毎日暑いですね!皆様いかがお過ごしでしょうか?
6月末頃にWaveboxにて絵文字を送って下さったり、記事に☆を付けてくださったり、いつもありがとうございます🙇♀️✨
実は色々ありまして職無しになりました。失敗しないように職探しをしつつ人生頑張ろうと思います。頑張れるといいけど。
さて、今日はホラーゲームTHE DARK PICTURES: MAN OF MEDAN(マン・オブ・メダン)の感想です。
The Dark Picturesはシリーズとして展開されており、こちらのマン・オブ・メダンはシリーズ1作目となります。
制作会社はSupermassive Games。以前こちらのブログでもご紹介しましたUntil Dawn(アンティルドーン)の制作会社です。
システムやシナリオはアンティルドーンに非常に似ており、今回もプレイヤーの選択によってキャラクターの生死が異なってきます。
一言感想:その夜、一体何人死んだ?
あらすじ
第二次世界大戦後、大型船に乗船していた二等兵ジョーは、仲間の二等兵と飲酒&トラブルを起こした事で軍曹から罰を受ける。
医務室に運ばれたジョーは仲間である兵士たちの悲鳴と銃声で目を覚まし、慌てて部屋を飛び出した。
混乱する船内、横たわる仲間の兵士たちの死体……何が起きているのかわからないまま、彼は、この船の中で見かけるはずのない子供の姿を目撃する。
―—それから長い月日が経ち、現代。
とある若者グループたちは、“ちょっとした目的”を果たすため、大海原の上に集まった。
これから何が起こるかも知らずに……。
ゲームについて
・日本語音声……なし。英語音声のみです(一部フランス語のキャラクターも居ます)。
・日本語字幕……あり。
・主人公……チャプターによって操作キャラクターが切り替わります。
・ゴア表現……血表現あり。
・ホラー表現……ホラーゲームなので、かなり多め。特に大きな音でびっくりさせてくる表現が多いです。
複数人で遊ぶモードがあり、マルチプレイでないと取れないトロフィーもあるようです。
メインの登場人物は5名と少な目で、想定プレイ時間も5~6時間程度のようです。
ちなみに、わたしの1周目プレイ時間は8時間でした。
感想(※この先ネタバレあり)
※この先はスクショも含めネタバレがあります!
どうしてもUntil Dawnと似通った点が多く話題を避けて通れなかった為、Until Dawnについてもネタバレしています。
Until Dawnの真相について直接的なネタバレはしていないものの仄めかす表現はあるので、Until Dawnも本作もプレイ予定でまたプレイしていない方はご注意ください。
※一部、ちょっと怖めのスクショもあります。苦手な方はお気を付けください。
・初回プレイ時の状況……主人公サイドは全員生存しました。やったー!!!!
……実は今回、シナリオは好みだったのですが私が通ったルートでは登場人物があまり合わなくて、1周しかしていません🙇♀️💦全員生存したし、もういいかなと……。
よって、キャラクターの死亡時のゴア表現がどんな感じなのかわかりません。アンティルドーンみたいに暗転したんでしょうか。
アンティルドーンと同じく、通るルートによってはキャラクターの印象が大きく変わる場面もあったのかなと思います。
良かったところ
日本語訳が適切かつ親切。
選択肢の上の部分、このセリフをどんな感じで相手に伝えるのかというのを分かりやすく表記してくれていたおかげで選択肢のミスを最小限に抑え、1周目から全員生存できたのだと思います。
ストーリーについて
作中で使われていた曲がちょっとFall○ut感あって好きでした。なんていう曲なんだろう。
てっきり主人公だと思っていた2人の米兵がいきなり亡くなり、「まんまアンティルドーンだ!」と驚愕しながら始まったストーリー(その他システムもあまりにアンティルドーンで「えっ?もしかして同じ会社が作ってる??だってこれはさすがに……」と慌てて調べて、同じ制作会社の作品だと知りました)。
舞台が逃げ場のない海上であり、初っ端から幽霊らしきモノが出てきた事から序盤~中盤の恐怖度はアンティルドーンよりも高かったです。
夜中に遊んでいて「怖いから続きは明日やろっかな……」という気持ちになった回数もマン・オブ・メダンの方が多かったです。
今回は登場人物が5名と少なく、移動できる船内もそれほど広くありません。そのおかげで収集物は見つけやすかったように思います。コンプリートしてないけど……。
この『舞台を変えただけのアンティルドーン』感はいつ払拭されるかな……と思っていましたが、残念ながら最後までその印象は拭えませんでした。
