積みゲー崩しと備忘録のようなもの

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Return of the Obra Dinn

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オブラ・ディン号

情報、求む
1803年、航海中に消息を絶つ

 

store.steampowered.com

お久しぶりです。

すっかり更新が月1ペースになってしまいましたね。

先日のWIN10アップデートで何かおかしくなってしまったのか、ゲーム中に何度もCTDしたり何もしていなくてもブルースクリーンが頻発したりするようになり1週間ほどヒヤヒヤしつつ過ごしております。PC買ったばかりなのに!

何度も起きるブルスクとゲームが満足にできない日々に耐え切れなくなってきたので、とりあえずグラボのドライバを最新版にして該当更新プログラムをアンインストールして様子見中です。記事書いてる途中で落ちないでくれよな!たのむぞ!

 

……さて、今回はsteamで購入していたReturn of the Obra Dinn(オブラ・ディン号の帰還)を遊んでおりましたので感想を書きに来ました。

わたしが遊んだのはsteam版ですが、switchやPS4等でも遊べるようです。

モノクロだけど、殺人や身体欠損、ショッキングなシーンも多々あるのでグロ耐性が一切ないときついかも。

 

 

 

感想

 

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四方を囲む波の音や甲板を踏む音、モノクロで描かれた世界がとても綺麗でした。

色味が少なくシンプルな画面は、さながら昔の映画の中を歩いているような良い雰囲気。お洒落で好きです。

 

はっきりと船員の名前を呼ぶ場面が少なく推理難易度は高めな気がしますが、船上スケッチを見たところ同じ職業の人はわりと同じところに固まっている事が多く、また服装も似ている事が多かったので落ち着いて1人ずつ名前と死因を当てはめていけばなんとかなりました。

そして左端に×印が付いているものは死亡した人物のセリフみたいですね。
これに気づくのに少し時間がかかってしまいました。

 

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ネタバレあり感想

※攻略情報ではありませんが、この先ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

突然消息を絶ち、船員たちも行方不明となり、その後しばらくして海上に突然現れた幽霊船……と聞くとどうしてもメアリー・セレスト号事件を思い出しますね。

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さて、まず目に付くのはやはり船長やその周辺に散らばっている遺体なので、最初の遺体数件を見ていた時は普通に船内で何らかのいざこざが起きて全員死亡したのかと思い、やっぱり逃げ場のない場所で他人とすし詰めにされて長い事過ごしたら頭おかしくなるんだな。……とシンプルな感想を抱きながらいろんな人の死因を見ていたら突然巨大なバケモノが出てきてびびりました。

 

逃げ場のない船の上、長い船旅、所在不明になった60名の乗客たち。

以上の状況からもうちょっと人間同士のドロドロした話かと思っていたので「ちょっと求めていたものとは違ったかな」と思っていたものの、話が進んでいくとどんどん先が気になり始めて一気に遊んでしまいました。
最初のうちは「こんなもんどうやって推理するんだよ!手がかり少なすぎるよ!」半ギレ状態でしたが、とりあえず死因を書き留めつつ人々の足取りを追い続けていたらちょっとずつ推測できるようになり、そこからは本当に刑事か探偵にでもなったような気分で楽しかったです。

 

なんとなく船内で何が起きたのかわかってじわじわと怖くなってきているところでボートの男性から「嵐が来るぞ!」と声を掛けられる瞬間はぞっとしました。

調査を終えてボートに乗った後、あの化け物たちが海から出てきたりしないよね……とドキドキ。出てこなくて良かった。

 

蜘蛛みたいな化け物も……普通に?ただの巨大蜘蛛かと思っていたら、

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上にだれか乗ってるー!怖い!

魚みたいなクリーチャーも最初はヒレのあたりしか見えなかったので、

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この記憶で網から腕が出ているのに気付いた時は背筋がぞわーっとしました。ちゃんと姿が見えてみると人魚姫みたいな怪物でしたね。

そういえば人魚姫も、リトルマーメイドみたいな綺麗なイメージだけではなく歌声で人をおびき寄せてどうたらこうたら…という“海の魔物・怪物”って言い伝えもありますもんね。

 

鐘楼員さんたちに関しては、どうやって名前を知れば良いかわからず「なんとなく顔立ちがアジア人っぽいから中国の方かな……」「うーん、頭に何か巻いてるから出身国は恐らく……」とほぼ当てずっぽうでした。

