記事へのスター★、ありがとうございました!
今回の記事は Lost Records: Bloom & Rage(ロストレコード ブルーム&レイジ)のテープ2の感想となります。
こちら↓の記事の続きです。
一言感想:私たちを憶えていて 私を憶えていて
感想(※この先ネタバレあり)
※この先はスクショも含めクリアした方向けのネタバレがあります!
プレイ予定の方、未クリアの方はご注意ください。
気になったこと
多分、すぐに修正が入るとは思いますが書いちゃう。
ちょっと翻訳漏れが多すぎるぞ~!!
制限時間付き選択肢での翻訳漏れが散見され、何度か失敗してしまいました。
まあわたしが英語読めなさすぎるのが悪いのですが……。
そして細かい(?)バグもちょこちょこありました。
まだ配信されてから日が浅いので、これも修正されるだろうとは思います。
例えば……
そして、わたしの1周目ではひとり寂しくキャットの箱を開けたスワン。
……にもかかわらず、何故かちょこちょこキャットの手紙に反応してくれるオータム&ノーラ。(君たちさっき帰ったよね?!これはスワンの幻聴?!だとしたらスワンの精神、だいぶキている!)(※バグです)
キャラクターについて
スワン・ホロウェイ
スワン、いつから髪にメッシュ入れてましたっけ?
あのゲリラライブ用に染めたんでしょうか。かわいい。
大人スワンは物語のラスト付近でようやく顔を見る事ができますが、かわいらしい雰囲気はそのまま成長していて嬉しかったです。
40代とは思えないくらい綺麗。
スワンへの印象は、テープ1とテープ2でそこまで大きくは変わりませんでした。
大好きな主人公です。
オータム・ロックハート
キャットが病気について何も話してくれなかったことに傷つき、そして、知らなかったとはいえキャットを危険にさらしたことを深く後悔し、隠れ家を去る選択をしたオータム。
オータムはやはり、とても真面目で思慮深い子でした。
学校の成績も良いようで、作中で見る事の出来た字もとても綺麗。
キャットの家のお店を荒らしたり鹿を逃がしたりしている間も「(家の事が)嫌いなのはわかるけど……あんたの家の商売はこれからどうなるの?」と、至極まっとうな意見を言ってくれる存在。
こういう優等生キャラな子はその正義感からどうしても煙たがられることも多いのですが、オータム自身も1995年当時、それを感じていたようです。
スワンがみんなと血の誓いをしたことで、自分だけ仲間外れになっているという疎外感を感じていたとのこと。
……うーん、言いたい事、分かる気はします。
スワンはどちらかというと性格がオータム寄りっぽく見えるから、裏切られたような気持ちになっちゃったんでしょうね。
ノーラ・マラキアン
1周目のノーラはベルベットコーブへの恨みつらみを吐き捨てて帰って行ってしまいました……。
めちゃくちゃめんどくさい大人になっててわろた。
実母がかなり派手な人だったようなので(ロサンゼルスに住んでいて、トップスターとも友達?で、ノーラの為にたくさん服を買ってくれるようなお母さん。きっと相当お洒落なんでしょうね)、何もないベルベットコーブは退屈で仕方なかったのだろうと理解は出来ます。
2周目は、子供時代の選択も全て「♡」を出したおかげか、1周目の時よりもベルベットコーブへの愚痴が少なかった(?)ような気がしています。気のせいかも。
「流星群を覚えてる……?」というスワンの問いかけから、流星群の思い出話をする2人が好きです。
「あの頃、あたし、あんたを愛してた。……その、友達以上って意味で」。
……という台詞には、なぜかわたしが泣きそうになってしまいました😭
ノーラはずっと、スワンのことを「かわいい」って言ってくれていましたもんね。
キャット(キャサリン)・マイケルセン
キャットのことが好きすぎる。
色々な意味で、どうしていいかわからないくらい、キャットのことを想い続けるゲームでした。
スワンに髪を切ってもらい、2人で長くハグしていたシーン。
スワンのカメラに向かって笑顔を見せ、「もうすぐ……あたしは死ぬの!」と笑いながら告げたシーン。
「どうして何も言ってくれなかったの」と言うオータムからの𠮟責に対して「あたしだって馬鹿じゃないから、わかってるよ。自分がどうなんのか」「好きでこんなふうになったんじゃない」「誰にもわかんねえよ、どんな気持ちだったか!」と感情を露わにするシーン。
これがゲームであると分かっていても、病気と闘いながら独りぼっちで日々を過ごしていたキャットのこと、そしてスワン・ノーラ・オータムに出会った夏を宝物のように思っていたのであろうキャットのことを思うと、心がぎゅっとなります。
わたしもスワンたちと同じように、キャットのことを、キャットと過ごした夏のことを、ずっと忘れないでいたいと思っています。
コーリー
序盤、キャットに電話をしたらコーリーが出ました。
やはりいきなり「お前、キャットのレズ仲間のどれだ?デブ女か?」などと言ってきて コノヤロウ🖕💢と思いつつも下手に出てみたら病院の電話番号を教えてくれました。
え、いいとこあるじゃん ありがと(ちょろ甘)
……そんなこともあり、そこまで悪い奴ではないだろうと思っていたのですが、テープ2のコーリーは完全に“救いようのない悪役”として描かれました。
恐らくどう足掻いても死ぬ存在。
まあ、百合作品で出しゃばってくる男は大抵死ぬので……という冗談はさておき、どうやらコーリーは今まで何度かディランに暴力をふるっていたようです。
自分から惚れて付き合ってもらえた立場のくせに、そんな彼女にDVするってこいつ頭湧いてるのか??
