
前作ですっかりその世界観の虜になった、『Chicken Police - Paint it RED!(チキン・ポリス-赤く塗れ!)』の続編『Chicken Police: Into the HIVE!(チキン・ポリス:巣箱の中へ!)』を遊びました。
一言感想:マーティ「ここでタイトルがバーン!!」
あらすじ
伝説のニワトリ刑事コンビ、サニーとマーティがウェスラーを失脚させてから3年後……。
クロービルの街は相変わらず大きな混沌の中にあった。
そんなある夜、サニーの自宅を見知らぬ女が尋ねてくる。
“あの夜”の苦々しい経験を思い出しながら、サニーは渋々その女の話を聞く事になったのだが……。
ゲームについて

前作『赤く塗れ!』の続編。
前作から遊ばないと意味がわからない部分が多いと思います。
また、スピンオフ作品『Zipp's Café』も『巣箱の中へ!』の前日譚となっているため、先に遊んでおくといいです。
・日本語音声……なし
・日本語字幕……あり
・主鳥公……サンティーノ・フェザーランド
老いた刑事。皮肉屋。種族はニワトリ。
奥さんと娘が出て行ってしまってから酒浸りの日々を送っているが、相棒であるマーティと共に数々の難事件を解決してきた。
・仲間……マーティン・マクチキン
もうそんなに若くないけど若めの刑事。種族はニワトリ。
肉食獣である妻のローラと暮らしている。
楽観的で明るく純真。映画と女性が好き。
・ゴア表現……流血が少しあるのと、一部ミニゲームが虫やグロに耐性無いとかなりつらいかもしれません。
・クリア後について……タイトルに戻ります
・その他注意……今作の主な舞台は昆虫族の住む町。つまり、虫が沢山出てきます。虫嫌いな方は視覚的にちょっとつらいと思います。
オートセーブのみですが、どういうタイミングでオートセーブされているのか謎です。
想定よりもかなり前まで戻されてしまった場面が多々ありました。
なお、わたしの1周目クリア時点のプレイ時間は20時間でした。
彼らの掛け合いが好きすぎて、テキストをいちいち噛み締めすぎたのかもしれません。
実際のところは前作同様、10~15時間くらいでクリアできるボリュームかと思います。
感想(※この先ネタバレあり)
※この先はスクショも含めクリアした方向けのネタバレがあります!
世界観理解と自分の気持ちの整理の為に、かなり具体的なネタバレをしています。
プレイ予定の方、未クリアの方はくれぐれもご注意ください。
前作:『チキンポリス:赤く塗れ!』と、『Zipp's Café』についても言及しています。
最高だったこと
・BGM
相変わらずかっこいい。
オープニングムービーと共に流れている曲が特にかっこよかったです。
サウンドトラック発売予定だったので、ウィッシュリストに追加済。
・サニーとマーティの掛け合い
何度か本気で笑っちゃったくらい、今回もウィットに富んでいました。
・前作キャラたち
魅力的なキャラクターたちがどんどん再登場してくれて嬉しかったです。
愛しのゴミパンダことジップの出番が多かったのも嬉しかった。
・モーゼスとプレイトー
Zipp's Caféですっかりファンになったモーゼス氏と、その相棒であるプレイトー。
ベテランのサニーとモーゼスの落ち着いた腹の探り合い、そしてマーティとちょっと間抜けなプレイトーのバカバカしいやり取りが好きでした。
もっと聞いていたかったな……。
・カラーモードとノワールモード
サニーとマーティの着ているものの色や瞳の色が知れるのが嬉しくて、わたしは常にカラーモードでプレイしていました。
青い瞳のマーティが青いシャツ着てるの、なんかすごく良いなと思いました。
そして、前作の雰囲気が好きだったプレイヤー向けにノワールモードも残しておいてくれている配慮が嬉しかったです。
残念だったこと
・過去の事件
ノワックという名のハエの事件や、血の大晦日の事件について、少しだけ回想が入りましたが結局ほとんどが謎のまま終わりました。
前作同様に謎だけ増やして終わってしまった感があり、そこは残念……。
・オートセーブどこでやってるの!?
左下にサニーのマークが出てくるところでセーブされてると思い込んでいたのですが、どうやら違うようで、かなり前まで戻されることが良くありました。
セーブのタイミングがわからなすぎて途中で中断するのが怖かったです。
・ゴキブリはダメだろ
いや、別に虫キャラはいいんですよ。
クワガタもハチもクモもナメクジも、嫌いじゃないし。
でも不快害虫の王者ゴキブリはダメだろ。
しかも2匹も。ダメだろ!!!!!(絶叫)
あいつらの立ち絵が出てくる度に「イヤ~!居る!!」と叫んでしまうくらい嫌でした。
長すぎる触角ユラユラさせてんのやめてよぉ……。
・シナリオの展開
これについては後述します。
残念っていうか、あまりにもショックが大きすぎました。
遊んだ後しばらく抜け殻状態でした。
キャラクターについて
特に書き留めておきたいことがあるキャラについて。
スクショはあったりなかったり。
サンティーノ・フェザーランド

