フリーゲーム、SPIEGEL EIを遊びました。
ゲーム紹介と感想記事です。
(作者: タオ様 / TEPEMOK)
※DLは製作者様のサイト、TEPEMOKからどうぞ!
ゲームについて
探索型サイコアドベンチャー。
エンディングは5種類。
プレイヤーは鏡の世界と現実の世界を行ったり来たりしつつ探索を行うことになります。
セーブポイントはマップ上にあるので、見つけたらセーブしておくのがおすすめ。
ただしエンディング分岐条件は目に見えないためセーブデータを分ける場合は少しコツがいるかもしれません。
そのあたりに関しては作者様のサイトに攻略ヒントがあります。
ネタバレが気になる方はとりあえず自力で1周してから見てみるのも手かも。
感想(※ネタバレあり)
謎解きに苦戦し、プレイ時間は1周目終了時点で3時間半ほどでした。
運よくAのエンディングが一番最初に見れたので、その後も少し前のセーブデータを読み込みながら色々調整して見てきました。
いやー 面白かったです。
イラストやBGM、雰囲気が綺麗。
後半のおどろおどろしい空気、少しずつ様子がおかしくなっていく孤児院内の装飾や鏡世界のマップがおぞましくて、可愛らしいイラストとのギャップが素晴らしかったです。
※以下はゲーム内で解るキャラクター情報を自分なりに考察?解釈?したもののまとめです。反転無し。
プレイヤー……キャラクターに視認されている? アイがプレイヤーの手によって動いていることを知っているような発言をするキャラクターが多い。
アイ……物心ついた時には孤児院(※ゲーム内で出てきた孤児院とは別)で過ごしていた。そこにやってきた男性に養女として迎え入れられるが、男性の妻に受け入れてもらうことが出来ず存在を無視・否定され続けた。妻に責められ続け精神的におかしくなってしまった男性(養父)に公園に連れ出され、無理心中を図られるも自分だけ助かってしまう。養母に再び捨てられて今回の孤児院へやって来た?
もう1人のアイ……アイの体を乗っ取ろうとする。もう1人の人格?
養父……アイを引き取ったものの、実子を亡くした事でおかしくなってしまった妻との溝は深まるばかりだった。アイと共に無理心中を図り死亡。
養母……鏡の世界で時折現れていた鳥の正体。現実世界での生死は不明。実子を喪った傷から立ち直ることができず、アイを拒絶する。子供部屋(?)にアイが居るにも関わらず「なんだ……誰も居ないの」等と発言。アイが居る事を知りながらわざとアイを無視し続けていたのか、本当に精神が不安定になってアイを認識できなくなっていたのかは不明。少なくとも旦那がアイを連れてきた直後は存在している事を認識しながら否定していたようだが……。
フロイ……意味深な発言が多いので解釈に迷ったけれど、出会ったばかりのアイの過去・事情を深く知っているとは考えづらい。アイたちやプレイヤーに攻撃的な発言を繰り返していた彼女はアイ、もしくはもう1人のアイが作り出した幻想のようなものなのかもしれない。
テューマ……孤児院のメイドさん?が「女の子みたいな恰好を~」と話していたので多分男の子なんだろう。この子についても実はよくわからない……。「テューマは(鏡の向こうの世界には)ついていけないから待ってる」という発言があったので、鏡の向こうの世界で出会うテューマはアイ、もしくはもう1人のアイが作り出した幻想? アイが元々いた孤児院にも彼に似た子が居たらしい。同一人物だろうか。
トルソ……人間ではなくドールのようだが、この子が一番よくわからなかった。選択によってはアイを殺害することさえあるけれど、あれは“キツい発言をするフロイ”と同じくアイ・もしくはもう1人のアイが作り出した幻想なんだろうか?
ティル……アイを引き取った養父・養母の実子。アイと同い年。父の持っている拳銃に興味を惹かれ、父の部屋の机の引き出しに入っていた拳銃を取り出す。暴発したのか誤射してしまったのかは不明だが、恐らくこの拳銃が原因で命を落としたと思われる。ティルの死によって母は心が不安定になり、旦那に対し拳銃をきちんとしまっておかなかったこと、まるでティルの代わりのようにアイを引き取ってきたことを責めるようになった。
そもそも孤児院の一室に養父の部屋(拳銃がある部屋)があるわけはないので、今回ゲーム上で歩き回っていたマップは全てアイの見ていた幻だったのかもしれない。
1回しか選べない会話内での選択肢は片方しか見れていないものが多く、解釈も間違っている可能性は大いにあります。み、見逃してください……('、3_ヽ)_
他の方の考察や感想も知りたいのでまた後日ググってみたいと思っています。