hiraya-spaceさんのスマホアプリ 7年後で待ってる をエピローグまで遊んだのでちょっと感想を残しておきます。
（ちなみに先日、いちばん良い名前をたのむ も遊んだので感想を残しています）
※私が読んだのは無料分のエピローグまでで、課金シナリオは現時点では未読了です。
あらすじ
「7年後の4月1日、またこの場所で会おう」
主人公のハルトは昔誰かとそんな約束を交わした。
……けれど、約束の相手は誰だったのだろう……。
約束から7年後の3月、ハルトは両親に頼み込んで春休みが終わるまでの間だけ昔住んでいた町へやってきた。
約束を交わした誰かと再会する為に。
ゲームについて
ジャンルはRPG……になるのかな。
戦闘や買い物等の難しい操作は一切無く、目的地に向かってシナリオを読み進める簡単操作のゲームです。
進みたい方向をタップまたは長押しで前に進むことが出来ます。
本編chapterは40ほど。
一つ一つのchapterは短めですが、とても良いところで区切ってあるのできっと続きが気になるはず。
シナリオクリア後は追加エピソードのいくつかがが課金制ですが本編から繋がるエピローグの殆どは動画視聴のみで読めます（無料で読めるシナリオは全て繋がっているので、「せっかくここまで進めたのに重要なこのエピソードだけがお金払わないと読めない……！」という状態にはなりません）。
会話ログもきちんと見られるようになっています。
個人的にログ機能はとても欲しい機能なのでありがたいです。
感想（※ここからネタバレあり ご注意ください）
大変壮大な物語でした。
これ無料で遊んでよかったのか……？？
7年後で待ってる、っていうちょっと特殊な言い方とタイムリープって単語で時を〇ける少女を思い出したのは私だけではないと信じたいw
もちろん最後まで遊んだ今はどうしてああいう言い方をしたのか良くわかりました。
軽い気持ちで始めたのですが、続きが気になり一気にプレイしてしまいました。
多分本編読了までにかかった時間は10時間くらいだったかな……。
各チャプターの終わりの表示が凝っていて好きです。
レ〇ブロックのような雰囲気のキャラクターが相変わらず可愛い。
ただ、外見で年齢が解り辛いので最初は「中学生くらいなのかなー」と思いながらプレイしていたため、リクが自分は大学生だと言い出してびっくりしてしまいました。
ハルトも17歳……！その割にはやけに素直で全然擦れていないのでちょっと幼い印象を受けますね。
アヤト院長とカンナの一件はめちゃくちゃ泣けました。
あんなの遺されたら他の女の子好きになんて絶対なれないよ……。
……それにしてもアヤト院長、いくつくらいなのか正確にはわからないけれど一木先生と和解してからは冗談言ったりちょっと口調崩れたりでめっちゃかわいかったwとてもほっこりしました。
ハルトが「やっぱりアオイを信じて7年前からやり直す！」と言い始めた時、「そんな……そんなことしたら下手したらカゲ〇ウデイズ展開になってしまうのでは……」と思っていたら本当に先にやり直していたのはアオイの方だったのね……それも回数が本当に桁違いだった…アオイ…。
何度も何度もいろんな人に今までのことを説明しなければならないハルト大変だなwと本編中は思っていましたが、全てを知ってからアオイのことを考えるととてもつらくなる。
・一木先生のところへやってきたカケル
→エピローグで理由判明
・ふたりとも生き延びたらハルトの心臓の病気は……
→これもエピローグで納得。
いやー でもハッピーエンドで良かった。幸せな気持ちで終えられました。
評判が良いのでずっと気になっていましたが、遊んでみて良かったです。
個人的にサキちゃんのことがすごく好きで、彼女が悲しい思いをするのは嫌だったのですべて丸く収まって嬉しかった。みんな幸せになって欲しい。
それとアヤト&カンナも良かったので追加シナリオも気になっています。
無料分だけで充分すぎるほど楽しませて頂いたからお礼もしたいし、課金が必要な分もとてもお手軽価格なのでまたそのうちに課金して読ませて頂きたいなと思っています。
面白かった。
以下、ちょっとした疑問点や気になったことなど。
私はループものを読んでいるうちにどんどん頭が混乱してきてしまうので、多分きちんと理解出来てない部分が多いと思います。
また現時点では課金シナリオを読んでいない為もしかするとそれらを読めば解決する疑問もあるのかもしれません。
再プレイした時・課金シナリオを読んだ時に思い出せるように一応自分用のメモとして書き留めておきます。
・LMDは前院長と一木先生の父が繰り返していた実験の副作用として生まれた病気。
自然には発生しない病気だが遺伝性のためいつまでも患者がいなくならない。
↑……あれ？でも10代半ばくらいに発病→臓器移植なしの場合3年生存率0じゃなかったっけ？子供のうちに死ぬなら、最初の親（実験や共鳴が絡んでいる組）→その世代の子供 はともかく、それ以降の世代に遺伝するってことはなさそうだけど……。
……と思ったけれど、そもそも前院長と一木父がタイムリープの研究を始めたのも別にそんな何百年も昔の話というわけでは無いから別におかしくはないのか。
・本編中、臓器移植の為にホノカが殺されることを知ってサキが自殺した（恐らく）ルートで、確かホノカは手術中だとカケルから説明されたような気がするのだけれどあの手術は何の手術だったんだろう。
→ひょっとすると逆にサキの肺をホノカに？ ……でも石打部長がそれを許すのかな……。もしサキの遺書に遺言として書かれていたら可能性は無くもない？
・ハルトは全く自分の病気のことを一切覚えていなかった。本来なら臓器移植後も通院が必要なはずなのに何故？
→これについては一応エピローグで理由判明（そもそもハルトは心臓病では無かった）。
……でも一木先生がカルテを見てハルト＝心臓病と思い込んで実際に移植手術を行ったってことは、少なくとも胸に大きな傷跡は残ってるはずだけど……それでも知らなかったのかなハルト。
そしてハルトが実際に心臓病ではないのに病院に閉じ込められていたのは何故？
タイムリープは素質が無ければ出来ないっていう話が本当だとすれば、やっぱりタイムリープ実験のモルモットにするためだったのかな。
・アヤトの心臓の病気は？
LMDが無くなったからアオイ・カンナ・カケル・ホノカが元気なのはわかるのだけれど、アヤトの心臓病はどうなったんだろう。
LMDと違ってドナーさえ見つかれば治る病だったようだから別のドナーが見つかって完治したのかな。
・ハルトの記憶を消してと頼んだのはハルトのためではなく自分のためだというアオイの発言
→この発言の真意は、“ハルトがアオイが死んだという事実を忘れてくれなければ、7年後に「ぼくは一体誰と約束したんだっけ？」と疑問に思って会いに来てくれることが無くなってしまう＝タイムリープしてお互いにやり直す世界軸が無くなってしまうから”……という解釈で合っているのかな。
・こういうループものを見る度に考えるのだけど、この世界は世界観がたくさん分離するのか(別世界はパラレルワールドとして残るのか)、それとも最後はひとつの世界（今回で言えばタイムリープもLMDも無くなってみんなが幸せに過ごせるあの世界）に収束するのかどっちなんだろう。
意識だけが過去に戻る＝もう現在の世界線には戻ってこられない、ということだからもし各世界もパラレルワールドとして存在し続けるなら過去へ戻る選択をしたハルトやアオイは意識のない植物人間状態になってその時間軸では存在し続けているの？