通称サニー。前作からお馴染みハードボイルドニワトリ刑事、その1。
近いうちに自然界へ飛び出し、世界一周旅行をする予定。

ミランドラが、彼らの住む場所(巣箱)では水の質が非常に悪く、食料も腐ったり古くなった状態で届く事や、それによって亡くなった昆虫がいたりしても詳細な調査なしで葬られる事を知ったサニーが怒ったシーンが好きです。
思えば、前作でもサニーとマーティは昆虫族への差別に関してきちんと怒りの姿勢を見せていましたよね。
わたしはこの2羽のそういうところが好きです。
サニーの、ちょっと細身な体型も健在。
この隣にガタイのいいマーティが並ぶのがまた良いんだよな……(体格差フェチ)。
……でも何となく、今作のサニーは前作より細身じゃなくなったような気がします。
前作はコートの前ボタンを全部留めていたから、そのあたりで印象が違うのでしょうか。
そしてサニーの声優さん、ニワトリの鳴き真似が上手くて毎回びっくりします。
長年の付き合いであるマーティさえ、サニーが食事をしているところを見た事がないくらい食事への興味が薄いらしく、最近はお粥ばかり食べているそう。
そして、サニーはアヴィリヤ出身、獣混み嫌いで高所恐怖症……などなど、色々な新事実を知ることができました。
マーティを喪った後、彼は警察を去り、マーティと自分の名前を冠した探偵事務所を立ち上げます。
そして、共に警察を辞めたモニカと旅へ出ました。
エンディング後の心の整理はまだつきませんが、波乱万丈だったサニーのこれからの鳥生が穏やかで美しいものであることを祈っています。
モニカ・ローゼン

クロービル警察署の受付。ハチドリ。
冷静で賢い。
問題を起こしがちなチキン・ポリスにとって天使のような女性。
カラーモードが実装された事で、「モニカってこんなに美しい色の鳥だったんだ……」と見惚れました。
(後で『ハチドリ』で画像検索してみたら楽園が広がっていました。美しい……)
今作ではモニカの若い頃の話も判明します。
こんなにしっかりしているモニカでも男性に騙された過去があるんですね。
サニーとはどうやら相思相愛だったらしく、最終的に2羽は一緒に警察を辞めて世界一周の旅へ出かけて行きました。
あのエンディングの後にサニーの鳥生に誰かが寄り添ってくれていて、素直に良かったなと思います。
ローラ

マーティの奥さん。ピューマ(クーガー)。
現在妊娠中。
前作から存在は仄めかされていた、マーティの恋獣。
とっても綺麗なピューマでした。
マーティとローラはゲーム開始時点で大喧嘩をしており、その理由は終盤で明かされます。
ローラは……エンディングの後一体どうしているのか、それがとても気になりました。
赤ちゃん、無事に生まれたかな……。
名付けはマーティの望み通りにサニーに頼んだのでしょうか、それとも、マーティが亡くなる原因となってしまったサニーとはもう関わっていないのでしょうか……。
「仕事を取るか、私を取るか」「別の言い方だと……サニー、あなたか、それとも私か」という台詞の答え合わせがこういう形で行われてしまったのが残念でなりません。
マーティはもちろんそんなつもりでサニーを庇ったわけではないと分かってはいますが、自分がもしもローラの立場だったらもう立ち直れないだろうなと思います……。
ミランドラ・マントレア

