良かったけれど感想がそれほど長文にならなかったり、途中で挫折(ゲーム自体もしくは感想文を)してしまったりで「記事にするほどの文章量が無いから、やめとくか……」とお蔵入りしたゲーム感想が実は結構あるので、いくつかのゲーム感想文を試験的にひとつの記事にまとめてみようという試みです。
ゲーム感想文なので、いつものようにネタバレもあります。
プレイ予定の方はご注意ください。
- 上に天井がある。
- One Shot(2周目途中から未クリア)
- FTL: Faster Than Light(未クリア)
- Kerbal Space Program(挫折)
- Fresh Start Cleaning Simulator
- No Place Like Home
- The Forest(挫折)
- OUTLAST(挫折)
上に天井がある。
上に天井がある。(紹介)
今回のカバー画像はこちらの、『上に天井がある。』のスクリーンショットです。
短編ポイント&クリック系探索アドベンチャーゲーム。
日本語訳の質はとても良いです。
日本のゲームかと思っちゃったくらい。
一応、ホラーや精神的恐怖のタグが付いていますが、そんなに身構えなくても大丈夫なレベルだと思います。
なんという表現が適切か自信が無いのですが、「作者にだけ意図が分かっている」系のゲームを遊ぶのが大好きな方におすすめだと思います。
わたしの場合、プレイ時間30分で1周目終了。(グッドエンドでした)
実績を参考に他のエンディングも探し、恐らく全部見れた時点で45分でした。
※DLCがあるようですが、そちらは残念ながらまだ日本語非対応だったため、遊んだのは本編のみです。
上に天井がある。(ここからネタバレ含む感想)
淡い色使い+少しざらついた、ノイズの入った質感のイラストがとても良い雰囲気。
喋っている女の子の口調は明るいのに、SEがちょっと不穏で不気味な感じがどことなくちぐはぐしていて居心地悪い感じでした。
主人公は自分の夢の為に努力している素晴らしい子ですが、勉強のストレスによって知らず知らず精神に不調をきたしてしまっていたようです。
それにしたって着衣のまま湯船に浸かり、そのまま気絶の流れは怖すぎる……冗談じゃなく本当に死んじゃうから気を付けて欲しい。
クリア後に解放される探検モードでは、室内のおどろおどろしい雰囲気は消え、色合いも普通になっていました。
本編ゲーム中のあの色味は、主人公の精神状態が普通では無い事を表していたのでしょうか。
唐突に開発チームの部屋を見つける演出は結構好きです。
One Shot(2周目途中から未クリア)
One Shot(紹介)
「チャンスは、一度きりだ。」
自分のPC内のドキュメントを参照してヒントを探す等、解き方にひねりが必要なパズルを解きながら、故郷に帰りたがっている『ニコ』という猫耳のキャラクターを導いていくアドベンチャーゲーム。
日本語訳の質はとても良く、個性豊かなキャラクターたちとの会話に没入させてくれます。
そして何より、主人公である『ニコ』がとってもかわいい。
自分を導く存在であるプレイヤーの存在を認識して慕ってくれる姿に癒され、絶対にこの子を助けてあげなければ……という気持ちになります。
プレイ時間は1周目クリア時点で4時間でした。
One Shot(ここからネタバレ含む感想)
確か2周目の途中で仕事などが忙しくなり、そのまま遊ばなくなってしまったことから記事化のタイミングを逃したんだったと思います。
高評価も納得の、クオリティの高いパズルアドベンチャーゲームでした。
異形頭のキャラクターも沢山いて、人外好きとしては眼福でした。
頭にサイコロやテレビを選ぶセンス好きすぎます。
そして、我慢できずに上にも書いてしまいましたが、もうとにかくニコが可愛い。可愛すぎる。
特に、ゲーム終了→再開時の「あっ!……(プレイヤー)!聞こえる!?」と呼び掛けてくるニコがとてもかわいい。
この演出によって「わたしがゲームを起動するまでニコたちの世界は閉じているんだ」と認識させられます。
1周目ラスト、わたしはニコを元の世界に戻す事を選びました。
だって、ニコは眠る度に母や元居た村の夢を見て、パンケーキを食べてお母さんに会いたいと泣く小さな子供です。
目覚めたら突然世界を救う救世主にされてしまった、突然こんなことに巻き込まれた不運な子供。
ニコが自分のために、そしてプレイヤーがニコのためにこの世界を滅ぼすことは罪なのでしょうか。
旅の中で出会ってきた人たちへの感傷はもちろんありますし、何より優しいニコ自身が傷つく選択だということはわかっていましたが、わたしはどうしてもニコを犠牲にしたくありませんでした。
