積みゲー崩しと備忘録のようなもの

ひたすらゲームの感想を残すブログ

The Vanishing of Ethan Carter

 

 

 

store.steampowered.com

 

暑い日が続きますね。
感染症が相変わらず増え続けていてお盆の帰省など心配ですが、皆さま体調にお気をつけてお過ごしくださいね。
拍手や☆、コメントなどいただいてありがとうございました!とっても嬉しいです🥰

さて、今日はSteamで購入したThe Vanishing of Ethan Carterの感想です。
今回はめちゃくちゃ攻略に頼ってしまいました……。

 

※Steamで購入するとDLCとして『The Vanishing of Ethan Carter Redux』が付いてきました。
こちらはリマスター版となっており、オリジナル版よりも操作性が良くなったバージョンであるそうです。
ただ、オリジナル版でないと日本語化が若干複雑そうだったため本記事はオリジナル版の感想となっております。

 

一言感想:気軽に遊べて良シナリオ。ただシステム面は少々不親切に感じる。

 

 

あらすじ

行方不明となったイーサン・カーター少年を探す、一人の探偵の物語。
“死者の姿を見る”能力を持った探偵が最後に辿り着く真実とは……。

ゲームについて

・日本語音声……なし
・日本語字幕……なし

PC版はプロの翻訳者の方が公式に許可を得て翻訳されたファイルを公開してくださっており、導入方法も非常に簡単です。

gametranslation.blog.fc2.com

今回の記事内に使用しているスクリーンショットはすべて、こちらの日本語化ファイルを適用した状態です。
(ありがとうございました!)


・主人公……ポール・プロスペロー。男性。死者の姿を見ることができる探偵。
・仲間……なし
・ゴア表現……あり。
結構キツめの血表現が多く、場所によっては人体欠損もある(+グラフィックが美しいこともあってリアル……)ので苦手な方は注意が必要かもしれません。

・ホラー表現……(ごく一部の場所でですが)あります!
特にびっくり系ホラーが苦手な方
はご注意ください。

・その他……このゲームはオートセーブのみで、手動セーブがありません。
セーブポイントが限られているので、謎解きに手間取るとなかなかセーブできずに困るかもしれません。

謎解きに詰まらずいけば4時間程度で終わる、と聞いて「積みゲー消化するか~」くらいの気持ちで遊び始めたものの、説明が無さすぎて迷いに迷いわたしのクリア時間は6.5時間でした。
なお、わたしは途中で諦めて攻略情報に頼ったのでこのクリア時間ですが、ノーヒントで彷徨っていたら余裕で10時間以上迷子になっていたと思います……。

一体何したらいいんだよ!!で詰みそうになった方は攻略情報に頼っても怒られないと思います……!
わたしはこちらのブログ様の記事↓にお世話になりました。

yoisyo-hate.hatenablog.com

ネタバレを極力おさえつつヒントを出してくださる形でとても有難かったです。
(ありがとうございました!)

 

感想(※この先ネタバレあり)

※この先は画像も含めネタバレがあります。

 

 

初めてプレイし始めた当初、道から外れて歩いていたら罠を発見。

「ははーん、これを……どうにかするんだね!で、どうしたらいいん?」としばらく立ち尽くして3つほど罠を見つけたものの、罠を見つけるごとに霊視できる範囲が広がっていることに気づかない+全ての罠を見つけられないというポンコツさで「ここは何も無さそうだな!先にも進めそうだし行くか!よし次!」とスルー。

 

ちぎれた脚と血まみれの電車に出会い、さすがにこれは何かがあるはず!と期待するも、遺体を調べて「まだ使えない」と言われて「あれれー?どうしてー?🥺先に進んだらいいのぉ?🥺」と大幅に間違った解釈をかましてどんどん先へ。

 

その先で家を見つけて中に入るも、謎の呪術めいたメモと青っぽい空間にお手上げ状態。
※これはパズルを解くほうの家だけ見つけ、実際の部屋を覚えるための屋敷の存在にそもそも気が付かなかった事が原因です。

……このあたりで「何か取り逃してるのかな?」と不安になってまた最初から始めました。
“何か”どころか“ここまで全部”取り逃してるんだよなぁ。

 

