(作者:鍵虫 様/ 嫌気性ネオテニー)
フリーゲーム、木陰のアンチクリストを遊んでいました。
ゲーム紹介と感想です。
ゲームについて
※このゲームには女性同士の恋愛要素(女性から女性への恋心の描写)が含まれています。
僕っ娘の魔女、ウルティカとその弟子である少女、チコリー。
「教会」から追われる2人を森から無事に脱出させることが目的のゲームです。
バトル難易度は高めに設定されているようですが、ゲーム開始時点で選べる難易度によってゆるめに設定することも可能です。
経験値やレベルアップの概念は無いため、とにかく知恵を絞って強敵を倒すことになります。
レベル上げの概念がないなら雑魚戦はやらなくてもいいよな!と思っているとボス戦で死ねます(実体験)。
雑魚戦をこなしてmanaを貯め、適宜アイテムやスキルの修得に使いながらクリアを目指しましょう。
ボス戦で負けると相手を倒すためのヒントが得られます。
更に雑魚戦・ボス戦問わずリトライもその場ですぐにできる親切設計。
魔法陣に乗るとスキルを覚えられる場所やMP回復ポイント等、他のマップに飛べます。
感想(※ネタバレあり)
※特にネタバレになりそうなところは反転
クリアまでは1~2時間とのことでしたが、多分私の場合は3時間弱くらいかかったかな?
ヌルゲーマーなのでバトル難易度はゆるめで開始しました。
始まってみると、レベルを上げて物理で殴っておけば勝てるだろ!という普段の脳筋すぎる戦い方が出来ない仕様だったので、私はゆるめで正解だったかな……。
ラスボスは【ひたすらチコリーちゃんで厄介なほうを詠唱キャンセルさせながらウルティカさんの呪文で体力を削り続ける】という戦い方でやっつけました。
……邪道かな!?それともこれで正解!?普段とりあえず殴る戦い方しかしていないのでバトルの作法に自信がないです。
属性が月と日のふたつのみなので覚えやすく、戦闘はややこしくなかったです。
技の名前や説明文が綺麗ですてき。特にウルティカさんの技。
記載されていた通りGLとしての糖度は控えめでした。
……百合好きとしてはもう少しほのぼのした2人のやり取りを眺めていたかったなぁという思いも残りました。わがまま。
ウルティカさんとチコリーちゃんのやり取りは初っ端から可愛く、にやにやしてしまいました。
チコリーちゃんからウルティカさんへのほのかな恋心の表現が非常に繊細で、綺麗だなと感じました。
……だからこそ【終盤に発覚する“まさかの現実”に、結構本気でショックを受けてしまった】。
【ウルティカさんはきっと将来、身体が腐り落ちる前に迷わずチコリーちゃんを依り代にするのでしょう。そしてきっとチコリーちゃんも迷わずそれを受け入れるのでしょうね。
非常に切ないですが、600余年も生きてきた……最早とっくに“人間”という生き物の枠からは外れてしまっているのであろうウルティカさんと齢12の少女では価値観も何もかも違うでしょうし、チコリーちゃんがそれで良いと思うのであればそれはもうどうにもならないことなんだろうなと思います。】
さて。
私は僕っ娘が好きだ!……という話は他のゲームを遊んでいる際にも散々言ってきたのですが、ウルティカさんは一人称が「僕」な事にプラスして喋り方や性格がドストライクでした。好きにならないわけがない。
チコリーちゃんのような真っ直ぐに愛情表現が出来る素直な女の子も好きです。
【1日でも長く、チコリーちゃんがお師匠様と一緒に過ごせますように】と願わずにはいられません。
ところで生命の輪廻の謎解き、【「こうだろ!」と思って並べたら違っていたので適当に場所を入れ替えていたら解けてしまったんですがあれはなんで解けたんですか……も、もやもやしてます……(自業自得のド阿呆)】
クリア後に解放されたおまけ部屋は一度タイトルに戻るともう行けないのかな?
特に何も考えずタイトルに戻ってしまいました。
引継ぎしてお花咲かせたら何か良い事があったのかな……。