(作者: zh 様)
フリーゲーム、untruth -アントゥルース-を遊びました。
ゲーム紹介と感想記事です。
ゲームについて
Webブラウザで遊ぶことのできるフリーのノベルゲーム。
雨の日に迷い込んだ不思議な洋館で暮らすことになった少年の話です。
いくつか選択肢があるマルチエンディングなので、こまめにセーブをしておくことを推奨します。
プレイするのに必要な時間は作者さんの説明文通り30分ほどかな。
(※記事修正の際に再び紹介ページを拝見しに行ったところ、物語が更新されプレイ時間目安が3時間~6時間に変更されていました。私が遊んだのは更新前の物語ですので、こちらに記載しております感想記事についてもその時のままとなっております。ご了承宜しくお願い致します。)
どこか不気味で不思議な嵐の夜の洋館。
次々に少年の前に現れる不可思議な現象。
混濁する記憶。不気味な住人たち。
はたして少年は、この洋館でどんな【結末】に辿り着くのでしょうか。
感想(※ネタバレあり)
※特にネタバレだろうと思う箇所は反転
やー、面白かったです。
完全に『ホラーゲームだと思って恐々遊んでいたのでラストの展開にはびっくりしつつ感動』。
短編なのにしっかりと余韻に浸ることができました。
普通に過ごそうとしているだけなのにBAD ENDになることもあり、特に『 “BAD END1 朝は来ない”は、自分ではまずい選択肢を選んだ自覚がなかったので全然覚悟してなかったこともあり不意打ちでちょっと怖かったです。
でも遊び終えた今考えるとBAD ENDは「大切な人たち」を思い出せないまま主人公が亡くなってしまったエンディング、ということなのでしょうか。そうだとしたら確かにBAD ENDとしか言えないですね』。
若干気になる点…『若年性アルツハイマーという病は30代でも発症することがありますし、元々病弱だったという事なので33で亡くなったということ自体はそれほど不思議でもないのですが、ジャスティが奥の部屋で自分の写真を見つけた時「年老いた自分の写真」があると言っていたのがちょっとだけ気になりました。
……13歳から見たら30代は“年老いて”いるのか……も、もしそうなら正直それが一番怖い……。笑』
不思議で不気味な世界観がよく表現されていて素敵でした。
彩度低めでリアル寄りな絵の立ち絵も話に良く合ってる。
遊び終えた後にもう1度遊びたくなる作品でした。