もっと隅々まで見れば個人を特定する要素があったのかな。

今はインターネットがあるから大抵のことはググれば知ることができますが、他国の文化や言語に詳しければもっと簡単に身元を特定することが出来そうだった人物も多くて自分の知識の無さが悔しいです。

とても恥ずかしいんですが、フォルモサ=台湾という事も今回初めて知りました。

中国語喋ってるけど中国じゃないの……?と混乱しつつ【フォルモサ】でググって、知識が増えました。今後も覚えておきます。

 

個人的に好きな登場人物は、まず船匠と船匠助手。

果敢に化け物と戦おうとする助手もかっこよかったし、その助手を止めようと伸ばされた船匠の手には彼らの信頼関係が見えて良かった。伸ばされたその手は結局彼に届くことはありませんでしたが……。

その後船匠が果敢に戦って見事化け物を退治したシーンも、彼が亡くなってしまった事は悲しいですが「命がけで船と船員を守った」事が良く分かって好きです。

それから甲板長。

死にそうになりながら最後まで一緒に戦った部下の身を案じていたのが印象的でした。

あとはシア・イトベンさんかな。どこまでも主を守り抜こうとした老兵……かっこよかったです。

恐らく彼らが今回の悲劇のそもそもの引き金なんですが、船員にもっとろくでもない奴も多くて、あんまり彼らに悪い印象を抱くこともなく終わりました。

 

 

今回のオブラ・ディン号での事件は、フォルモサの王族たちが水銀で出来た貝殻(水銀で満たされた箱に入っている貝殻)を船内に持ち込んだ事で起こった……という解釈で良いのでしょうか。

それとも、船内に持ち込む事がトリガーになったわけではなく、二等航海士達が船を離れて海上に持ち出した事が怪物を呼ぶトリガー?

何の問題もなくアフリカ大陸へ渡航出来ていれば何も起きなかったのかな。

そもそも何故、二等航海士達があんな事をしたのかが謎なんですよね。王族を誘拐して何がしたかったんだろう。

あの貝殻が手元にあると人間も気が触れてしまう(?)ような描写があったので、二等航海士もひょっとしたら貝殻の影響を受けていたのかもしれない……?

『取引』の章であんなにかっこよくそして容赦なく化け物たちを殺害していった船長が死に際に裸で船員を殺してたのも謎なんですよね……序盤の記憶で全裸(※半裸でした)のおじさんが出てきたから「変質者だ!」と思ってたらお前が船長だったのかよ……と呟いたことを今でも鮮明に覚えています。

 

それから、『取引』の章のお猿さん。ヘンリー医師、何故彼(?)を殺した?

この物語自体『ヘンリー医師から手記が送られてくる』ところから始まっているので、あの行動にも何か意味がありそうなんですけど……。

最終的に主人公へ手記の完成を促すためには“記憶”の器となる遺体の一部が必要だから猿を殺してその手を主人公に送り付けてきたってことなんでしょうか。

そんな先のことまで考えて行動してたとしたらヘンリー医師は一体何者だったんだ。

 

まだまだ頭の中がごちゃごちゃしているので、今後また他の方の考察等を拝読しながら物語を自分なりに理解したいと思っています。

 

少しずつ場面詳細が明らかになる小説を読んでいるようで面白かったです!

プレイ時間も、スムーズにいけば10時間も要らないと思うので、週末まとまった時間がある時などにぜひおすすめしたいゲーム。

 

時系列順・疑問点・考察?まとめ(2021/03/28 追記分)


あまりにも感想が面白みのないものになってしまったので、オブラディン号で起きたことを時系列順にまとめつつ自分の疑問点等を改めて書き出してみることにしました。
綺麗にまとめているサイトさんがきっと他にもあるはずなので、あまり需要は無さそうですが……。

※こちらの内容は上記の感想文よりも致命的で直接的なネタバレになります。未プレイ未クリアの方はご注意ください。ゲームの楽しさがほぼ潰れます。

 

 

 

 


(オブラ・ディン号、乗員・乗客60名でアフリカ大陸へ向け出発)

 