……いや、もちろん相手から惚れられたとしてもDVは絶対ダメですが!!
ディラン
選択肢によって変わって来るのかもしれませんが、わたしのスワンはかなりディランに対して同情的・下手に出るようにしていたからか、ディランの印象はテープ1とテープ2でかなり変わりました。
カメラを回してインタビューもさせてくれましたし、コーリーとディランの喧嘩でディランを庇ったところ「ありがと」とさえ言ってもらえました。
コーリーのバイクでディランがキャットの元へ行こうとしていた際、控えめに手を振り合うスワンとディラン、可愛くて良かったです。
2022年のディランはどこでどうしているのでしょうか……。
オータムの家の前にキャットの箱を置いたのはきっとディランでしょうけれど、ディランのその後も少しだけで良いから知りたかったです。
良い旦那さんを見つけて、キャットの分まで幸せに過ごしていたらいいな。
パム
現代(2022年)、Barで出会う老婦人……の若い頃。
1995年、スワンに話しかけてきてくれます。
この頃からbarのマスターであるガスさんとは友人関係のようです。
きれいな人だあ。
こんなにきれいな人なのに、オカルト話が好きだからなのか周囲から浮いてしまっているようです。
パムさんのスワンへの語りかけ、優しくて泣きそうになりました。
スワンたちには、まさに「女の子にあんなヤジぶつけて、恥ずかしくないのかしらね」って言ってくれるパムさんのような大人の存在が必要だったと思います。
ありがとうパムさん。
ストーリーについて
サクッと2周しました。
1周目はキャットと恋仲になり、最後はスワン1人で箱を開けました。
2周目はオータムと恋仲になり、最後は3人揃って箱を開けました。
軽く感想と、そこに至るまでの経緯などを。
・テープ2の物語は、あのライブの翌日から始まりました。
いきなりホラー色強め。
精神世界、初代ライフイズストレンジを思い出しますね。
・ノーラのスマホが見えてしまった。
ノーラの奥さんから「サインし忘れてる」とのLINE。
サイン?離婚届……まさかね。
・スワンの絵、めちゃくちゃかわいい。好き。
・過去のノーラとはライブ後も普通に遊んだんだ。
ノーラが買ってもらった服を試着したら「かわいい!似合ってるからあんたにあげるよ!」と、服を1着もらいました。うれしい!
・コーリーの目を盗んでキャットの部屋へ行くシーン
最初は失敗し、大人ノーラが帰ってしまいました。。
・ノーラと流星群見てるシーン、泣いちゃいました。
綺麗だけど切ない。
キャットもオータムもいない……。
・(現代)ノーラ帰っちゃった……。
・うわあ出た!
Don't Nodのゲームにありがちな、日本人ドン引きのカス倫理観モード!!
・窓や車を破壊するのはさすがに気が引けたので落書きに徹したのですが、最終的にキャットがとんでもないことやってくれたのでわたしの気遣いは全て水の泡になりました。
・出た!
Don't Nodのゲームにありがちな、日本人置いてけぼりの謎ダンスシーン!!
