スマホゲーム、逢魔時はさびしそう を遊んでいたのでゲーム紹介と感想を。
ゲームについて
ホラー要素とミステリ要素が緻密に絡み合ったアドベンチャーノベルゲームです。
個人的にはお話自体のホラー度はそこまで高くないように感じましたが、少々ショッキングなイラスト?写真?が全面に表示されることが多々あるので極端にホラーやグロテスクなものが苦手・特にビックリ系の演出が苦手という方は注意が必要かもしれません。
ゾンビ映画やフリーホラーゲーム『青鬼』の見た目が気持ち悪くて無理!って人は高確率で無理じゃないかなー…と勝手に思っています。
Google Playストアで作品の紹介ムービーやキャプション画像が観られるので、「あっ こういう演出は苦手だな」と感じるか否かで判断しても良いと思います。
テキストがとても面白かったのでぜひ遊んでみて欲しいですが、ジャンルの得意不得意はどうしてもあるので。
…また、その他の注意点としては、オートセーブではないことを挙げておきます。こまめにセーブを行うことがきっとやる気の萎え防止につながります。
特に実際に逢魔時の調査が始まってからは選択肢によって死亡することが増えてくるので慎重に。
私の場合は場面切り替えの際に何度かフリーズが起きたので、ある程度ストーリーが進んだら場面を切り替える前にセーブをするように心掛けていました。
感想(※ネタバレあり)
※特にネタバレになりそうな箇所は反転
主人公の陽子ちゃん、ちょっと口が悪いけどツッコミが鋭くて大好きです。笑
最序盤の「池上何某かオメーは」で既に笑ってしまいました。
絵が可愛いのでそんなに怖くはないなーとナメきって進めていたところ、初めて怪異に遭遇した時にちびりそうになりました( ˘ω˘ )(※事前にゲーム紹介動画もキャプ画も見てなかった人)
途中からはすっかり慣れたと思っていましたが『視聴覚室でひきこに見つかるシーン』は思わず「ひゃっ」と声が出てしまいました。こえー。こえーよ。やめて。
「話しかける」を選択した時の会話が2回目までは別のものが用意されているのも嬉しかった。
…と言っても気づいたの途中からなので、どの場面でもそうだったのかはわからないのですけれど。
実は『「担任の浅倉先生みたいな人畜無害そうな人って黒幕っぽいよな…」と勝手に疑いをかけていたのですが、調査初日に浅倉先生を観察していたら
先生「今、なにか失礼な思念を感じたような……」
陽子(先生もしかして怪異なんじゃ……)
という気の抜けた一幕があったので「あ、こりゃ違うわ 浅倉先生ちょっと勘が鋭いだけのぼんやりした人だわ(矛盾)」と考え直しました。ごめん浅倉先生』!
…それにしても夜の校舎に1人で潜入できる灯ちゃんすごいなあ。いくら仕掛けが人的なものとわかってても私絶対無理です。
私はホラーは好き(だと思っている)なものの肝試しは絶対できないタイプの人間なんですが、肝試しでも夜の墓地でも校舎でも廃病院でもガンガン行けるタイプの人こそが真のホラー好きなんでしょうか。
選択肢を間違えて絶命するルートも結構テキストが面白いので、高確率で怪異に遭遇する殺されると知りつつ途中からセーブデータを分けながらわざと間違えてみていました。
学校で流行る怪談話にありそうなオチのものが多くて感心します。
スキップ機能が若干使いづらかったのと、何度かフリーズすることがあったけれど不満点はそのくらいかな。
フリーズに関しては私がスマホ内にゲーム入れまくってたり後ろで起動してるアプリがあったりするのが原因かもしれないです。
とにかく文体が好みで、メインとなる陽子・窪内のペアにも好感がもてたので夢中になって遊んでしまいました!とっても面白かったです。
物語ラストの締め方(窪内さんの例のセリフ)もなんだかオシャレで良かった。
おまけ
怪異に対してもこのキレキレっぷり。好きすぎる。
この怪異、まあろくでもないヤツでしたが…あれから登場しなかったということはひきこに殺されてしまったのかな…と思うと少し残念に思ってしまう私です。