危険を冒してサニーの自宅へやって来たカマキリ。
※彼女たちの住む『巣箱』はクロービルの中で法令によって隔離されており、基本的に昆虫たちはクロービルへの立ち入りを禁じられているばかりか、巣箱の中であっても夜間外出を禁じられている。
亡くなった旦那さんの遺体が墓場から消えてしまったため、その調査をしてほしいとサニーの元へやって来た女性。
ラスボスから、サニーの元へ行くように唆されたためにサニーの家を訪れたようです。
エンディングの衝撃で忘れてしまっていましたが、結局ミランドラさんは消息不明になってしまったんですよね……?
前作のデボラみたいに、用済みになった瞬間殺されていそうで後味が悪いです……。
しかも今回は、殺された後に文字通り缶詰になって証拠隠滅されている可能性も高そう。
ルイス
吃音のウサギ。かつては上流階級だった。
そういえば、ルイスはチキン・ポリスのファンでしたね。
自分を慕ってくれるルイスに分かり易く優しいマーティ、好き。
不動産ビジネスを頑張っており、その過程で怪我をして眼帯をしています。
(正体判明後↓)
ルイス……嘘だろ……。
あの特徴的な喋り方も演技だったのか。すごいな……。
ファンってことにしておけばサニーたちの動向を探り易いという意図もあったのかな。
フィリスとロイス

前作に登場したトゲトゲの警官コンビ。
亡くなったそうです……。
前作と今作の間で一体何があったんだよ……。
→チキンポリスがウェスラーをやっつけた後、その後釜を狙うギャングたちの抗争が激しくなっており、フィリスとロイスを含む12名の警官はその抗争に巻き込まれて殉職したようです。
ウェスラー、あんな小さな身体でクロービルのギャング全体をまとめてたって思うと凄いですね。
モーゼス・ワイルドフラワー

Zipp's Caféでも会ったお気に入りキャラです。
ワイルドフラワーって名字かっこいい~。
紳士的に見えますが、ジップもサニーも「モーゼス=冷淡で狡賢い動物」と評しているので、結構な曲者なのでしょうか。
モーゼスはクロービル急行の事件をプレイトーと共に解決した……とのことなので、どうやら時間軸としては、赤く塗れ!→Zipp's Café→クロービル急行(未発売)→巣箱の中へ!の順のようですね。
マーティの件の後は、モーゼスもプレイトーも心の底からサニーの気持ちを慮ってくれました。
共に協力して事件を解決した後、サニーから彼らへの評価は「悪いヤツらじゃない」に変化したようです。
プレイトー・マヌエル・パラディアス
Zipp's Caféでは名前のみ登場していた、モーゼスの相棒であるマヌルネコ。
やっぱりマヌルネコの顔ってめちゃくちゃかわいいな。
マヌルネコは身体も可愛いんですよねえ、短足でむっちりしていて。
プレイトーは退役軍獣であり、PTSDを患っているようです。
マーティとの掛け合いが楽しかった。
プレイトーとマーティ、実はわりといいコンビになれたんじゃないでしょうか。
あと、彼らが居ない場所で「プレイトーの家なんて路地裏のダンボール箱か何かだろ」ってマーティに言われてて爆笑しました。
刑事だっていうのに、なんてひどいイメージww
言わんでいいことを言いすぎるため、その度にモーゼス氏が「プレイトー……!」と静かに窘める。
チキン・ポリスとはまたちょっと違ったバディ物として、彼らのこれからの活躍を期待しています。
ジップ