この物語は『one shot(一度切り)』……ではありますが、2周目開始のやり方については、ドキドキ文○部!を遊んでいたおかげで察することができました。
Q. 察したってドヤってるけどその後結局2周目途中でやめちゃったんですよね、そのことについて何かコメントありますか鈴蘭さん?
A. 本当にすみませんでした。このとおりです。
FTL: Faster Than Light(未クリア)
FTL: Faster Than Light(紹介)
宇宙船シミュレーション型ローグライクゲーム、と紹介されています。
乗員を率いて宇宙船で宇宙に出かけ、宇宙海賊や予期せぬイベントに上手く対処しながら目的地を目指すゲーム……だったはず。
かなり運が絡む要素が多く、わたしには難易度が高すぎて早々にリタイヤしてしまいました。
評価はかなり高いですし、問題にじっくり取り組んで対処するのが好きな賢い方向けのゲームかなと思います。
FTL: Faster Than Light(ここからネタバレ含む感想)
(ネタバレを含む感想を言えるほど遊んで)ないんだな、これが。
多分プレイ時間30分くらい……??
その間に3~4回墜落してます、わたしの宇宙船。いくらなんでも対処能力無さすぎだろ。
これはあちこち炎上して、最終的に全員焼き殺されてしまった時のスクショです。
他には、イベント時に救難信号をキャッチしたので探索してみたら、その星に居た男にクルーの一人が惨殺されていました。
一応まだデータを消していないので遊ぼうと思えばいつでも起動できる状態にはしてあります。
いつかクリアまでいけるのかなあ……。
Kerbal Space Program(挫折)
Kerbal Space Program(紹介)
かなり本格的(らしい)に、宇宙船を作ることができるシミュレーションゲーム。
Kerbal Space Program(ここからネタバレ含む感想)
身内(理系)が遊んでおり、「面白いよ」ということだったので購入した……のですが、わたしの頭が悪すぎて全く理解できず早々に投げてしまったゲームです。
丁寧にきちんと説明してくれているものの、わたしがバカすぎて「……ン??宇宙船ノ基礎……エト……ドレッスカ……???」状態。
やっと基礎らしきものを見つけても、その後どうしたらいいかわからず適当にパーツを買ったり回したりして40分溶かしただけで終了しました。
わたしの場合、このゲームは自分でやるよりも賢い人のプレイを眺めていたいゲームでした。
Fresh Start Cleaning Simulator
Fresh Start Cleaning Simulator(紹介)
ゴミで荒れ、火事や汚れで荒廃してしまった地域をひたすら綺麗にしていくお掃除ゲーム。
ゴミを吸いこんだり、水をかけて汚れを落としたり。
地域を復活させていくと草木や動物が戻って来て賑やかになります。
日本語訳は頑張っていますが、たまにあやしい感じです。
Fresh Start Cleaning Simulator(ここからネタバレ含む感想)
お掃除ゲーがやりたいなあ~と検索していて見つけた本作。
最後までクリアはしたものの、黙々と遊んでしまったので特に感想を書く事がなく、そのままになっていました。
ちなみに、プレイ時間は10時間弱でした。
↑画面のイメージとしてはこんな感じ。
掃除機はなんだかちょっと動きがもったりしていて、掃除ゲームとしての爽快感は正直薄いです。
かなり作業ゲームではあるのでつらい人はつらいかも。
あと、細かいバグが多かったです。
*買ったはずのスプリンクラーや掃除機が使えないのはバグ?
→ゲームを再起動したら使えるようになりました。バグっぽい。
*セーブしようとすると設定画面が開く→バグっぽい。
コントローラー使用時でも、セーブの時は一度マウスに持ち替えてクリックする必要ありです。
依頼をしてくるのは動物たちで、最初に結構凝ったお手紙を送って来てくれるので動物好きには嬉しいと思います。かわいい。
No Place Like Home
No Place Like Home(紹介)
上でご紹介した『Fresh Start Cleaning Simulator』と同じ会社の作品。
地球を捨てた人類が火星へ移住するようになった世界。
主人公の女性は、火星へ移住する順番待ちをしている状態です。
ある日おじいちゃんからの連絡が途絶え、祖父の身を案じた主人公はおじいちゃんの管理していた農場へ向かいます。
お掃除ゲーム+牧場物語といった雰囲気のゲーム……なのですが、掃除機の操作性やキャラクターの動きが相変わらずなんとなくもったりしていました。
日本語訳はこの作品も頑張っていましたが、長文はほぼお手紙だけだったため粗が目立ちにくかった『Fresh Start Cleaning Simulator』と比べるとこの作品は台詞が多く、「?」と思ってしまう場面もしばしばありました。