人為的ホラーだと思っていたらそうではなかったのがアンティルドーンでしたが、今回はその逆で、完全オカルトだと思っていたら科学的な理由があったのがマン・オブ・メダンという感じでした。
でも……だんだん愛着の湧いてきた登場人物をなんとか救いたい!と思わされたのは圧倒的にアンティルドーンでした。このあたりは完全に個人の好みによるものです。
シナリオは個人的にはマン・オブ・メダンのほうが納得がいくので好きかなと思います。
納得がいかなかったことと言えば、強盗団(?)がどうしてわざわざ金目の物なんて無さそうな幽霊船に乗船しようと思ったのかが不思議でたまりませんが、まあ乗らないと話が始まらないですししょうがない……。
→そういえばアレックスたちが幽霊船の隠し財宝の地図?みたいなものを拾っていたんでしたっけ??もうすでに記憶が曖昧です……。
普通に日常が流れていたはずなのに、ある日突然何かが起こった様子の船内……というところで『メアリー・セレスト号(※Wikipediaリンク)』を思い出しました。
しかし、どんなホラー表現よりも最初の船強奪シーン&終盤おかしくなった強盗団のボスに追い掛け回されるシーンが一番怖かったです。
やっぱ生きてる人間が一番怖いよ。
キャラクターについて
今回、あまりキャラクターたちの性格が自分に合わず感情移入できませんでした。
リアルと言えばリアルなキャラクター設定だったのかもしれません。
とりあえず主人公となる『若者5人』について振り返ります。ブラッドとフリスは好きです。
アレックス
ジュリアというお金持ちのガールフレンドが居る男性。
ジュリアとは遠距離恋愛のようですが、仲は良好です。
今回は自身の弟であるブラッドと、ジュリアの兄であるコンラッドも交えてダイビングへ来ています。医学部だそうです。
船を強奪された際はフリスを「強盗団とグルなんじゃないのか?」と疑っていたものの、間違っていたと分かったらすぐに謝るところは良かったです。そういうの、人としてすごく大事だと思う。
ブラッド
アレックスの弟。ちょっと人見知り?
お酒にはあまり強くないようです。
関わりの無い兄の彼女とその家族と共に今回の休暇を過ごすこととなり、緊張しているようです。そりゃそうよ(陰キャの感想)。
今回のメンバーの中で一番若いと思われます。
余計な事を言ったりやったりしない子だったので、ブラッドの事は好きです。
ジュリア
アレックスの彼女であり、コンラッドの妹。
かなりお金持ちらしく、今回のダイビングツアーはジュリアたちがお金を出しているようです。
美人ですが性格はキツめで、わがままな部分が目立ちます。
コンラッド
ジュリアの兄。もちろんこの人もお金持ち。
女好きで軽薄な面が目立ち、かなり要らん事しがちな人です。
わたしの通ったルートでは、コンラッドが強盗団を刺激したせいであんな目に遭うことになってしまったので、あまり良い印象がありません。
お前よくあんな人(片目が濁ったイカついガタイの良い男)が乗ってる船をあんな形で挑発したな……!
フリスと共に強盗団から逃げるシーンでは、『(テーブルを)押す』『隠れる』のふたつのコマンドがあり、てっきりフリスと共に隠れると思っていたので『隠れる』を選んだところフリスを置き去りにして一人で逃げて行ったので「はぁ!?」というまあまあ大きめの罵声が出ました。
ちょっともうほんとサイテー!!アンティルドーンの若い男性陣を見習え!
(ちなみに、コンラッド役の俳優さんは有名な方らしいです。海外作品をよく観られている方はご存じかもしれませんね)
フリス
ジュリア&コンラッドが雇った、デューク・オブ・ミランの船長。気の強そうな美人。
しっかり者で真面目。合わない登場人物が多かった中、わたしが通ったルートでのフリスはずっと真面目で良い人でした。最初からまっとうな事しか言ってないのに理不尽にパリピに振り回される、物凄くかわいそうな人。
生真面目すぎるのか一行からは煙たがられていましたが、フリスのことも好きです。
もはや途中からはブラッドとフリスが死ななければわたしの中ではハッピーエンドだと思いながら遊んでいました。
……それにしてもこのゲーム、『仲の良い5人の若者が事件に巻き込まれ~』というような紹介文なのですが、フリスはこの紹介に絶対納得いってないと思います。このはた迷惑で人の話を聞かない人たちの仲間に勝手にフリスを入れないであげてほしい。
ストーリーについて
プレイ中に取っていたメモより、感想をいくつか抜粋しました。
・アンティルドーンより純粋に怖い。舞台設定が最高に怖い。
カップルであるアレックス&ジュリア以外は一緒に行動する人達がそんなに仲良くなくてお互いによそよそしいのも恐怖を増幅させている気がします。
こんな奴らと一緒にいても心の支えにならん!