Zipp's Caféを経営するゴミパンダ……アライグマ。
今や、『巣箱』以外で昆虫を受け入れているお店はZipp's Caféだけ。
先にZipp's Café(ゲーム)を通ったおかげもあってジップへの信頼と愛着が高く、今作は出番が多くて嬉しかったです。
ママが言った事はすべて正しい、と断言するジップはかわいい。
ちょっとマザコン入ってるのかな。かわいいね。
アライグマも顔がかわいいし動きもかわいいからジップと喋っていると、憎たらしいことを言われても癒されます。
元犯罪者だというのにブラッドボイル署長の誕生日会に呼ばれるくらい、地元の動物たちから愛されているカワイイ奴。
Zipp's Caféで苦労してミックを逮捕させたというのに、ミックはたった1日で釈放されてしまったそうで……その後、ジップはよくあいつに殺されずに済みましたよね。
どうかジップには穏やかにカフェ経営を続けていってほしいです。
次回作でいつの間にか殺されてる、みたいなのはやめてくれよな。マジで。
ピップ
新聞売りの少年。
めちゃめちゃ可愛かったです。
「俺はよく猿に間違えられるんですけど、俺は猿じゃないんです」的なことを言っていたけれど、顔はめちゃくちゃキツネザルだよな……と思って後から獣物ファイルを見たらやっぱりワオキツネザルでした。
自分は猿じゃないと思い込んでいるってこと?かわいいね。
後でマレンさんとお話したら、ピップは両親を喪って心に大きな傷を負っている事がわかりました。
やさしいマレンさんの元で、少しでも元気になれるといいのですが……。
マーティが撃たれた後、サニーとモニカがピップと接している時の『大人(保護者)』な空気感になんだかホッとしました。
サニーもモニカも、ピップみたいな素直な子供相手にはあんなに優しいんだなぁ……。
フランク・カステリーニ

Zipp's Caféにも登場したクワガタの私立探偵。
ジップだけではなく、サニーやマーティとも昔からの知り合い。
Zipp's Caféにて言及されていましたが、フランクは元々警察官になりたかったクワガタです。
しかしクロービルで虫はかなり軽視されており(殺虫事件が起きたとしても警察は事件化しないほどです)、彼が昆虫であるが故に、その夢が叶う事はありませんでした。
やっぱクワガタの顔は実写でもかっこいいですね。迫力がある。
いかにも“探偵”といった感じの服装が素敵でした。
Zipp's Caféのほうで会って話したこともあり、彼の死はとてもショックでした。
誰に聞いても彼は評判が良く、とても良い虫だったことがわかります。
昆虫族は最期に明るい光を見るんですね……。
後で彼の遺体を見つけた際のミニゲーム(解剖して証拠を取り出すアレ)は、グロ耐性があってもかなり精神的にキツかったです。
サニーが心底嫌そうな呻き声を上げる中、彼らの友虫の身体を切り刻んで溶かして……いや、キツかった……もう二度とやりたくないです。
フランク、Zipp's Caféであんなに嬉しそうにジップの軽食を食べていたのに……。
もっとお話ししたかった。残念です。
アンクル・ジョー
『巣箱』の墓守のおじさん。
見た事の無い虫でした。
ヒラタムシ(シデムシ)というらしい。
(※あとで画像検索してみたら見覚えがありました。あの小さい虫、ヒラタムシっていうんだ……)
喋る時に小さな音がしましたね。
あれは、クチバシ(?)を動かす音?なんでしょうか(女王ゼナイダやゴキブリたちも喋る度に同じような音がしていました)。
このおじさん、結構いいキャラしてたなと思っています。もう少し喋りたかった。
ハンク・ハードシェル
ディスタント・ライトの用心棒。
マーティが怯えるほどの大男。
名前がかっこいいナメクジ。
……えっと、ナメクジって有りなの?と思ったら、後々魚類が出てきたので「ああ、有りなんだ」と思いました。
ど○ぶつの森で普通にタコやカエルが釣れる世界観なのにタコやカエル住民が登場した時みたいな、微妙な気まずさと驚きがありました。
サニーがこのハンクを賄賂で買収しようとした時の「うーん……もらう」「ありがとう」がなんかめっちゃ可愛くて良かった。
バート・エンダー
ディスタント・ライトのバーテンダー。
クモさん。クモの顔ってかっこいいですよねぇ。
しかも、サニーのメモ帳によれば彼はハエトリグモさんらしいです。
いいね。わたし好きだよハエトリグモ。
(ジョロウグモはデカすぎるし色が毒々しすぎるので苦手)
結構気さくに色々と話してくれるクモさんでした。
バーテンダー向きの性格と言えるんじゃないでしょうか(バーに行ったことないので、フィクション作品におけるバーテンダー“らしい”という意味ですが……)。
そして彼の名前も、かなりバーテンダー向きですよね。
ダグラス

