5月2日に絵文字箱にて猫ちゃん🐈送って下さった方、ありがとうございました!とても嬉しかったです。
GWが終わって抜け殻状態です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
暑くなってきたので久しぶりにホラーゲームを遊びました!
nippon1.jp夜廻シリーズ。有名なタイトルですよね。
※前作の『夜廻』は未プレイです。
ストーリークリアまでの感想です。あまりやり込みは出来ていません。
知っているタイトルは多いもののなかなか機会に恵まれず、実は今回が日本一ソフトウェアさんのゲーム初プレイでした。
一言感想:あなたをさらいに夜がくる
あらすじ
もうすぐ、なつがおわる。
わたしはしょうがくせい。なまえはユイといいます。
きのう、たいせつにしていた
わたしのイヌが しんでしまいました。
とてもつらくて かなしいことでした。
(ゲーム冒頭 ユイの日記より引用)
ゲームについて
花火を見に行った夜に居なくなってしまった親友を探し、昼とは違った顔を見せる夜の町を彷徨うホラーゲームです。
・日本語音声……ボイスなし。
・日本語字幕……日本製のゲームです。
・主人公……ユイとハル。
2人は小学生で、親友同士です。
・仲間……後ほど頼れる仲間ができますが、基本的にはひとりで深夜を彷徨うことになります。
・ゴア表現……とても可愛い絵柄ですが、結構容赦なく血が流れます。
絵柄がかわいい&死んで覚える箇所が強いこともあり、慣れてくるとホラーゲームというよりもアクションゲームっぽいかなと感じました。
怪異に対して恐怖を抱くというより「何回ここからやり直させるんだよ!誰かこいつを祓って!💢」という気持ちにさせられました。
ただ、ホラーゲームなだけあって音と視覚で全力で怖がらせにかかってくる&追いかけられ要素がかなり強いのでホラー耐性が全く無い方は注意が必要です。
そして子供が酷い目に遭う話なので、そういう話が受け付けない方も注意です。
子供の頃に暗闇を見て感じていた心細さ、恐怖心を思い出させる演出が見事でした。
アクションが苦手すぎて死にまくり時間がかかりましたが、クリアまでの時間は6時間ほど。
お化けから逃げながら進めていくストーリーなので、個人的にはちょうどいいボリュームだったかなと思います。これ以上長くなったらしんどかったかも。
アイテム集めなどのやり込みは終えていません。
感想(※この先ネタバレあり)
※この先はスクショも含めネタバレがあります。
怪異のスクショも数枚あるので、苦手な方はご注意ください。
ハルとユイは親友同士の小学生。
ハルは間もなく引越しを控えており、ユイは2頭いた愛犬のうち1頭が亡くなって非常に落ち込んでいます。
導入部分(チュートリアル)からかなり衝撃が強くて、「え!?」と声が出ました。
最初のうちは謎死が多くて「え!?なんで死んだ!!?」と叫びながらのプレイでした。
後で考えると、恐らく最初の頃は怖すぎて懐中電灯を消して歩いていたので道順を制限するために配置されていた魚(?)の巨大お化けに引っかかっていたのだろうなと思います。
ユイとハルっていくつくらいなんでしょうね。
書き文字や絵を見た感じは小学校低学年くらいに見えますが……。
お化けのビビらせ方にパターンがあると気づいてからは少しずつ冷静に対処できるようになってきました。
・追いかけてくるお化け
・待ち伏せお化け
・巡回お化け
・懐中電灯の光を当てると見えるようになるお化け
・光を当てると追いかけてくるお化け
……などなど。
コトワリ様は、初めて見た時から怖くは無かったけれど逃げるのがとても難しかったです。
一番難しかったのはロボットを集めながら逃げるところ。
何度やり直したかわからないくらいやり直しました😭
電車事故で亡くなったと思しき女の子の幽霊は可哀想でした。
自死か事故かわかりませんが、亡くなった後もこんな形で苦しむことになるのはつらいな……。
自死は大罪で、そうして亡くなった人はその場で永遠に同じ死に方をして苦しむことになるという説がありますが、この女の子はまさにそういうことなのかなと思いました(踏切に佇んでいましたもんね……)。
見つけた傘を持っていきました。成仏できたのでしょうか……そうだといいけれど。
『真夜中』の章をクリア後にバグって暗転したまま画面が動かなくなりました。怖いバグやめて。
↑何度もやり直したので個人的に恨んでいます。笑
最後にムカデを追っていかないといけないことに気づかず、先に進んでしまってまたやり直しになった時は頭を抱えてしまいました。
ちなみにこのムカデは前作にも登場したそうで(というか、そもそも隣町自体が前作舞台となった町らしいですね)、前作を遊んでいたファンなら迷わずムカデについていけたのだろうなと思いました。過去作を遊んでいないわたしの落ち度です。
田んぼの端っこで出会った「いいよって言うまで出ちゃダメだよ」のお化けが、出会ったお化けの中では1番怖かったです(いいよって言われる前に出てしまったせっかち人間の感想)
それから、ネズミの霊!