Ⅰ:崩れた積荷

旅の再序盤で甲板員が一人積荷に押しつぶされて亡くなる事故。
これが後に別の事件を引き起こすきっかけとなる。
もう一人の犠牲者(ひっそりと乗り込んで誰にも知られないまま亡くなった人)は多分、仮にここで亡くならなくてもこの後の事件に巻き込まれて結局生きては帰れなかったのではないだろうか……。

(ここまでで乗員・乗客59名)(※身元不明の密航者1名についてはカウントなし)


Ⅱ:死に至る病

インド人が2人、病によって死亡する。
このインド人達は仲の良さそうな集団だったので、死体袋の前で悲しんでいる仲間を見ると切ない気分になる。
同じ頃、船に乗っていた動物たちのうち一頭の牛が食肉用に殺害される。
ちなみにここ以降でちょこちょこ出てくるハンモックには乗員名簿に対応した番号札が付いており、下級の乗員たちはここで寝泊まりしている&死亡した乗員のハンモックは撤去されていくようなので、うまく使えば乗員の特定ができる。
死亡した乗員たちはこの後海へ捨てられたのだろうか。

(ここまでで乗員・乗客57名)


Ⅲ:殺人

何故かフォルモサの王族の側近、ホクセンを昏睡させている二等航海士のニコルズ。
ホクセンはフォルモサの荷物番をしていたようなので、何らかの理由で彼女たちが宝物(?)を持っていると知ったニコルズがそれを奪うために攻撃したのだろうか。
そこへ不幸にも偶然通りかかってしまった乗客の1人が、口止めのため?ニコルズに殺害される。
ホクセンはここでニコルズに殺害されたのかと思いきやこの時点ではまだ生きており、何故か船長に乗客の殺害を自供したらしくこの後船上で銃殺刑となる。

 

ニコルズに殴られて昏倒しているということは、実はホクセンは最初から彼に仕えていたスパイだった……というわけでもなさそうだし、自分を襲ってきた相手の罪を自らが被る意図がわからない。
ニコルズが「あいつが殺害を自供した」と船長へ虚偽の報告を行った可能性も無くはないけれど、本人に確認を取ることなく二等航海士の一言だけで人ひとりを死刑に処すようなことがあるんだろうか?
そして画家はこんなとこ(処刑シーン)をわざわざ絵に描くなよ……。

 

船上処刑後の夜?
今度はニコルズとその取り巻き数人による、フォルモサの王族・リムとシアの誘拐事件が起きる。
気づいた檣楼員の1人がナイフを手に助けに来るが、ニコルズが銃を持っていたため返り討ちにされてしまう。
ニコルズがリムとシアを誘拐した意図は不明。
この後の章でニコルズが貝殻を『お宝』と表現しているので彼の目当ては貝殻のはずだけれど、何故ホクセンのことは殺害したのにわざわざリムたちを拉致する必要があったのだろうか。
ここは素直(?)に解釈し、ニコルズの目当ては貝殻および王族であるリムの身柄(身代金目的?)で、シアはリムを誘拐する際にたまたますぐ側で彼女の警護をしていたために巻き込まれたのかな と考えることにした。

(ここまでで乗員・乗客54名)


Ⅳ:出現

オブラディン号を出て、2艘の小舟でどこかへ向かおうとするニコルズたち。
別々の舟に乗せられたリムとシアは自分たちが持ち込んだ貝殻が魔物を呼ぶと知っていたらしく、「絶対に海に落としちゃダメ」「魔物が現れたらお逃げ下さい」と会話をする。
二人の会話は中国語のため同行している中国人にしか聞き取ることが出来ないらしく、違和感を覚えたニコルズ派の中国人がリムたちの会話について報告しようとしたところで魔物(人魚)が現れ、槍で中国人を殺害する。

現れた人魚は3体。小舟を取り囲み、リムの乗る舟を漕いでいたニコルズ派の甲板員も槍に貫かれて死亡する。
とてもどうでもいいけれど、ここでの二等航海士付き司厨手・サミュエルの「オヘーガン!生きてるか?漕げそうか?」がシュールで、個人的にひとり脳内で“笑ってはいけない海上24時”が始まるシーン。
こんなに思いっ切り頭に槍が突き刺さって貫通してるのに生きてて、その上舟が漕げたら彼は人間じゃないと思いますよ。

 