女王専属ピアニストの鳥。
巣箱で産まれ、虫たちの中で生きている。
女王ゼナイダに恋をしているようです。
ダグラスに「ボスバード」と呼ばれたサニーが「俺をその名で呼んでいいのはこの肉ワゴン(マーティ)だけだ」と言ったのにはちょっと笑いました。そうだったのか。
サニーはサニーでこういう時に急にデレるのかわいいですよね。
カスターとブルータス
ゼナイダの用心棒であるゴキブリ兄弟。
兄弟の数は全部で72匹(¦3_ヽ)_
うひ~~~触角がキモすぎる。ゴキブリは無理すぎる。
……と悲鳴を上げつつもどうにかディスタント・ライトのカスターをやり過ごしたと安堵していたのに、ゼナイダさんとお話した後、ふと見たら後ろにブルータスが立っていて、「やべー!また後ろにゴキブリいる!!!」って再度悲鳴あげてしまいました。
怖すぎて全然会話が頭に入って来ない。
しかも終盤では2匹揃って画面に出てきます。やめてえ。
……あーそうか、虫全般嫌いな人は今作を遊んで昆虫族が出てくる度にこういう気持ちになるんですね……確かにこれは怖いわ……。
「……しかし……ゴキブリってこんな顔してんだな……」と画面をまじまじ見て、「やっぱキメェ~🤮」と目をそらすのを繰り返していました。
命は平等、虫も動物も魚もみんな大切にしないといけないよ!という志だけはあるんですが、すみませんやっぱりゴキブリは……苦手です……ごめんよ……。
ゼナイダ

“巣箱”の女王。巣箱内のギャングのトップ。
気高く恐ろしい存在。
会った瞬間からサニーとマーティの個鳥情報をほぼ知っており、とても怖かったです。
ヤクザみたいだ。
自分はうぬぼれが強いと自覚しており、更にそれは自身の数少ない欠点のひとつであると認められる女性でもありました。
非常に怖い虫であるとの前情報でしたが、チキン・ポリスに対しては常に友好的に接してくれたためマイナス感情は無いです。
調査を頼まれていた娘さんの行き先については、わからないと嘘をつきました。
これによって何か事態が悪い方向へ進むかと不安だったけれど、大丈夫だったみたい。
とてもかっこいい女性だと思っています。いろいろ大変だと思うけど長生きしてほしい。
キャシディ・ループス

オオカミ。
有名な映画俳優らしい。
そしてクロービルの王の親友。
む、紫のスーツ着てる……!浮世離れしてんなあ。
ネコを見ると性的に興奮してしまうネコ中毒(※ネコ科女性ならなんでもアリらしい)で、女関係にはかなりだらしない一方、映画の撮影で出会ったウサギの女性と恋愛結婚しています。
見た目がオオカミということもあってみてくれはかなり好みなのですが、チキンポリスに対する微妙な上から目線と、成功者特有の“鼻にかけた感じ”がちょっと不愉快だな~……と思っていました。
ところが彼の影武者が襲われた後、恐怖心からなのかちょっと素が出てパニックになっているのを見ていたらかなり好感度が上がりました(我ながら嫌な性格しているな……とは思います)。

なんとなくの印象ですが、かなり若いのかなと思っています。20代前半~半ばくらい?
カサンドラ・ルビー・フェイ
ウサギ。女優であり、ループスの配偶者でもある。
かわいいーッ!!!
頬紅してるのも、人間体の服装も、声も、全部かわいいーッ!!!!!
これは確かに、ループスの言う通り『傑作』だわ……。
彼女の台詞から、どうやらループスとフェイはモーゼス&プレイトーが解決したクロービル急行事件にも巻き込まれていた様子です。
ということは、発売が決定しているクロービル急行の事件でまた会えるんでしょうね。楽しみ。
雑種のミック