欲望のままキャットと一緒に踊り、キャットにキスしました。
・その後、コーリーが4人の隠れ家に火を放ちました。
こんなとこでこんなことしたら絶対山火事になるだろ……。
・キャット、お姉さん(ディラン)が大好きなんだなあ。
コーリーを殴るキャットを見てたら、涙が止まりませんでした。
これ、姉妹愛の物語でもあったんですね。
・コーリーを殴り続けるキャットを止めたところ、その後、コーリーとキャットが一緒にアビスへ落ちてしまいました……。
・(現代)オータムも帰っちゃった……
・スワンはひとり寂しくキャットからのタイムカプセルを開けました。
キャットがスワンのことを「初めてのソウルメイト」と手紙に書いてくれていて、とても嬉しかったです。
しかし しんみりと思い出を巡っているのにちょこちょこと、ここに居ないはずのノーラやオータムのコメントが入るのはどうにかしてほしかった。
雰囲気ぶち壊しです。
・その後、スワンは一人で例の隠れ家の跡地へ。
火事で焼け落ちた隠れ家の周囲ではしゃぐ、1995年当時の4人の少女。
16歳のスワンと、43歳になったスワンが、お互いに微笑み合いながらカメラを構えるシーンは泣きました。
この4人がいつまでも一緒に居られたら良かったのにな……。
・そして……
えッ なに この分岐!???
そんなに分岐があったの!!?
・エンディング後のスワンは、最後にたった一人でキャットの声を追ってアビスへ行きました。
あれ〜……おかしいな、子供時代のノーラとはかなり仲良かったし、大人になってからのオータムとは再構築した友達になってたのに。
どちらもバランス良く仲良くなってないと帰っちゃうってことなのかな?
・……さすがにあのエンディングは寂しかったので、2周目へ。
・オータムとハグできた世界線(※1周目ではハグできずそのままオータムとはさよならしました)では、一緒にアビスに行けました。
1周目では間違えてしまった歯ブラシも2周目では正解しました。
よく見たらオータムの歯ブラシだけはきちんと歯磨き粉と共にコップに入っており、彼女の真面目で几帳面な性格を表しているようでした。
手の甲にキスしてくれるところとか、めちゃくちゃ良かった。
控えめだけどおしゃれなオータム、好き。
・キャットの部屋で見る事のできる書類。
よく見たらディランが骨髄提供者として署名してるんですね。
助けたいよね、大事な妹なんだから……。
・流星群にオータムが来てくれて、とても嬉しかったです。
やっぱりみんなでいたいよ。
流星群を3人で見たおかげか、現代のノーラは包みを開けるために残ってくれました。嬉しい。
・2周目は、スワンとキャットが一緒にコーリーをアビスへ突き落としました。
キャットも一緒に「二度と会わない」誓いを立てる世界線へ。
しかし、誓いを立てた後、キャットは消えてしまい……。
・(現代)オータムも残ってくれました。
・恋仲になった人によって、キャットのタイムカプセルに入ってる絵が変わる!
・最後のミュージックビデオも、当時恋仲になった子が多めに出てくるようですね。
当時の See You in Hell、楽しそうに歌っていて大好き。
・最後、みんなでSee You in Hell を歌う3人+キャットが見える演出にまた号泣。
キャット……大好きだったよ。忘れない。
何が分岐の条件になっているのか不明ですが一応メモとして。
2周目のエンディングに辿り着いた際に辿ったのは
・オータムのパニック発作を無事抑えて、別れ際にハグ
・正しく記憶を思い出して、ノーラを引き留める
・キャットの家に忍び込んだ際、逃げずにキャットと居ることを選ぶ
・流星群をノーラと見ている時にオータムも来てくれた
・↑ここまでで、ノーラが帰らずに留まることを決めてくれました。
・アビスでコーリーを殴るキャットに加勢
・スワンとキャットがコーリーをアビスへ突き落とす
・オータムも残留し、3人でキャットの箱を開ける
……という流れでした。
・余談
表情が少し違いますね。良い演出。
1周目も2周目も、エンディング後、キャットがスワンへ「あたしはここだよ!見つけに来て!」と言い、スワンがアビスへ吸い込まれるように……という不穏なムービーが挟まって終わりました。
1周目の時点では、てっきりキャットと恋仲になっていたからかな?と思ったのですが、2周目でもそうなったということは、あれは確定イベントなんでしょうか??
それとも、何か他の分岐があって真エンディング的なものがあるのでしょうか。
回顧録を全て完成させたらそれに辿り着けるとか……ないかな。
色々書いてしまいましたが、とても楽しみました。
やっぱりわたしはDon't Nodのゲームの空気感が大好きです。
まるで自分がそこにいるかのように感情移入をしてしまうため、今回も少し引きずってしまいそうですが。
少女たちの1995年の夏を、キャットという少女が居た事を、ずっと覚えていたいと思いました。
では、今回はここまで。
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