ヘッドライナー:ノヴィニュースを遊んでいたのでご紹介と感想など。
国にある唯一の情報機関として情報操作を行い、国民の感情をコントロールするゲームです。
一言感想:燃やせ!燃やせ!燃やせ燃やせ燃やせ燃やせ燃やs
あらすじ
あなたはノヴィスタン国にある唯一の新聞社、『ノヴィニュース』の編集長。
あなたがすることは、上がってきた記事を承認するか拒否するか。
ただそれだけ。
いくつかの記事の掲載を承認・拒否したら後は帰宅するだけです。
シンプルなゲーム性ですが、独特な世界観があるので記事の内容をしっかり理解するまで少し時間がかかるかもしれません。
そして世界観を掴み始めた頃には自分が掲載した記事のせいで情勢が大変な事になっているという。
1周数時間程度で終わり、周回要素があります。
ゲームについて
・日本語音声……ボイス自体なし
・日本語字幕……あり
・主人公……男女自由に決める事が可能。
※どちらの性別を選んでいたとしても恋人候補となるキャラクターは女性です。
感想(※この先ネタバレあり)
この先は画像も含めネタバレがあります。
まずは1周目の記録から。
もはや現実世界でも見慣れてしまっているお知らせ。
兄がいるという説明も何もなく突然話しかけられたので、急にお金を無心して来る変な人だ……と思ってしまったお兄ちゃん。
(わたしは初回たまたま女性編集長だったので、ひょっとして彼氏?とも思いました)
お兄ちゃんはコメディアンということで、本当に“喋り”で勝負する人のようです。
日本語訳の影響なのか海外風のジョークに疎いせいなのか彼のジョークはわたしにはいまいち笑いどころがわかりませんでしたが、かなり『面白い』人として人気を集めているようですね。
ただ、精神的に不安定な一面があり一人にしておくとひやひやする人でもありました。
パッと見普通に陽キャに見えるんですが、内面が共感できすぎてちょっと引きずられそうになり危なかったです。
1周目の終盤は減給で余裕がなく、保釈金を払わずにいたところ勾留されていた兄が勾留の記録を抹消されそのまま行方不明になりました。
殺されちゃったのかな……。
陰謀論の記事を掲載したら怒られました。
3回までは許してくれるらしいです。
このままクビになるかと思ったら案外やさしいんだね。
でも給料ガンガン減らされて虫の息です。
犬とかドローンとか拾ってる場合ではない。
拾ったドローンが「外でカラスを見つけて殺しました」と死体を見せてきたのがシンプルに嫌だったので「ひどい」と言ったところ、ドローンはネットで“飼い主に贈り物として獲物を獲る猫”の動画を参考にしてこういった行動を取ったと言ってきました。
正直ちょっとかわいいなと思ってしまいましたが自分で食べるわけでもないのに生き物を殺すのはやめてほしいですよね……。
わたし自身が鳥類全般好き=もちろんカラスも好きなせいもあるかもしれませんが。
ていうか室内にカラスの死骸は呪われそうでマジで嫌です。やめて。
わたしの頭が悪い+世界観がしっかりしているのコンボで記事の内容がそもそも「何が言いたいのかわからん……」状態の為、適当に記事を掲載したりしなかったりして怒られるという流れを繰り返していたら終わっていたという感じでした。
誰かプレイヤーにこの記事は何を意図しているのか詳しく教えてください(記者役とは思えない言葉)。
政府への怒りに満ちた記事ばかり掲載し続けていたらボスは逮捕されるし兄も逮捕されるし総理の演説中にデモが起きて街が炎上するし大変なことになってしまいました\( ‘ω’)/
報道って怖い。
画像の縦横比が乱れてますよと思ったらこういう顔の人だったみたいで爆笑してしまいました。
全然笑えるシーンじゃなくむしろシリアスな場面だったのに。
こうして主人公編集長は2週間で解雇を言い渡されました。
傷心しつつ仕事をしていたらこんなメモが(PCに登録されている本名が書いてあったので一部消しています。この手法はDDLCでもありましたが、やっぱり唐突にプレイヤー自身に話しかけられているようでドキッとしますね)。
街を火の海にしろ!ですって。
確かに今回はちょっと人の意見に流される風見鶏をしすぎた気がします。反省。
多分、やるからにはもっと突き抜けないと駄目だったんですね。
同僚のかわいこちゃんとハッピー♡エンドを迎えられたことだけは最高に良かったです。
女性にしておいてよかった~!(百合脳)
では2周目の記録。
燃やせ!って言われたからにはエンジン全開でいくぜ~!!
次も女性編集長にしました。
クビにされた1人目の仇を討つぞ!
日本語名の方が覚えやすいよねと思って“ヤマダ ハナコ”さんにしたんですが、気づいたら名字がやまだやまだになっていたので慌てて修正しました。
一体どうしてま○だまえだみたいに……。
1周目で逮捕されたボスが居るからパラレルワールドだと思ったのですが、外で会えたエヴィが若干“新しい編集長”に対して冷たくてびっくりしました。
あれ、それとも1周目の時点からこんな感じでしたっけ……?
おお。
やっぱりちょっと引き継ぎ要素みたいなものがありそうです。
今回の世界線ではベターバッズと政府にゴマをすりまくりました。
兄はベターバッズを飲んで暴れるようになったようです。
レアリス出身の同僚はあからさまに差別された果てに強制送還となり、戦争が始まりました。
なんでこうなるの。
犬とドローンは飼わず、ただただお金を稼ぐ日々。
気が狂ったみたいなラインナップになってて笑いました。
ここお酒専門店じゃなかったでしょ!?
この調子で3周目までは遊んでエンディングを見ました。
実績は埋まっていませんが、色々条件分岐を見る限りこれを全部埋めるとなるとかなりの気合が必要そうです。
あ!
それと、これは遊び終えて実績をぼーっと眺めていて気が付いたのですが、実績文煽りすぎじゃないですか?
Day 7
Why are you even playing this?(なんでこんなもんで遊んでるの?)
Day 8
Don't you have, like, Red Dead Redemption 2 to play or something?(レッドデッd……他のゲームとか、やることないの?)
……などなど。
賛否両論ありそうですが、わたし個人はこういうお遊び要素大好きなのでにやりとしてしまいました。
そして動物好きな人はぜひわんちゃんを飼おう!
ビーグル犬でしょうか。
どういうゲームでもやはりペットはよいものです。
プレイヤーがループしていることに気づいているような登場人物の台詞や細かい違いがあり、遊ぶ側を飽きさせない工夫が良かったです。
このゲーム、唯一の報道機関ということもあって国民の感情が完全にノヴィニュースの報道に左右されてしまうので、改めて報道って怖いな……と感じるのですが、報道してくれる人がいなければ国民は何も知ることが出来ないのも確かなんですよね。
報道機関のありかたについては現実世界でもかなり色々言われますし、わたし個人も思うところある日もあります。
でも色んな視点からの報道に触れられる現実世界に感謝しつつ、情報の取捨選択には気を付けていきたいなと思いました。
おしまい。