけ一緒に過ごしただけにしてはお互いへの感情が大きそうだったので最初の頃は正直戸惑いもあったのですが、徐々に全員へ愛着も湧き、4人とも本当に可愛く愛おしく思うようになりました。
ちなみに、わたしの選択によるみんなとの親愛度はこんな感じ↓
第二章を遊ぶのがとても楽しみです。
では、今回はここまで。
↓テープ2の感想
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