・QTEと隠れる時のアクション(アンティルドーンで言う「動くな!」)が楽になってて助かりました。
・バカップル、ダイビングへ。
至極まっとうな理由でダイビングを止めるフリスに対し、ずっと「ってかなんなの、あの船長??ウッザww」という態度のジュリア。嫌。
・ここまでで誰か死ぬ可能性あったん!?と驚いた、キュレーターさんの発言。
慎重に進めて良かった。
・コンラッドを追いかけてくる水兵服姿のブロンド女性、かわいらしくて見惚れました。
しかしコンラッド、女好きでもさすがに幽霊相手は無理か〜w
・爆笑(ホラーゲームで笑うな)
だってもうこれ、ほぼほぼアンティルドーンのウェンディゴじゃないですか?
え??モデリング流用してる?
・フリスやさしーッ!!!!!!!!
(わたしの選択のせいで)あなたを見捨てて逃げた男(※『隠れる』を選択したらコンラッドが一人で逃げました)なのに助けてくれるなんて……!
コンラッド、お前はまずフリスに謝りな!自分だけ逃げてごめんなさいって言いな!
・精神攻撃をしてくるタイプの幽霊、こわい。
キュレーターさんが言うには、この船の哀れな乗客たちの魂を救う方法があるそうです。
キュレーター「その方法はおわかりですか?」
わたし「えっ いや知らん……なに……」
なに……??教えてよ、そこまで言うなら。
・救助の要請の方法までアンティルドーンすぎん?
そんなに海外では無線での救助要請がメジャーなんですか。海や山で遭難した時のために無線の使い方を覚えておかないといけないなと思いました(小並感)
・無線機の修理の方法を探しに行く際はブラッドとジュリアが行きました。
ブラッド好きなので、死なせないように頑張りたい。
・そこで戦争用の化学兵器である幻覚剤の存在が発覚。
今回の一連のホラー体験、これのせいなのでは?
・漁師(?)たちの仲違いを見ました。
この人たち、確実に悪人ではあるけど、ほんとは人を殺すほどのことはしたくなかったのかもしれないな……。
・アンティルドーンとは逆パターンで、幽霊かと思ったら科学的に証明出来る理由だった というのが今回の真相ですね。
わたしはこっちの方がシナリオとして好きかもです。
・この状況で安全地帯に居たフリスをわざわざ呼び寄せるアレックス、おかしくないですか!?
あいつハンマー持った大男ですよ!?
男性の方が圧倒的に力が強いんだから、呼ぶならせめて怪我してるとはいえコンラッドだろ!
お前らフリスが一生遊んで暮らせるくらいの金払えよ!絶対だぞ!
フリス可哀想すぎるもん、こんなの。完全に巻き込まれただけじゃないですか。
ダイビングの頃からずっと「そういうことしちゃダメ」って止めてたのに……。
・主役の若者5名側は全員生き延びました。
敵側のジュニアは助けられず。あの人も上手くやれば助けられたのでしょうか。
ジュニアはあんまり悪い人じゃなさそうだったから少し可哀想でした。
・そして……
無線で救助要請しておいて自力で逃げてて爆笑しました。いや、待って全然笑えん。どこまでも迷惑な……!
これ、救助の人たちが「無線で連絡した人達はどこへ?」と船内に入ってきてしまったら幻覚剤で殺し合いに発展する予感しかしません。
………………え、アレックスたちなんなの?本当に最低じゃないですか?(真顔)
・最悪のエンディング
ほら!エンディング!ほらーッ!!!
さっき言ってた通りになってんじゃないですか!
主人公たち!この兵士たちはお前らのせいで死ぬんだぞ!
反省しても許されんよこんなの……どうして……どうして…………。
……こうして、わたしのマン・オブ・メダンは幕を閉じました。
“体験するホラー映画”のようなTHE DARK PICTURESシリーズ。
綺麗な画面、工夫されたホラー演出、手の込んだ仕掛けにはやはり圧倒されます。登場人物さえ合えばかなり好きな系統のゲームなので、またシリーズの他作品も遊んでみる予定です。
できれば夏の間にホラーゲームいっぱいやりたいな!
では、今回はここまで。