ガシャドクロ?は、戦い方が最初全く分からず苛立ちがつのりました。が、最後は可哀想で悲しかったです。
ハルちゃんの「もう、こわくないよ」という台詞と、死んだネズミを大切に埋葬してあげる優しさは泣けました……。道端で死んでいるネズミを拾って埋めてあげるって、なかなかできないことだと思います。
エンディング周辺
最初は何の疑いも無くチュートリアルと同じ流れを辿ってしまいましたが、山に入る前に読んだ看板の内容と、背後から聞こえるチャコの鳴き声を頼りに引き返しました。
セーブデータが分かれないオートセーブ仕様のゲームなので今となってはもうわかりませんが、ユイを操作する最初のチュートリアルでも山を降りようとすることはできたんでしょうか?
あの時チャコがずっと鳴いていたのは飼い主を止めたい一心だったのかも……と思うとつらいです。
ラスボスはなかなか倒せなくて倒し方を調べてしまいました。
(↑お世話になりました)
走って逃げろと言われた際に迷わず走っていたことが敗因でした。立ち止まらないといけなかったんですね。
始まりの時点で予想すべきだったけど、クリアしても後味の悪さが残る悲しい話で、ホラーゲームとして秀逸なシナリオだと思いました。
スタッフロールの際のゆるい絵で、チャコの隣に描かれていたユイが消えた瞬間はちょっと泣いてしまいました。
まだ小学生のユイが自死を考えるほど追い詰められた原因として今回一番責任を負うべきなのはユイの両親であり、家族についていくために引っ越さなければならなかった子供のハルに責任は無いと思うのですが、優しいハルが「わたしのせい」と一生自分を責め続けてしまうことは容易に想像できます。
最後のハルの日記の「引っ越して新しい友達が出来ても、この夏のことを思い出したりするのかな。生きていくってとっても怖い」という一文がまた後味の悪さを強調しています。
『この夏を忘れること』を恐れている訳ではなく『この夏を思い出すこと』を恐れているハルが、今後生きていく中でふと「あれ?」と思う瞬間が来て、もしもまたいつかあのラスボスに呼ばれてしまう日が来たらユイと同じ道を辿ってしまいそうな……そんな薄暗い予感がします。
そしてこのブログを書くにあたってスクショを見返していて今更気がついたんですが、ハルの腕無くなってたんですね!?
ラスボス戦での「……切る?」っていうの、糸をじゃなくて自分の腕をってことだったのか!!!!
ああ……だから最後、ハルは血を流しながら逃げてたんですね。察し力が低すぎて今の今まで全く気付いていませんでした。ハル……。幼い子供が親友を断ち切った代償、あまりに重すぎます。
謎解きの難易度が易しめで、察し力の低いわたしでもラスボス以外は詰まることなくクリアできて助かりました。
ただ、アイテム集めはなかなか歯ごたえがあります。(諦めてしまいました……)
ホラーゲームが昔はとても好きだったのですが、今回深夜廻を遊んでみて、ホラーはともかく子供が理不尽に酷い目に遭う話に耐性が無くなってきているのを感じました。
子持ちじゃなくてもこうなるとは。年を取るってこういうことなのかなー……としみじみ考えています。
そしてやっぱりアクションゲームがへたくそで悲しくなります。
では、今回はここまで。
おまけ:深夜廻がお好きな方への個人的おすすめゲーム
……と言いつつ、実はあまりジャンル『ホラー』な作品を沢山は遊んでいないことに気が付きました。
ずっと昔から愛してやまないノベルゲームです。スマホでもSteamでも遊べるよ!
深夜廻のようなアクション要素はないものの、キャラクター同士の関係性に惹かれる方にはここのゲームは全部おすすめです。
深夜廻よりもリアル寄り、だけど怪異のデザインというか方向性は似ている?ような気がします。こちらもノベルゲーム。
古き良き和風ホラーがお好きな方はぜひ。