サミュエルはあのどうしようもないニコルズの付き人になってしまったが為に死が早まったのではないかと思う。
上司に付き従う姿勢は立派だけれど、ニコルズのやること全てに同調するのは危険だったね……。
ニコルズは常に銃を携帯していたようなので、脅された可能性もあるのかもしれないけれど。
リムを助けようと襲いかかってきたシアに対応しながらニコルズに助けを求めるも、彼がサミュエルを助けてくれることは無かった……。ちょっと可哀想。
ということで(?)、ニコルズに見捨てられたサミュエルはここでシアによって刺殺される。
このシーンで舟に上がってこようとしている人魚が怖い。
そして、シアの主人であるリムももう片方の舟の上で人魚に首を搔き切られて死亡する。

 

リムを助けるために箱から貝殻を取り出す?シア。
ここ、ホントなにが起きてるんだか全然わからない。
貝殻を取りに来ていたはずの人魚たちが貝殻から出る光で何故かみんな戦闘不能に……。
リムが既に死んでしまっていた事に気づいたのか、最期に「リム様?リム様……!」という呟きを残し、シアも死亡する。
箱に突っ込んだ片腕が焼け落ちてしまっているようなので、貝殻を浸していた水(水銀?)による死亡だろうか?

 

そして、どうしようもないクズであるニコルズは戦闘不能になった人魚たちと貝殻を舟に乗せたままオブラ・ディン号へノコノコと戻って来る。オブラ・ディン号があんなことになったのは大体こいつのせいである。
「撃つな!宝を持ってきた!」と叫びなんとか許してもらおうとしたものの、フォルモサ集団の生き残りであるタンに銃殺される。
……まあ、1人殺した罪に問われたホクセンがあんなに残酷な方法で処刑されたくらいだから、いくらなんでもあれだけ殺してしまったニコルズは今更ごめんなさいしたところで許してはもらえなかっただろうと思う。

 

なお、ここで行方不明となる2名の甲板員はどちらも人魚に海へ引きずり込まれている。

 

・ここでの疑問点
箱(つまり貝殻)を海に落としちゃダメ ←なぜ?
ゲーム開始時、貝殻は恐らく海の底にある。(“取引”の章以降ずっと海中にあるものと思われる)
ただし、それでも主人公である保険調査員が調査をしている間に特に問題は起きない。
最初は『貝殻を海に落とすこと』が怪物を呼ぶトリガーになるのかと思ったけれど、海に落としていなくても人魚が現れているのでこれはただ単純に「貝殻が失われると魔物を止める手だてが無くなる」という意味?
それとももっとシンプルに「それは私たちにとって大事なお宝だから海に落として無くしちゃダメ」という意味?
どちらにしても、この貝殻が発端となってニコルズたちの乗る小舟およびオブラ・ディン号は人魚や他の怪物による強襲を受けることになる。

(ここまでで乗員・乗客46名)


Ⅴ:呪われた獲物

いくらクズと言えど二等航海士を他の乗員の目の前で殺害したせいか、それとも誰かが怪物=フォルモサの人々が貝殻を持ち込んだせいで来たものと察したせいか、甲板員に拘束されて尋問を受けるタン。
「貝殻を守らねば我々は皆死ぬ!」と叫んだタンと彼を拘束していた甲板員、小舟から何故か船上へと運ばれていた人魚の放ったトゲ?槍?により身体を貫かれてここで死亡。
この時点で貝殻の謎を知っていると思われるフォルモサの人間が全員死亡したことになる。

 

船内へ運ばれていく人魚。
ご飯の用意でもしていて今までの騒ぎを知らなかったのか、料理人が不用意に近寄って来る。その結果彼は人魚の尾で顔を強打されて死亡してしまった。
ここで料理人が「綺麗な貝殻だな。良く見せろや」と言っているのでこの時人魚と共に例の貝殻も誰かが持ち運んで船内に入れたようだ。

 

人魚が突如料理人を尻尾でビンタしたからなのか、人魚を運んでいた人たちがバランスを崩す。
前方で担架をかついでいた甲板員が担架と樽の間に頭を挟まれ死亡。

 

この後、後方で人魚を運ぶ担架をかついでいた甲板員・ジョンが、船長付き司厨手・フィリップに殺害される。ジョンの右脚を切断というなかなか残虐な殺し方。
フィリップとしてはどうやら人魚を船内に入れることを阻止したかったようだが、甲板員ジョンはただ船長の命令に従っただけだと思うのでもう少し配慮してやってほしかったところ。
そして、そんな凶行に及んだフィリップに怒り狂い、船長は人魚たちとフィリップを共に船尾倉庫に監禁。
この時にフィリップが「その怪物は呪われている!海に帰さないと全員死にます」と叫んでいることから、この章のタイトル『呪われた獲物』は人魚たちの事を指していると思われる。