かつてはウェスラーの右腕だったマンドリル。
ウェスラーが軌道に乗せようとしていた代理肉M.E.A.T.の製造事業を引き継ぎ、ギャング団『ゴールデンファング』のトップとして巣箱で悪事を働いている。
ミックの作っている代理肉M.E.A.T.は昆虫の遺体から出来ており、クロービル全土に流通しています。
墓を掘り起こして遺体を盗み出して缶詰にしているのも相当あくどいですが、恐らく慈善事業を装って建設された孤児院やホームレスシェルターに居た幼虫やホームレス虫も、みんな獣知れず殺されて缶詰の具になっていたのだろうと思います。エグすぎる。
多数の虫たちも、フランクも、ループスの影武者も、更にはマーティも……みんなこいつに殺されてしまいました。
その上、ミックは何のお咎めも無いまま逃げおおせてしまいました。
もう……めちゃくちゃ悔しいです。
せめて何らかの形でみんなの仇を取りたかった……。
もっとハッキリ言えば、「おれがこの手で皮をはいでやる」(原作某回のジャ○アン)の気持ちです。悔しいよ。
レディ・ケイラ・スタンウィック

ホッキョクギツネ。
国王の新しい顧問官である、美しい女性。
蓋を開けてみれば、おぞましく邪悪すぎるメスギツネでした。
新団結教会の教祖として孤児院やホームレスシェルターを建てていましたが、それは全て代理肉M.E.A.T.の材料となる昆虫を集めるため。
彼女が求めていた事は、クロービルの破壊、そして破壊の後の新たな創造。
ケイラはクロービルと長い間戦争をしていたストウォニア(※大型捕食動物が住む寒冷地。食糧難に苦しんでいるらしい)に代理肉M.E.A.T.を出荷していました。
その後M.E.A.T.の正体を暴き、非獣道的な食品を出荷したクロービルとその被害者となったストウォニアを再び戦争状態にすることが目的だったようです。
……これって人間界で言うと、他国から「新しい素材で出来た人造肉ですよ~!」って出荷されてみんなが美味い美味いと食べていた缶詰が、実はその製造国でホームレスを殺して作られていた人肉缶詰だった……ということですよね。怖い。
そりゃ「うちの国民になんてモン食わしてくれたんだ!」って戦争になるわ。
ところでヘクター三世、ケイラと結婚式を挙げるくらい彼女に入れ込んでいたわりには、ケイラが銃殺されてもそれほど気にしていなさそうでしたね……。
心のどこかでうっすらケイラを疑っていたとはいえ、もう少し思うところあっても良さそうな気がしたのですが。
ルシウス・ウィルフォード・ブラッドボイル

クロービル警察署の署長。種族は犬。
勝手な行動の多いチキン・ポリスをいつも叱りつけている。
激化するギャング団との抗争の際に傷を負ってしまったらしく、現在は車いす生活を余儀なくされている警察署長。
彼の「サンティーノ~!!!(# ゚Д゚)💢💢💢」が好きです。
署員を怒鳴り散らしている事の多いブラッドボイルですが、常にみんなから尊敬されています。
今作を遊んだ事で、厳しくもみんなに慕われている理由がとても良くわかりました。
「俺はお前たちチキン・ポリスが大嫌いだ」と言いながらも、彼らがやったウェスラー帝国破壊の件については褒めてくれた上、クロービルの現状が悲惨なのはお前たちのせいではないと遠回しに励ましてくれました。
更に終盤では、『巣箱』の件はサニーとマーティが非公式に捜査していた事件であるにもかかわらず、「助けが必要なら声を上げろ。俺を呼べ!」と言ってくれました。
なにこの上司~!最高すぎるだろ!かっけえ~!
65歳おめでとう、ブラッドボイル。長生きしてね。
マーティン・マクチキン