TAKE2。
罠はもうなんかさっぱりわからなかったのでスルー。
電車のところではようやく、「そういえばクランクを思い浮かべるシーン、近くの川辺に似てない!?」とひらめきました。
閃いた瞬間は自分天才だと思いましたが、川辺ではなんとクランクを見つける事が出来ず、自分のひらめきが間違っていたのだと判断してまたもやスルー。
(うーん、謎解きも何も……方向音痴すぎて進んでる方向が合ってるのかさえわかんないんですけどそれは……)と思いつつ歩き回っていましたが、方向音痴云々の問題ではなかったんですよね、今にして思えば。


今度もヒントを全て取り逃しながら教会に辿り着くも、キリスト像の前で「何をどうしたらいいんかわからん……」と呟きながら立ち尽くし……ここでついに攻略情報を調べてしまいました(土下座)。

意味わかんねー!!で詰むくらいなら攻略見ろ、とEl〇naでも教わったしSteamのレビューにもそう書いてありました。俺は悪くねえ!
ちなみにわたしの場合、攻略情報無しで自力で見れたイベントは一つだけ(魔女?に導かれてロウソクのある場所へ行くだけのイベント)でした。
とても恥ずかしい&くやしい。

 

そうしてゲームの進め方を理解したわたしは再びゲームを『最初から』にしました。

 

線路沿いにある4連のライト?信号機?
実はこれは2回目を最初から始めた際に見つけていたものの、よくわからずスルー→攻略見つつの3回目では何故か見つけられず、かなりの時間さまよいました……。
「え?あんなに光ってたのになんでないの?バグか?」と思いましたが普通にありました。
バグってるのはわたしの記憶力と方向感覚ですね。
ベ○スダゲーに慣れてしまったわたし、何かあるとすぐバグと疑う頭になってしまいました。

 

そして、何度やってもこの宇宙服の人物を見失い、信号探しからやり直すこと5回
わたしは馬鹿なのか?(馬鹿です)
気が変になるかと思いました。

 

最初にトラヴィスを見たのが電車のシーン(それも幼いイーサンを線路に縛り付けているところ……)なので、てっきり近所のいじめっ子とかイカれた隣人とかかと思っていたら、イーサンの実兄だったんですね。
年齢の離れた兄弟にありがちな、ちょっと意地悪なお兄ちゃんだったらしいトラヴィス。
でもこういうお兄ちゃんって、本心ではちゃんと弟を可愛いと思っているパターンが多いような気がします(特に海外のゲームや映画だと)。

 

びっくり脅かし系ホラー要素があるとは思っていなかったのでガチ目にびっくりしてしまいました。
人の気配がしたからてっきりイーサンかイーサンの家族かと思って駆け寄っていったらまさかのゾンビ😂

 

そして明かされる真実。
完全にイカれたやべー家族だと思っていたので、バケツリレーで火を消そうとする両親を見て今更ながら安堵しました。
あのワンカットのおかげで個人的には後味の悪さが随分軽減されました。
空想ばかりしているイーサンのことをみんなあまり良く思っていなかったようでしたが、それはきっと愛情の裏返しでもあったんだろうなぁと思いました。
お兄ちゃんのトラヴィスは斧でイーサンのいる部屋のドアを壊そうとして火にまかれてしまったのでしょうか(そしておじいちゃんがそんなトラヴィスを慌てて外に連れ出して、トラヴィスについた火を消そうとしている?)。
もしそうであればやっぱりトラヴィスも両親と同じように実弟を本心では可愛がっていたんだろうな~……。
……なんとなくトラヴィスとおじさんは、イーサンに辛辣な対応ばかりしたことをこの先一生悔やみそうです。

 

怪しげなオカルト物にしても現実的に考えれば絶対にありえないであろうことまで次々と起きる世界で、ずっと「これってリアルなの?ファンタジーなの?世界観がいまいちつかめないなあ」と思いながらずっともやもや歩き続けていたこともあり、あのラストは非常に納得のいくものでもありました。
子供の想像力って馬鹿にできませんよね……。

 

グラフィックがとってもきれいで、短いプレイ時間でも楽しかったです。