・ここでの疑問点
「貝殻を守らねば我々は皆死ぬ」という発言から、どうやら今まではフォルモサの人間たちが“貝殻を守っていた”ようだけれど、一体何が引き金となって人魚たちが現れたのか……。
フォルモサの4人に何か特別な力があって、4人揃っていないと貝殻を守れなかった?
それとも、オブラ・ディン号は大きな船である故にそれまで気が付かなかっただけで人魚たちはずっと船を追いかけてきていたのだろうか?

人魚が船上に運ばれた意図
乗員乗客の遺体を引き揚げるのはまだわかるんだけれど、どうして人魚もわざわざ船の上に上げようと思ったんだろう。
ぐったりしていたし、もう死んでると思ったから?

フィリップの台詞、「その怪物は呪われている!海に帰さないと全員死にます」。
何故彼は人魚を海に帰さないともっと悪いことが起きると知っていたのだろう?
彼の住む国(スウェーデン)に何か言い伝えでもあるのだろうか?

(ここまでで乗員・乗客41名)


Ⅵ:海の兵たち

嵐が近づいているため甲板で仕事をする檣楼員たち。
その内の一人が不幸にも落雷によって命を落とす。

 

そして、蜘蛛のような蟹のようなものに乗った妙な生き物2体がオブラ・ディン号へやって来る。
檣楼員がまた一人、ここでこの怪物の槍に貫かれて死亡する。

 

怪物1体が船内へ。
船匠助手が戦おうとするものの、怪物のトゲに殺されてしまう。

更に、船医助手と檣楼員の一人が怪物のハサミで斬首される。

仲良し士官候補生3人組のうちの一人、唯一(?)牧場育ちではないチャールズが怪物との戦いで死亡する。
ここでチャールズは死んでしまったものの、怪物を1体仕留めることにも成功している。大健闘である。
残りの士官候補生たち、死んだチャールズが燃え切らないように水をかけて火を消し止めたり、死亡したチャールズの傍で2人揃って遺体を囲んでいたりと本当に仲が良かった事が窺える。
序盤で死亡したインド人たちの時と同じく、切ない気持ちになる。

 

家畜番も怪物のトゲにやられて死亡。
インド人司厨手・ズンギも怪物のトゲに貫かれる。トゲが刺さった時点ではまだ息があり、シーンが進むごとに少しずつ人気の無い方へ逃げようとする彼の姿を追うことができる。途中でトゲを抜く事にも成功している。
静かなところでじっと回復を待っていたズンギだったが、「誰か、怪物を撃ち殺せ!」の声と共に放たれた銃弾が壁を貫通して彼に命中し、帰らぬ人となる。

なお、ここで聞こえる「怪物は船尾倉庫へ向かってる!船倉を守れ!」の声から察するに、蜘蛛のような怪物2体は貝殻もしくは人魚を奪い返すため?オブラ・ディン号を襲ってきたのだろう。

もう1体の怪物は船匠が始末するものの、彼自身も相討ちとなりここで死亡してしまった。

(ここまでで乗員・乗客32名)


Ⅶ:破滅

何名かの甲板員&事務長が小舟を使ってオブラ・ディン号からの脱出を試みる。
一緒に乗ろうとした甲板員の一人・ラーズ、ここで『Ⅰ:崩れた積荷』での一件を蒸し返され、積荷に押し潰された甲板員の弟の手により乗船を拒否された上撲殺されてしまう。
正直ほとんど言いがかりに近く、ただただ気の毒である。

 

凄まじい画力で船上スケッチを残してくれていた画家、海に向かって排泄をしていたところを巨大クラーケンに襲われ絞め殺される。

 

クラーケンを追い払うため、乗員たちが大砲を使おうとする。
混乱の中で甲板員の一人が怪物に圧し殺される。

掌砲長と、彼を助けようとした甲板員の一人が大砲によって吹き飛び死亡する。

船が傾いだ衝撃で大砲が動き、大砲と壁の間に挟まれた三等航海士付き司厨手が死亡する。

 

