Entabridge Co., Ltdさんのスマホゲーム、普通な僕と、普通じゃない僕の友達を遊んでいたのでゲーム紹介と感想を。
あらすじ
学園内に人間ではない生き物が紛れ込んでおり、それに気づいた人間はその生き物に食べられてしまう……そんな怪談話が囁かれている『きさらぎ学園』。
この学園に転校してきた平凡な人間である主人公、三橋はじめは友達が出来ない事に悩んでいた。
そんな時、はじめは突然声をかけてきた鬼塚勇という名の先輩に不思議な部活への入部を頼まれる。
その部に所属している鬼塚と真条マリは、実は普通の人間ではないらしく……。
ゲームについて
時折出てくる選択肢を選ぶことで物語が分岐するノベルゲームです。
ジャンルは現代×ファンタジーな学園モノ。
さくさく進めることができ、選択によってBAD ENDやANOTHER ENDに辿り着いた時は広告を視聴することで選択肢の直前からやり直すことも出来ます。
イラスト数が非常に豊富です。
敢えて正解ではなさそうな選択肢を選ぶことでしか見られないイラストもあるので、ぜひ寄り道を楽しんでみてください。
物語の章は細かく分けられており、良いところでオートセーブされるためやり直したい場面からの再プレイも簡単です。
すべてのルートを遊び終えると、登場人物たちがアプリ製作の裏側を話してくれるおまけが開放されます。
登場キャラクターによるメタ話が苦手な方でなければ、おまけの開放を目指してみるのも良いと思います。本当にさくさく遊べるのでそれほど手間もかからないはず。
エンディングを見終えると番外編が追加されますが、この番外編のみ有料のシナリオとなっています。
感想(※ネタバレあり)
とにかくさくさく進めていけるのが良かった。
登場人物はみんな可愛いしシナリオには笑えるところも泣けるところもありとても楽しかったです。男女比も偏りがなくて良い。
キャラクター数が少ない分、短編でもしっかりキャラクター一人一人について描かれていました。
メインの登場人物はみんな好きだけれど一番のお気に入りはいのりさんかなぁ。
マリさんに対する若干百合っぽいような絡み方も、お茶目で冗談が上手なところも、種族が特殊な分抱えているものが非常に大きそうなところも頭が良いところも全部好きです。
海や肝試しのイベントでは、あ~やっぱりこういう学園らしいイベントがしっかり描かれるストーリーが好きだなぁ私……と再認識させられました。
イラスト数が多いのも嬉しかった。制服以外の立ち絵も沢山ありましたし。
とっても好みの絵柄です。
特にマリさんの笑顔に癒される……。
さて。
かなり序盤の方で部活に入らなかったり選択肢を間違えたりしてはじめが部活から離れても、どうやらいのりが殴打されて勇とマリが退学に追い込まれることは変わらないようでした。
そもそも学園長がいのりを殴ったのは彼らが人間であるはじめと交流を持っている事が許せなかったから…だったと思うのですが、はじめが部活から離れていても同じことが起きていたのはなんでなんだろうな~と若干疑問に思っています。
そっちのルートでははじめ以外の人間を部活に入れたってことなのかな。
学園長についてはちょっと…なんとも言えない…。
過去には同情しますがだからと言って自分の行いを他人に擦り付けた挙句一人の若者の命を奪う(未遂でしたが)っていうのは人間として終わってるな…としか思えませんでした。わたしのこころはきたない。
でも最後のほうはとても感動してうるっときてしまいました。
本当、はじめくんみたいな人間が世の中にもっと増えるといいですね…私もああいう素敵な人間になれるように努力していかないとなぁ。
あ。
どうでも良い事なんですが、実は軽音部ENDで初めて勇の読みが「イサム」なことを知りました。
ユウだと思ってたよ。
関連記事