前作からお馴染みハードボイルドニワトリ刑事、その2。
かなり長くなると思ったのでラストに持ってきました。
ちょっと女好きではあるものの、優しく素直でユーモアに溢れていて、前作からずっと、わたしの最推しキャラでした。
もうじき赤ちゃんも産まれる予定の、誰からも愛される素敵なニワトリ。
そんな彼が今作で、まさか……あんなことになってしまうなんて。
作中では「あんたが50歳、俺は25歳」と冗談を言ってサニーから怒られていたマーティ。
彼の墓石で本当の年齢が分かったのも皮肉だなと思いました。40歳だったようです。
前作に出てきていたハリネズミコンビ刑事たちのように、そして今作のフランクのように、クロービルでは容赦のない突然の死が動物たちを襲います。
でもまさか、それを準主獣公のマーティにも適用させてしまうなんて思いもよりませんでした。
今年初めに遊んだ某ゲームもそうだったのですが……なんていうか、外国のゲームってこういうところで思い切りが良いの、すごいな……と思います(尊敬という意味ではなく)。
日本のゲームでこんなこと(続編で前作主人公や主要キャラを容赦なく殺す)やったら炎上どころの騒ぎじゃ済まないと思う。
こういう事態になることを恐れたからこそ、マーティの愛する妻・ローラは心を鬼にしてサニーにあんなつらいお願いをしたのに……。
産まれてくるマーティの子が、マーティと一度も話を出来ない事実が悲しすぎる。
本当に本当に、まだ見ぬあなたの父親であるマーティは心底いいヤツだったんだよ。
マーティは事あるごとに素直にサニーへの愛情を言葉にして示していたけれど、サニーはほとんどそういうことをしてこなかった故にきっと色々後悔しているだろうなと思います。

サニーのメモ帳に『俺にとって彼は、大きくて白い翼の生えた良心』と評されるニワトリはきっと後にも先にもマーティしか居ないでしょう。
今となっては全然冗談では済まないのですが、物語の途中……具体的に言うとローラがサニーに「マーティを(チキン・ポリスから)解放してあげて」と頼んだ直後、サニーとマーティが「この事件でチキン・ポリスは終わりにしよう」と話し合っていた時のマーティの台詞がとても好きでした。

マーティがどれだけサニーのことが、そしてチキン・ポリスのことが好きだったか、とても伝わる台詞でした。
「もうサニーとマーティの掛け合いが見られないなら、もしも『チキン・ポリス』として続編が出たとしても買う事はないかな……」という気持ち半分、「いや、でも……もし次回作でマーティの仇を討てるなら……」という気持ち半分です。
もちろん仇を討ったところでマーティはもう戻ってはこないんですけど、このままミックが野放しっていうのも腹が立ちます。
マーティは大好きなサニーを庇って死んだんだから、そのことをきっと後悔していないでしょうね。
彼はそういう鳥だから。
でも、きっとチキン・ポリスのファンだった誰もがそうだったように、わたしはマーティが大好きでした。
どういう形であってもいいから、サニーとマーティ2羽ともに生きていて欲しかったよ。
その他プレイメモ
雑多な感想・プレイ中のメモ。
・サニーとマーティの掛け合いが相変わらず最高。
サニーはマーティの明るく楽観的なところをわりと気に入っていて、今作では面と向かってそういうところを褒めている場面が増えていたように感じました。
サニーから褒められたマーティが、いつも素直に喜んでいるのがまた可愛かった。
・射撃場でいっぱい遊びました。
リロードの時の動きがかっこよくて好き~。
・チキンポリスの本を書いていた作家がモーゼスたちの本を書き始めたことを知り、不貞腐れるマーティがとても可愛かったです。
サニー「俺たちの本は10巻も出たんだから」
マーティ「11巻だよ。でもさあ……!」
って翻訳、天才では?
マーティはかわいいな~。
・人間風の手や足を持っている動物たちとは違って、昆虫族は手足も昆虫のものなんですね。
・飲み比べゲームはコントローラーよりマウス操作が断然楽でした。
・ストウォニア
永遠の雪国であり、ネコ科の捕食動物が住んでいる。
クロービルとは長い間戦争をしており、現在は和平交渉中。
前作のヒロインだったナターシャは現在ここに居るとの噂です。
・警察署にあるサニーとモーゼスのデスク、前後で並んでるのかわいい。
お互いにあんまり喋らないけどうっすらライバル意識があるんだろうな……かわいいね。
(というか、ちゃんと署内にデスクあるんだな……って安心しました)。
・映画ファンで、映画の大きなパーティに参加できたことを心から喜んでいたマーティに「パーティを抜け出してフランクの死体探しを優先しろ」なんて言ったらゴネるんじゃないかなと思っていたら、快諾してくれた上に「フランクは友達だったんだから、この事件の方がずっと重要だぜ」と言われて天を仰ぎました。
マーティ…………!かっこいい……!
わたしは君のそういうところが本当に本当に好きだよ……!
しかしサニーは、その後のモニカとのやり取りで「意外とすんなり行ってくれたけど、本心はどう思っているかわからない。マーティには色々な面があるからな……」と言っていました。
そうかー、マーティはサニーとモニカのために本心を隠して気を遣ってくれたのかもしれないってことかな……。
・モニカを連れてメレディスのところに行ったら、バチバチ口撃やり合い始めて笑った。
「あら、モニカ?あなたって、私の本の中ではいつも脇役だったから、私あまり気にかけてなかったの」とめちゃくちゃ失礼な事を言ってきたメレディスに対するモニカの返答は……