仲良し士官候補生3人組のうち生き残りである2人、クラーケンと戦うために甲板へ。
この戦いの最中、ピーターという名の士官候補生が最後の士官候補生・トーマスの目の前で爆死してしまう。

身体に特徴的な刺青を入れている檣楼員・マバ、甲板での戦いの最中にクラーケンに身体を切断されて死亡する。
……ちなみに彼の刺青はニューギニアの人が入れているものだそうで、その刺青のみを手掛かりとして身元を特定しなければならないらしい。この刺青=ニューギニアの人が入れてるなんてみんな知ってるの?一般常識なの??
なお、わたしはさっぱりわからなかったので「帆のところに居たのを見たことがあるから多分檣楼員!名前はわからないから適当に残っている人たちの中から順番に入れよう!」……と、当てずっぽうで運良く当てました(小声)

 

この時までどんな騒ぎの中でも一切姿を見せなかった船長の妻、アビゲイル。
甲板で騒ぎが起きている事に気づき不安になったのか、夫を探して甲板に出てきてしまったところで折れた柱に頭を強打。死亡してしまう。

 

この章では他に檣楼員、甲板員、事務長など7名が行方不明となっているが、実は各チャプターの画面外等でひっそりと海に投げ出されたり怪物との戦いに巻き込まれており、(恐らく)全員死亡している。
なお、この章の初めで脱出を試みていた小舟もクラーケンの手によってひっくり返されている。

(ここまでで乗員・乗客16名)


Ⅷ:取引

Ⅴ:呪われた獲物で怒りの船長によって船尾倉庫へ閉じ込められた船長付き司厨手・フィリップ。
船尾倉庫に置かれているフォルモサの箱に気が付いたらしく、箱を開けて貝殻を取り出す。
箱が水銀で満たされていたためにシアと同じく箱に突っ込んだ片腕が焼け、その毒性によって死亡したものの、貝殻の美しさにうっとりとした様子で息を引き取った。

 

船長は、オブラ・ディン号を襲った蜘蛛っぽい怪物やクラーケンを呼んだのは人魚たちだと考えているらしく、クラーケンを鎮めろと叫びながら人魚を1匹ずつ殺害していく。
「お前たちを根絶やしにしてやる」と物騒な呪詛を吐いていた船長だったが、人魚3匹のうち2匹が殺されたことで残りの1匹がクラーケンを追い返したのだろうか?
クラーケンは去り、何故か残った1匹は殺されることなく船長は船尾倉庫を後にしたようだ。

 

この後、三等航海士・マーティンが残った最後の人魚を海へ帰すため船尾倉庫へ現れる。
あの騒ぎの中で甲板まで人魚を運んだのか……。
マーティン本人はここで人魚のトゲにやられて死んでしまうが、「これでオブラ・ディン号は母港へ帰れる」と満足そうに呟く。

この次の章で小舟により脱出を図り見事逃げ切ることのできる船医・ヘンリー医師は、何故かここで船で飼われていた猿を射殺する。

 

・ここでの疑問点
わたしの勝手な想像だけれど、ひょっとしてこの貝殻、“願いが叶う”効果でも持っているのだろうか。
シアがリムを助けるために貝殻を使った時はまるで貝殻が人魚に害をなすもののように見えたけれど、そもそも人魚たちはこれを求めてニコルズたちの小舟を襲ったはず。
更に、マーティンが生き残った人魚へこの貝殻を返した事で、彼の願い通りオブラ・ディン号は数年の時を経て“母港へ帰ってきた”。
……だけど、この章で聞ける「3つめの貝殻…!船長が全部捨てたかと…!」という台詞から、船内に持ち込まれた貝殻は元々3つあったらしい。
残りの2つは一体どこへ行ったのだろう。
仮に小舟の上でシアが使用した1つがそのまま消えていたとしても、あと2つはあったはず……。
やはり船長が捨てた?でも、一体なんのために?
そしてマーティンやフィリップは何故、怪物を海に帰せば船が帰れること(怪物を返さなければ全員死んでしまうこと)を知っていたのだろうか。

あとは猿だよ。なぜ殺した(憤慨)
冷静に考えればそれはもちろん『いつか手記を完成させるため、残留思念を介する何かが必要だった』のだろうけれど、そんなことを可能にする懐中時計を持ったヘンリー医師は一体何者だったんだ……。