中盤からゴミを処理するのが面倒になり、ゴミの塊を崩した後放置していたらゲームがかなり重くなってしまったので、ゴミはきちんと処理した方が良いようです。
(そして多分バグだと思うのですが、急に無音になる瞬間があって怖かった……)
No Place Like Home(ここからネタバレ含む感想)
こちらもクリアはしていました。
プレイ時間は32時間でした……そんなにかかってたんだ。
プレイ時間はほとんど迷子になっていた時間だと思います。
マップがそこそこ複雑(だと思う(※わたしは方向音痴))なのですが、マップ機能の使い勝手があまり良くない上に地図上マッピング機能なども無いので、「通れなかったところが通れるようなアップグレードをしたぞ!」と思っても、「さてその“通れなかった場所”はどこにあったっけな……?」というところで無駄にぐるぐる歩き回ってしまう事が多かったです。
と言っても、これは方向感覚がまともな方からすれば有り得ない失敗なのかもしれません。
あ、それから、ロンリーヒルのクエストが詰んだんですよね。
このゲーム、不要になったクエストアイテムをリサイクルすることができるんですが……
高品質な丸太、いくつか家を増築するために使った後でリサイクル出来るようになっていたのでリサイクルしたところ、その後シカを助けるための家づくりで使うことになったのです。
しかしその頃にはもうロンリーヒルの瓦礫をすべて撤去してしまっていたので、丸太の数が足りなくなってクエストが詰みました。
他のクエストアイテムは余分にあるのに、なんで丸太は無いんだ……。
イラストと雰囲気がとっても可愛いのですが、ちょっと操作性に難があるので万人におすすめはしづらいのが惜しい。
荒れ果ててめちゃくちゃになってしまった地球を少しずつ掃除し、そこに施設を作って種を植えて……というコンセプトはとても良かったなと思います。
全体的にもう少し爽快感があったらな。
The Forest(挫折)
The Forest(紹介)
幼い息子と2人、飛行機に乗っていた主人公(男性)。
しかし、あろうことか飛行機が墜落!息子は謎の人影に連れ去られてしまった……。
唯一の生き残りとなった主人公は、息子を救出するために謎の島でサバイバル生活をすることになる。
……という、とても有名なサバイバルホラーゲームです。ゴア表現あり。
The Forest(ここからネタバレ含む感想)
(スクショは↑に掲載した1枚のみしか残っていませんでした)
ホラーもサバイバルも好きだからやってみよ~!と、軽い気持ちで購入。
わたしの場合は他ゲームで散々ゾンビだのなんだの見ているからかそれほど敵に対する恐怖心はありませんでした。
臓物はあちこちに散らばっているしどこもかしこも血まみれだよ!
3日目まで進めたところで洞窟を見つけて入る→なんか変な生き物に襲われて死んだのでまた最初から始めました。
1日目から集団で襲ってきたフェ○ル・グールみたいな生き物を返り討ちにして足を捥いだら普通に焚き木にくべる事が出来てしまって笑いました。
まさかそれ食べるのぉ!?
初日からとんだサイコ主人公になってしまいました。
他の生き物たちは怯えて逃げて行っちゃいました……怖くないよ~ でも襲ってくるなら足ちょうだい、ちょっと食べてみるから……。
そしてその夜、女性型の変な生き物が来たので倒して足をもいでいたら()いつの間にか集団に囲まれていてそのまま引きずられ再び洞窟に来てしまいました。
拉致までのペースが早いな。
……という感じのプレイ日記を書いていたんですが、日数が進むにつれてすごい数の敵に襲われるようになり、主人公の攻撃力と敵の数の暴力の差に心が折れて挫折。
3D酔いも酷かったです。
どうにか遊び続けていけば楽しめるのかなあ、と、実況者さんの実況動画を少し見てみたのですが、大きく立派な拠点を作って凄まじい数の化け物を迎撃している動画を観ていたら「うわあ~……わたしには絶対無理だあ…………」と更に諦めが強くなりました。
なんだよ、あの夥しい数の化け物は。
OUTLAST(挫折)
OUTLAST(紹介)
フリージャーナリストが、深夜の精神病院にやってくるところから始まる、これまた有名なサバイバルホラーゲーム。ゴア表現あり。
OUTLAST(ここからネタバレ含む感想)
(スクショは↑に掲載した1枚のみしか残っていませんでした)
このゲームも、有名&ホラーもサバイバルも好きだから……と買ってみたのですが、怖すぎて笑えて来るレベルで怖かったです。
暗い部屋の中、収容されている患者?殺人鬼?から逃げ回っていくのですが、暗すぎて道がわからない!方向音痴すぎて道がわからない!こんな状態で追いかけられるの怖すぎる!ヒエ~!!無理無理無理!と、単純に怖すぎて挫折したゲーム。
シナリオ もしくは登場キャラクターが良いらしく、絶賛しておられる方を結構見かけるので気になる気持ちはあるものの、わたしにはクリアは無理そうです。
「もうホラー好きを自称するのはやめたほうがいいかもしれない……」と落ち込みました。
あ~……怖かった……。
では、今回はここまで。