積みゲー崩しと備忘録のようなもの

ひたすらゲームの感想を残すブログ

ファジーテラリウム

 

 

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www.freem.ne.jp

 (作者: のりぬこ 様 / めがねの天ぷら)

 

フリーゲーム、ファジーテラリウムを遊んでいました。
ゲーム紹介と感想です。

 

 

ゲームについて

 

病院に入院している外出禁止の少女と、そんな少女の元に毎晩訪れる少年のお話。
穏やかで静かな夜を共に過ごし会話を重ねていく2人。
淡い恋心の行く末と、2人がここにいる理由を知るノベルゲームです。

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エンディングは5つ。
選択肢によって分岐していきますが1周目の時点では選択肢は無く、周回する毎に増えていきます。
右クリックのメニューから既に読んだ文章はスキップする機能が使えるので活用しつつ進めていくと良いかもしれません。

感想(※ネタバレあり)

※特にネタバレになりそうな箇所は反転

 

普段はあまり好んで『女性向け』と明記されているゲームに手を出さないのですが、今回はなんとなく儚さを感じる綺麗なタイトルとイラストに惹かれてダウンロード。

うん久しぶりに遊んでみると若い男女が穏やかに恋愛してるゲームも良いもんだわね……などとオバチャン感全開の感想を抱きつつ進めていったところ、途中から予想外の展開になって驚きました。

 

分岐点がじわじわと増えていくことを最初は若干じれったく感じてしまっていたのですが、ED3を見た時に納得しました。
どの選択肢を選んでも良い終わり方にしかならない幸せな物語を読んだ後に不穏なエンディングを見せられる仕様は余計に絶望感を引き出していて、】見事だなあと思いました。
逆パターン(絶望的な物語を見た後、周回で何か条件を満たすことによってトゥルーエンド(幸せなラスト)へ)ならよく見かけますが、元々どちらかというと暗い物語を好んで見る傾向があるせいかこれはこれで私は好きです。

基本的には既にした会話を繰り返さないであろう選択肢を選んでいけば物語を進めていけましたが、ED3へ向かう時は若干わかり辛くて何度もやり直しました。
この、【“基本的には既にした会話を繰り返さないであろう選択肢を選んでいけば物語を進めていける”という考え方のせいで1度選んだ選択肢はもう選ばないようにしていたので、白い花を選んだ時の会話が2種類あるということになかなか気づけず】。

 

伊織ちゃんの完全片想いじゃなく、灰音くんとはきちんと相思相愛だったという点には唯一救いを感じました。
あれでもし灰音くんから伊織ちゃんに好意はなく「ただの業務だから一緒にいただけ」……って展開だったら切なすぎるもの。
……でもEXTRA見たら灰音くん処分検討されてんだよな……記憶の差し替えも容易にできる組織のようだし、仮に灰音くんが処分されたら伊織ちゃんは全て忘れて別の人をあてがわれてその人に恋をしてしまうんでしょうか……。

 

伊織ちゃんの立ち絵の瞳キラキラ感がとても好きです。
水中の宝石のよう。

 

あまりゲームと関係ないことかもしれませんが、ゲーム中の会話を読んでいるうちにふと「私、黒い花って見た事あるかなぁ……」と疑問に思って少しググったりしてみました。
やはり自分の目で黒い花を見た事は無いような気がします。
自宅にも花壇はあるし、住んでいるところのわりと近くにフラワーパークもあるのですがそれでも見覚えが無いのは、人目を楽しませるには鮮やかな色の方が都合が良いからなのでしょうか。
ぱっと思いついたのはクロユリくらいでしたが意外とたくさん種類があるんですね。