「実を言うと、私の方は一度も貴女のことなんか気にかけたことがなくて」。
モニカさん、超かっけーッス!
この後のハリセンボン監督とのやり取りもそうでしたが、自分に対して失礼なことを言ってくる動物に対してしっかりNOを突きつけていく姿勢、すごくかっこいいと思いました。
みんながモニカに惹かれる理由がわかりました。
・メレディスはちょっと巻き舌気味で喋るんだな。
これが英語で言う“訛ってる”ってやつかな……?
・モリーとテッサが出て行く原因になった夢を見るサニー。
クロービルの刑事の嫁、大変そうだ……。
勝手に家の中に誰かが侵入して来るってヤバすぎるな。
・案の定、マーティの奥さんであるローラが言いたいのは「サニーと私、どっちが大事なの!?」という話でした。
まあ……うん……理解は出来ますよね。
自分がローラの立場だったらそう思ったと思う。
そして、ローラがサニーに求めた事は、マーティの解放でした。
マーティは自分からサニーと離れる事は選ばないので、マーティの心を傷つけてでも彼を遠ざけるようにと。
・この世界、違う種族の子供はどういう見た目で産まれてくるんでしょうか。
ニワトリとピューマの子だもんなぁ。
ちょっと想像がつかないや。
・回想。
赤く塗れ!でも散々仄めかされていた、“血の大晦日”をちょっとだけ覗けました。
今とは服装も違うし、2羽のやり取りもまだよそよそしい。
・今回はモニカがサニーの代わりに引き金を引きました。
そういや前回はナターシャだったな。
いつかミックに対して引き金を引ける機会があれば、その時は躊躇わずにサニーにやってほしい。
・どうしても、わたしはマーティが居なくなった事実を受け入れられません。
青空の下、爽やかに世界一周旅行に出かけていくサニーとモニカの2羽を見ても、心が晴れる事はありませんでした。
・ところで

タイトル画面の右下(モーゼスの隣、ループスの下あたり)に全然知らない虫が居るのがすごく気になりました。
てっきり「女王ってこの虫なのか」と思っていたけど、明らかに蜘蛛じゃないし、実際にゼナイダさんに会ってみたら全然違ってたし、カマキリじゃなさそうだからミランドラさんでもないっぽいし……。
あなた誰ぇ……?
ここで感情を書き散らかしたおかげで少しだけ心の整理がついた気がします。
あ~……でも、やっぱり寂しいな……。
いくらフィクションでも、好きなキャラクターが居なくなると本当に寂しい。
もうサニーとマーティの掛け合いが見られないのが寂しい。
自分で思っていたよりもずっと、わたしはサニーとマーティのチキン・ポリスコンビが好きだったみたいです。
1万3千字もごちゃごちゃ書いてすみません。
では、今回はここまで。
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前作・スピンオフ作品感想