(ここまでで乗員・乗客14名)


Ⅸ:脱出

甲板長・アルフレッド、先のクラーケンとの戦いで酷く負傷しておりここで息絶える。最後まで一緒に戦った助手の安否を尋ねる台詞が印象的である。
ここで少し気になるのは「あの手の呪いは自然に解けはしない」という甲板長の台詞。
海の男たちの間でまことしやかに囁かれているうわさ話や言い伝えのようなものがあるのかもしれない。

最後の小舟で2名の乗客、四等航海士付き司厨手、ヘンリー医師が脱出を試みる。
ここで「それは最後のボートだ!行かせるか!」と彼らを襲いに来る檣楼員がいるということは、脱出を許された人は限られていたらしい。この人選は船長の指示だろうか。

一等航海士付き司厨手・ポール、上記の小舟を襲いに来た檣楼員に刺殺される。

 

↑ポールを殺害した直後、小舟に乗り込もうとした檣楼員は乗客の1人であるエミリーにその場で射殺される。
目の前で人を殺した上、剣を持ったままの男が同じ小舟に乗ろうとしてきたらそりゃあ抵抗するってもんである。お上品そうな女性にしてはちょっと予想外な素早さとパワフルさだけれど。

船内では掌砲手が反乱を企てる。
人魚と貝殻を売りさばくと言っているけれど、もうこの時点で船内に生きた人魚と貝殻は残っていないはずだが……。
会話を盗み聞きしていた最後の士官候補生が他の乗員たちにこの事態を知らせようと駆け出すが、掌砲手に刺されてしまう。彼はこの後、この怪我が原因で死亡する。

 

士官候補生を殺害しようとする掌砲手を止めるため、四等航海士のジョン・デービーズが掌砲手を銃で殺害する。

 

騒ぎを聞きつけた乗員たちが集まって来て、背中を刺されて自室へ這って行く士官候補生・床に転がる掌砲手・片手に拳銃を持ったデービーズを見つける。
デービーズはどちらかというと良いことをしたはずなのだが、事情を知らない甲板員にその場で撲殺されてしまう。
銃殺死体の傍で拳銃を手にしているデービーズを「危険な野郎だ」と判断するのは致し方ないとも思うけれど、もう少し話を聞いてやってほしかったところ。

この章で行方不明となった4名(小舟で脱出した4名)は全員生きて目的地に到達している。

(ここまでで乗員・乗客4名)

 

Ⅹ:終幕

船長から貝殻を奪おうとする一等航海士。彼は船長の妻・アビゲイルの兄でもある。
船長はその場で一等航海士を射殺。

生き残った甲板員の1人であるブレナン、槍を持って船長のところへ押し入る。
一等航海士と同じく貝殻を求めるも、船長に殺される。

最後まで生き残った檣楼員、ナイフを使って船長を殺害しようとするも返り討ちにあって死亡する。

こうして船の最後の生き残りとなったオブラ・ディン号船長 ロバート・ウィッテレル。
船員、友人を死なせてしまった事を悔やみながら銃で自殺。
オブラ・ディン号の乗員・乗客は全員居なくなった。


・ここでの疑問点
何故彼らは突如反乱を起こし、貝殻を欲しがったのか?
特に一等航海士は、直前の出来事だったと思われるⅨ:脱出の章であんなに優しく死にゆく士官候補生に語り掛けていた人物とはとても同一人物であるとは思えなかった。
そして船長も、何故もうすでに手元にない貝殻について聞かれただけでここまで激昂してしまったのか。
船長が「相手が殺しにかかってきたんだから正当防衛じゃい!」と開き直れる性格であったなら、あんな最期は迎えなかったはずである。
ちゃんと服を着ていたはずの一等航海士も船長も何故か上半身が裸になっているので、やはり貝殻には人をおかしくする何かがあるのかもしれない。
二等航海士のニコルズも貝殻の不思議な力に惑わされただけで、元々は普通の良い人……だったならいいのにな……。

 


以上。
とりあえず疑問点を並べただけであまり深い考察は出来ませんでしたが、改めてまとめ直した事で今度こそ自分の中ではこの物語に区切りをつけることができたと思います。
また細部を忘れた頃にもう一度推理し直したいゲームです。
その時は当てずっぽうを無くして、全員きちんと推理で当てられたらいいな!